ミスターメロディ引退

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ミスターメロディ引退

初めてこの馬を見たのはファルコンSだった。

初芝・初重賞で堂々勝利。正直、度肝を抜かれた。それくらい強く見えたのだ。

17戦でG1高松宮記念1勝を含む4勝、2着3回、3着1回。十分立派な成績である。

スプリンターズSの走りを見るに来年の高松宮記念までは走ると思っていた。だが、やはりJBCスプリントを走らせたということは、スプリンターズSの結果を踏まえてか、はたまた前々から決めてたか分からないがこのタイミングでの引退は濃厚だったのだろうか。

競走馬としては引退だが種牡馬として優駿SSに入ることが決まっていて第二の仕事が始まるわけだ。私としてはむしろここからが興味深い。

まずスキャットダディの代表産駒であるジャスティファイは早逝してしまった。つまり血を残すという意味でミスターメロディはなかなか重責なのである。

今週のJCにも出走するカレンブーケドールも母父に同馬の血を持つが、こちらは牝馬。やはり牡系に血を残す役割はミスターメロディが受け持つだろう。

ミスターメロディもカレンブーケドールも共通点が3つある。

①成長が早い

②スピードがある

③芝に対応

ミスターメロディ自身は○外ということもありサンデーサイレンスの血も持っておらず、また馬体も約490kgで馬格の小さいディープ牝系などにも付けられるメリットはかなり大きい。

産駒は短距離中心になるだろうが、ヘニーヒューズ産駒以上に芝適応能力が高そうなので、今後の子どもが楽しみである。

最後にはなるが、ミスターメロディ。現役生活お疲れ様でした。


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