独り言 胸のうち
子どものスポーツの記事を書くようになって9−10年くらい経つ。
最近は、何人かの人から「いっしょによりよい方向へ変えていきましょう」と声をかえていただくこともある。うれしい。
でも、「子どものスポーツをよりよい方向へ変えていくのが自分の仕事」と考えて仕事しようとすると、なんかエンジンのかかり方が悪いのだ。
無能な私でも、自分なりのレベルで動けるとき、書けるときというのは、
「なんでこんなことになるのか」
「いつからこんなことになっているのか」
「他でもこんなことになっているのか」
「どうしたらこんなことにならないのか」
ただ関心を持って、なんだろう???と感じているときであって、「社会の役に立とう」と意気込んでいるときではない。。
「よりよい方向へ変えていくのが自分の仕事」だと思うと、うまく仕事できないことに、罪悪感も感じている。「なんでこう自分には正義感や社会を変えていこうという気持ちが欠けているんかな」と落ち込んだりすることもある。
そういうことで落ち込んで、罪悪感を感じていると、ますます自分が情けなくなってきて、自分の情けなさにつきあっているうちに一日が終わる。
それで割り切ることにした。自分はなんで、なんで、と思うことからはじめて、取材して、調べて、書けばいい。もしかしたら、私の発表したもので、誰かちゃんと力のある人がよりよいスポーツ環境作りへのひとつの材料にしてくださるかもしれないのだ。それを私は願っているのだし。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。記事は無料で公開し、みなさまからのご支援は、今後の取材の経費とさせていただきます。