アルクの敬称についての考察【ワーフリ】

 どうもこんにちは、はじめましての人ははじめまして。おそらく最初で最後のnote記事です。多分。

 先日公開された10章前半、ヤバくないですか? 僕はヤバイわよ過ぎてHacha-Mechaに興奮しました。
 ワーフリはサービス開始初日からずっとやってるんですけど(古参マウント)、結構最初からアルクが5本の指に入るくらいには好きでした。具体的にはシルティーとのカップリングとか、キャラエピ3のちょっと不穏な所とか。
 そして遂にアルクにフォーカスが当たった10章。明かされた正体、渦巻く陰謀、知らない家族。

 曇ったアルクで飯がうめえなぁ!

 とまあそんなこんなで何度も何度も見返しました。ちなみに僕はキャラの必死の叫びだとか慟哭だとかそういうのが性癖です。8章の「炎」の叫ぶアルク良いよね…
 それで見返して気付いたことが色々あるわけです。その中でも「これあんま言われてなさそうだなー」ってのをメモみたくつらつらと書いていこうかなと。まあ結構前にTwitterで既に軽く触れてるんですけど。



アルクについて

 早速本題……の前に、キャラ像のすり合わせをしましょう。
 アルクはどんなキャラか? と聞かれたら、色々な答えが帰ってくると思います。

・料理が上手
・仲間想い
・価値否定絶対許さないマン
・ステラとライトのファンガチ勢
・親しみやすい
・鹿と一勝一敗
・アルクP
・赤きスープの勇者
・涙腺壊れてる
・フラグ乱立男
・etc…

 とまあ、主だったものはこういった感じになると思います。
 ストーリーの言動等を加味して重要な点をまとめると、
・プロ級の料理、通称「アルク飯」は皆が絶賛する
・優しく、困っている人を見過ごせない
・察しが良く、言葉選びが上手
・対応力が高い、割と誰とでも仲良くなれる
・仲間をバカにされたり、他人が他人の価値を決めたりするのは絶対に許せない
 辺りになるのではないでしょうか。他にもいくつかこれってものがあるとは思いますが、取り敢えずそこらを頭に入れておきながら考えていきましょう。



アルクの敬称

 というわけで本題です。
 まずはこれが気になった理由なんですが、このセリフですね。

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 これでふと、「そういえばアルクって誰かを君付けで呼んでたっけ?」と思いまして。
 というわけで実際に何人か見てみました。結構数が多くてスクショがめんどくさかったので、一部のみ抜粋。


ベルセティア

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マリーナ

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ソウシロウ

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フィン

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バルゲン

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ツインク

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ラウル

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 他にはマムナリア、メーティス、キクノ、ニコラ、ゼッヘル、コナー、シラノ、レシタール、レヴィとかがいます。ゴウランは途中で敬称外すので分からん。
 こいついねーぞってのは確認漏れか持ってないかです。☆5なら多分それ持ってないです。クソ。


敬称の基準

 これを見ると、アルクのさん付けにはある程度の基準、ないしは傾向があるという事がわかります。
 具体的に言語化すると
・お姉さんキャラである
→マリーナ、ベルセティア、マムナリア、メーティス、キクノ、レヴィ?
何がとは言いませんが大きいですね。アルクさぁ…………………………
・明確に(年齢や社会的立場が)目上の人である

→ゼッヘルやフィン(ギルドナイツ)、レシタールやニコラ(年長者)、ツインク(偉い人)、ラウルも多分ここ?
・尊敬出来る人である
→シラノ(料理の師匠)、ソウシロウ(言動や立ち振舞)
・恩人である
→バルゲン(崖から落ちた所を助けてくれた)、コナー(スリにパクられた財布を返してくれた)
・仕事相手かどうか
→ト・レレニやニコラ、セルジールとの出会いで荷物運びの仕事をしていた時は(当然だが)丁寧な口調だった。もしかしたらレヴィはこっち…?

 そして、逆にこの基準から外れる条件のようなものもあると考えられました。
 例えばゼタは本家グラブルでもお姉さんキャラみたいな部分が多少あるのにゼタ、ステラと二人で揺らぎか何かに巻き込まれた所を助けてくれたレオンも普通にレオンだし、結構年食ってるはずのタイガに至っては敬う気配が皆無。つまり
・戦友のような感じでない
→ゼタとは背中を預ける仲間のような関係だった、レオンや冒険者もその部類?或いはレオンは兄貴みたいな相手だからか。
・敬意を払うに値するか
→普段酒ばっか飲んでたり内面がだらしない相手は多分これ。ニコラはエピ3で敬称が消失してるので多分これ。

 とまあ、ここら辺がアルクの中での基準なのではと予想できます。



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 尚、こいつについては考えないこととします。
 持ってなくても百獣の王冠見てれば分かると思うんですが、こいつ珍しくアルクと一切分かり合えない/合わないタイプです。実際アルク一回キレるし。
 まあここは契約の話だからビジネス的なアレでさん付けしたんじゃないでしょうか。多分。ケモミミシェイロン持ってないからそっちでどうなったかは知らん。
 でもこの二人の関係性結構好きだよ。



10章での発言

 本題セカンド。
 ここまでの話を踏まえて、彼の発言を見返してみましょう。


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 さて。
 彼は同年代の相手に、「さん」や「君」付けで呼ぶような性格だったでしょうか?


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 彼は年下の女の子を、「ちゃん」付けで呼ぶようなキャラだったでしょうか?


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 彼は何度注意されても聞かない、或いは人の要望に応えないような心無い人間だったでしょうか?











彼は他人の気持ちが汲めないようなだったでしょうか?











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アルクは、言葉が上手です。



 もうお分かりですよね。

 つまり10章のアルクは「凪原アユムの関係者」に対して、意図的に敬称を付けている、つまり距離を取っている。と考えられます。
 ナオ相手が顕著で分かりやすいですね。
 何度も何度も「ちゃんじゃない」って言ってるのに「ナオちゃん」呼ばわり。注意された直後は「僕ら」や「君」という表現でお茶を濁す。
 うーん露骨!


 つまりアルクは明らかに何かしらの一線を引いてる、ということが敬称一つで分かりました、ここまで読んでくださりありがとうございます。
 いやー10章後半がどうなるか楽しみだなあ!






 ……で済めば良かったんですけどね。


考察

 アルクはこの世界に来てすぐ既視感を覚えてます。「ここを知っている」と。当てはまる記憶もある。
 更に自分を知っていると思われる住人にも出会いました。
 ステラやシロを含む彼の周りの人は「そっくりだ」と評し、ナオのことをアルクの妹と判断しました。
 アルク自身、肉だねオムレツという記憶が彼女との関係があったことを証明しています。
 ということはやっぱりこの世界はアルクが元いた世界で、アルクは「凪原アユム」ってことで確定かな!
 いやー良かった良かった! 君にも帰る世界があったんだね!

 って、皆がそう思ってるんですよね。

 所で話は変わるんですが、アルクの許せないものに「他人の価値を決めつけること」ってありましたよね。
 それってつまり、「他人が他人を決めつける」ってことでもありますよね。
 果たしてアルクは本当に「凪原アユム」なのか。
 記憶も世界も仲間も全てが「凪原アユム」と示してくる彼は、「アルク」ではないのか?

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 これはアルクがこの世界に来て間もない、仲間も自分が「凪原アユム」と呼ばれる誰かとは分かっていなかった時の発言です。
 これ、撤回しましたか?
 自分が「凪原アユム」だと、一度でも認めてますか?
 さっき、敬称によって何かしらの一線を引いてると言いましたよね。



 つまりこの発言、ないし10章でのアルクのらしくない発言は全て、

「僕は凪原アユムじゃない」という、SOSではないのか。




 以上が僕の考察です。いかがでしたか?(言ってみたかっただけ)
 敬称一つでよくもまあこんな話に持っていけるなとは自分でも思うけども、なんか掠ってれば嬉しいですね。
 ちゃんとした考察勢と違って深堀りだとかその手の知識や技能が無いのでこんな曖昧なものしか出来ませんでしたが、読んでくれる人が楽しめたら幸いです。(いたらの話だが)


 というわけで、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

 なんかのマルチで出会ったらよろしくお願いします。

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