十王星南は学園アイドルマスターの主人公である
どうもこんにちは、初めましての人は初めまして。
ワールドフリッパー学マス部の者です。
リリース初日からひっそりと学マスは実質ワーフリと主張しているほど学マスとワーフリは共通点が豊富なのでこの記事は事実上ワーフリのnoteと言っても過言ではありません。ホンマか?
そしてこっちは作った名刺。
という訳で今回は先日実装した十王星南という女について語っていこうという記事になります。
まずは順に流れを見ていきましょう。
実装予告
来たる10/27、衝撃が走った。
海は枯れ、地は裂け、空は荒れ、Pは転げ落ちた────
誰もが「ハフバで美鈴実装やろなぁ…」と思っていた所にこの爆弾が投下された。まさかの星南実装である。
しかし、ストッパーがぶっ壊れてるここで終わらないのが学マス。
星南実装の発表という爆弾から休む間もなく色々とやってきます。
・オフィシャルサイトオープン(星南単独)
・号外配布(実装記念特集)
・渋谷で広告放映(シンクロ7シブヤヒットビジョン)
・十王星南壁紙の配布(フォロワー50万人記念)
・十王星南特集の発売(週刊ファミ通)
・十王星南インタビュー動画(十王星南に聞く5つの質問)
・新入生向け演説動画(初星コミュ1話で省かれた部分)
・十王星南専用チャンネル開設(ファンクラブ)
・『Choo Choo Choo』(PV披露)
といった諸々が出てきました。
待ってくれたまえ 情報の洪水をワッといっきにあびせかけるのは!
この怒涛の星南ラッシュが落ち着いたのは11/10、つまり約2週間これでもかと言うほど公式から十王星南という一番星(プリマステラ)の偉大さ、星南実装の事態の大なるを主張されたという訳ですね。念入りに。今振り返るとヤバイくらい多いなこれ
特にファンクラブの設立はものすごく、こぞって星南様のファンクラブに加入する星南様のファンが大量に発生しました。
実装直前
3日前からカウントダウンが始まっていた最中、前日に生放送が始まった。
当然星南実装の前日ということで星南の性能やらなんやらとハフバのあれこれがメインでしょう。星南の曲自体ももう出ていることだし。一体どんな性能なんやろなぁ…
と言う訳でハフバの色々なものを出された後に見せられたものがこちら。
!?!?!?!?!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?
・ラスボスみたいな壮大なイントロで始まる知らねえ曲
・2つ完全に欠けているパラメータ
・垣間見えるプリマステラらしくない発言
・ライブで剣持ってる・案の定出てくることね
とまあやたら情報量が多いものを見せつけられ、全国3億人のPは興奮と戸惑いの波に攫われました。 その後も新プランだとか生徒会イベだとか遂に出てきた燕のビジュアルだとか星南の可愛いオフショ動画だとか…
更に更に興奮冷めやらぬままに恒例の初期曲MV。時間にして生放送終了から2時間後である。早過ぎねえか?
ここで何かに気付いたPも多いことでしょう。でも省略します。だってこの曲無限に解釈出来るし… とにかくこの時点では「なんだか思ってた星南会長とちょっと違うぞ?」って話ですね。
親愛度コミュ
と言う訳で本題の親愛度コミュの話をしようと思います。
コミュを見ながら読むことを推奨します。
第1話
学マスの親愛度コミュは最低限の流れがあり、1話はファーストコンタクトを経てスカウトから始まります。
ここで星南は最初、スカウトを断ります。何故か?
既にサポカ等所々で触れられていましたが、星南は「卒業後はプロデューサーを目指している」という目標があります。
これは前日譚とも伏線とも言える、過去に出た動画の『十王星南に聞く5つの質問』でも「勉強をしている」と言っており、前々から本人が仄めかしています。(34秒くらいから)
内容は秘密と言っている通り、星南はこの時点ではその将来設計を外には語ってません。
なので当然プロデューサー(以下学P)も言葉を失います。何故なら学Pも今まさに星南の将来に期待してスカウトしに来た場面なので。
そして星南は自分では無理だからとトップアイドルを諦め『新しい夢』を持ったと語るも、学Pの口車に乗せられ説得により1年だけ契約してあげる、といった流れに。
そしてリーリヤのお株である先輩呼びを完璧な形で奪った
起承転結の「起」だし語る所は特にありません。いやあるけど。5話くらいで回収する予定なので次に回します。
第2話
ここで星南の真実が明かされます。
『学園一のアイドル、一番星である十王星南は成長限界を迎えている』という事実が星南の口から語られました。あと胡乱な特技 追い打ちをかけるように、レポートのグラフでは「潜在能力」の欄が解放。しかしそこは高いVo、Da、Vi、の代償であるかのように空白が占めていた。
つまり十王星南のプロデュースというのは、完成に至ってしまった頂点の足掻き、という話です。なんかどこぞの姉で見たことあるなこれ
問題点は把握した、なら次は当然それのリカバリーを考える。そこで学Pが提案したのは「それ以外を伸ばす」こと。
当たり前っちゃ当たり前のことですね。ゲームとしてもステを伸ばせるだけ伸ばしつつもスコア稼ぐためのデッキ構築をしようとなるので。
そしてここで星南から出た「生まれてから一度もやったことがない」という言葉が、星南の在り方をよく表しています。後でこの部分拾うから覚えておいてください。
そしてこの十王星南の現実は有象無象であるファンから見た星南とはかけ離れており、果ては実装直前まで「完璧な十王星南」像をこれでもかと見せつけられていたユーザーへ激しいギャップないしは新視点を与えるという、学マスの戦略だったということです。
第3話
胡乱回。
十王星南と言えばこの女!藤田ことね!
星南がことねに避けられる理由がよく分かる話ですね。スカウトへったくそだなこの女… この話は幻覚を語る星南がことねに逃げられてことねに逃げられて最終的に脳破壊されます。何言ってんの?
冗談みたいなネタ回ですが、重要な話でもあります。それは勿論星南が脳破壊されたことです謎のパラメータが伸びた所にあります。
結論から言ってしまえば、この時点で学Pは星南から可能性を見出し方針を定めていることになります。
つまり学Pが優秀って話ですね。以上です。
第4話
星南の隠し撮り動画が全校生徒に公開されて尊厳破壊される回。
十王星南には矜持がある。
2話で星南はエリート教育を受けてきたと言っています。同時に、トップアイドルになる強い意志もあると。
そんな意志を持つ彼女には「一番星あれかし」と、自分を慕う生徒の見本となるべく自分を律しているのがこれまでの言動から分かります。
そんな「完璧な十王星南」に一石を投じる、という話ですね。
初挑戦、生放送、台本無し(多分ことねにはある)、ありとあらゆる要素が星南に対して不安要素であり、そこをプロデューサーに崩される。いわば学Pの掌の上で踊らされるのが今回の目的だったのでしょう。
第5話
親愛度コミュ前半で最大の注目回。クソ長いです
十王星南は完成に至っています。
必要なパラメータは限界まで伸ばし、アイドルとしての振る舞いを徹底し、パフォーマンスを完璧にこなす。
これはつまり、「十王星南に伸びしろは無い」ということになります。
十王星南が努力しようと、それはただの現状維持にしかならない。だから上を目指すためには、「今の十王星南」を壊さないといけない。本人も分かっている。
では、何故"それ"が出来ないのか?
それはひとえに、十王星南が臆病だからに他ならない。
学Pにも臆病者だと指摘されていますが、これは既に分かっていた話でした。何故なら彼女は視えない能力を伸ばすことを「生まれてから一度もやったことがない」ので。
そんな彼女が出した答えが、「トップアイドルを育てる」こと。
今のままでは自分が出来ないことを託す。可能な限り自分を変えず、自分に出来る最大限の努力。つまり、逃げの一手に他ならない。
何故なら彼女は臆病だから。
けれどここで彼女は変わる。
既に賽は投げられた。あと一歩はプロデューサーの手によって押し出された。
そんな彼女が出した答えが、「まだアイドルなのだから」。
これがトップアイドルを目指す人間の言葉じゃなければなんなのでしょうか。
結局のところ、十王星南はどこまでいってもアイドルなんです。今の十王星南はプロデューサー志望の生徒ではなく、トップアイドルを夢見るアイドルだった。これはそういう話です。
さて、1話を思い返してみましょう。
本来星南は言葉通りであれば、トップアイドルの夢を諦めているはずです。それが、学Pの発言で簡単にひっくり返っている。
果たして、十王星南とはそんな単純な人間でしょうか?
2話でこうも言っています。「あなたはこの私を、はじめてスカウトすることができた人間よ」と。
つまり星南をスカウトした人間は数多くいた、という意味でもあります。
ここで一つの仮説が立ちます。
・初星コミュ等で言っているが、「十王星南は全校生徒の名前と成績を覚えている」。
・親愛度1話で、「学Pのスカウトを受けた」。
・2話では、「星南をスカウトした人間は他にもいた」と取れる発言。
・そして更に、「学Pは優秀な人間である」ということ。※
つまり、「十王星南は学Pのことも把握していたのでは?」という説です。
まず1話で学Pが入室した際に、「はじめまして、プロデューサー」と挨拶をしています。
学Pは麻央に不審者扱いされたこともあることから、恐らくプロデューサー科の生徒には一目でプロデューサー科の人間と判断出来る外部情報がありません。
よってこのシーンは、学Pが予めアポを取っていたか、星南が既に学Pを知っていたか、のどちらかになります。
前者にしたって全校生徒を把握する星南のことなので、恐らくどういった人物か調査は入れるはず。
となると1話時点で星南は学Pの能力を把握していると考える方が自然。
実際に会話を交わして人となりを知った。
だからこそ学Pに賭けてもう一度だけ信じてみる気になった。つまり十王星南は言葉とは裏腹に自分の夢の可能性をこれっぽっちも諦めていなかったのではないでしょうか。
これらを経て5話にしてようやく出てきた「まだアイドルなのだから」という発言は、ずっと言いたくて言いたくてそれでも言えなかった言葉であり、 一番星になって以来ずっと信じられなかった十王星南というアイドルを、プロデューサーという先達のお陰で信じられるようになったから出た言葉。そう解釈できます。
※広の10.5話で、学Pは"あなたほどの"と言われているほど優秀らしいことが分かる。初星コミュでの莉波の反応から察するに、学Pは全て同一人物であり、担当するアイドルで世界線が違うパラレルワールドであると立証できる。よって星南の学Pも優秀な学Pである。
第6話
燕お披露目回。
更に明かされる衝撃な事実、なんと十王星南は料理が苦手だったのだ!
十王星南が臆病だという話は既にしました。
それと同時に、彼女には矜持があるという話もしました。
彼女は自分を全校生徒の模範となれるように己を律している、という行為が彼女に"枷"を生んでいるのが分かります。
ご丁寧に燕が言ってくれてますね。
「私が目指す十王星南は、全校生徒の模範であり、道を照らすしるべであり。高潔なる生徒会長にして完全無欠のアイドルなのだ!」
これが十王星南が周囲から思われているイメージであり、そうあろうとしていた姿であり。
この偶像たる十王星南からの逸脱が今回の肝です。
模範であろうとするファンの前で、十王星南という人間は軽々しくできもしないことを口にはしません。迂闊に先走ったりすることも。何故なら十王星南とは完全無欠でなくてはならないから。
その十王星南が言葉にした誓いが、同時に燕と大勢のファンに対する回答になっています。
「『トップアイドルになる』わ」
十王星南は出来もしないことは口にしないし、迂闊に先走ることもしません。事実、『十王星南に聞く5つの質問』では、「勉強をしている」とは言っていても、「プロデューサーになるための勉強をしている」とは言っていません。(3年の春という早い時期で引退を仄めかすなんて爆弾発言をして動揺を与えないという側面もあるでしょうが)
そんな彼女が今にして口に出すのは、それを現実とする確固たる覚悟を持ったから。偶像(イメージ)ではなく、偶像(アイドル)として。
ここが十王星南再誕のターニングポイントという訳ですね。
第7話
十王星南は誰もが応援したくなる可愛いアイドルという話です。
もうオチ付いたんで終わりで良いですか?
佑芽の[The Rolling Riceball]の3話でこんなセリフがあります。
「『会場の全員と共鳴する』──
それは、アイドルライブの理想形。」
「トップアイドルの領域ですよ。」
ここで、とても大事なことが言われています。
トップアイドルは『会場の全員と共鳴する』ことが出来る、ではなく。
トップアイドルのライブは会場の全員と作り上げるものということです。
十王星南が完全無欠のアイドル、というのは昔の話。数々の試みでそんな偶像は剥がれ落ちてしまっています。
だけどそれでもいい、それが正解だった。
十王星南は誰もが応援したくなる可愛いアイドルなのだから。
本来の彼女の持つ魅力に気付き、「これが十王星南だ」という覚悟を持って挑む決心を付けたのです。
そうして明かされたじわじわと伸びていたパラメータが、彼女の魅力である『愛嬌』だった。
と、いうわけです。
第8話
こっからずっと神回です。ずっと泣いてました
ここ、トップアイドル像を語る所から入っているんですが、皆さんは1話を覚えていますでしょうか。
最初にそれを聞いた時、「プロデューサーでもない人には、教えてあげない」って答えてるんですよ。
それを経て8話では、「教えてあげるわ、プロデューサー」って言ってるんですよ。対比になってるんです。
このトップアイドル像も、目をキラキラさせて語ってるんですよ。まるで子供のように。つまりこれは彼女が昔から夢見続けてた、理想のトップアイドル像なんでしょう。
それがあるからこそ、彼女は『一番星』として言えなかった。完全無欠の偶像として、トップアイドルにはなれないなんてひどい矛盾を口にするわけにはいかなかったから。
だから挑む必要があった、挑まなくてはならなかった。
十王星南が『一番星』であるがために、トップアイドルになれると示す。
その覚悟を自分が認めるプロデューサーに宣誓する話です。
一個絶対外しちゃいけない滅茶苦茶重要な部分があるんですけどこのnoteの書いた理由の2億がそこ周りにあるのでわざと後に回します。10話で書きます。
第9話
これこれやっぱ親愛度ライブといえば「初」…じゃねえ!「小さな野望」だこれ!
麻央以外はここのライブ全員「初」だったと記憶してるんですけど、ここが「小さな野望」なのは理由があります。
それは、「十王星南がトップアイドルになる瞬間に歌っていて欲しい曲だったから」というプロデューサーたっての希望だったからです。職権乱用か?
という訳で開幕勝利宣言から始まる話です。勝ち確煽りか?
ここ、話の内容は特に語ることがあんまないんですよね。もう言葉はいらないんですよ。
ただ強いて言うならば、十王星南は
トップアイドルになった直後は自分の会話に全力で後悔して、
いざ指摘されれば感極まって次々と想いが溢れて、
でも次の瞬間には『一番星』であるトップアイドル十王星南になっている。
そういうアイドル。ということですね。
と、いうわけで。
話の内容は特に語ることが無いとは言ったけど9話で語ることが無いとは言ってないんですよね。
学マスの信頼度コミュって、1~9話にかけてレポートが変化していくんですよ。その変遷が面白い所でもあるんですが、十王星南だけが他のアイドルと違う所が一個あるんです。
プロデューサーの夢が叶ってるんですよ。
学Pの夢はもう皆さんご存知ですね。自分の手でトップアイドルを育てることです。
いざそれが叶うと、ただ淡々と「夢が叶った」の一言だけ。次に何をするでもなく、星南をプロデュースし続ける意志を口にするだけで終わりなんですよ。つまりこいつは感情が無いバケモンってことです
担当するアイドルがストイックならプロデューサーもストイックってことですね。やっぱバケモンかも
星南のステータスも要注目なんですよここ。
何をしても一切伸びなかったVo、Da、Viが伸びているんですね。
おそらくこれは、「ファンの応援を受けて輝くトップアイドルの数値」だと思われます。余白はそれでもまだ真のトップアイドルには劣っているという意味なのでしょう。
愛嬌も同じラインまで伸びているけれど、一番の注目はやはり「スター性」。
もう既に残っていない潜在能力をここまで嫌というほど見せつけられた先に、十王星南というアイドルを示すかのように、十王星南をトップアイドルたらしめる証のように、有り余るほどの「スター性」があった。
そうして『一番星』であり多くの生徒から慕われるアイドルだった十王星南は、誰もが憧れる『一番星のトップアイドル』になった、っていう話です。
第10話
白状します。ここの話をするためだけにこのnoteを書きました。
10話は9話の翌日になって、星南ファンがSNSでレスバしてるのに気付いて星南が憂鬱になってる所から始まります。
まあ星南ファン過激派がレスバしてるのはどうでもよくて、星南はしばしば学Pのことを「先輩」と呼びます。
ここ、ただ単に先輩って言わせてるだけの後輩キャラな訳ないんですよ。これこそが、十王星南を語る上で一番大きい所なんです。
これまでを見てれば分かることですが、星南は学Pに対して「先輩」と「プロデューサー」をそれぞれ「プロデューサー」か「アイドル」として使い分けています。
それがどういうことを意味しているか。つまり。
十王星南はプロデューサーと"対等"である。
星南はアイドルでありながら、プロデューサー志望でもあるんですよ。故に彼女はプロデューサーを、ただ一人の先達として見ている。
ここが他のアイドルと大きく違う点なんです。咲季とか手毬とか学Pに一切遠慮しないようなアイドルは確かに他にもいます。
けれど、一人の人間として対等な立場で見ているのは十王星南しかいないんです。
8話で、こんな会話があったと思います。
星南が学Pに負い目に感じないのも、今の状況を学Pと星南が二人で作り上げたものである、と認識しているのでしょう。それか学Pが嫌いだから
対等じゃなきゃこんな言葉絶対出て来ないし、事ここに至って「先輩」と呼ぶということは、つまりそういうことなんですよ。
ここでの二人はPとアイドルというより、"共犯者"みたいな形の方が適してるのやもしれません。
育成のEndの話をしましょう。
TrueEndでは学Pが堂々と本人公認で隠し撮りをして星南が学Pを逃がさないと宣言し、アイドル業界に学Pの名を刻むことをプレゼントにしてあげると脅迫。
AEndでは手ずからお茶を入れて望みを考えておいて、と言ってきます。
これらに共通する点は、どちらも星南が恩を返したがっているということですね。
アイドルが学Pに感謝してるなんていつもそうだろ?何言ってんだお前?と思うかもしれませんが、それはその通り。だけど星南の場合はちょっと話が違います。
確かにTrueEndではあの手毬すら感謝の言葉を口にしますが、まず星南を除いた彼女たちには「学Pがプロデュースをする」という前提があるんですよ。
まず、星南以外の全員はしっかり役割が出来ているんです。プロデューサーはアイドルを輝かせるために万全を尽くして、アイドルはその期待に応える。という御恩と奉公に近い形。
故にプロデューサーがプロデューサーであり、アイドルがアイドルであるならば、プロデューサーがアイドルに尽くすのは当然。という暗黙の了解に近いものが両者に存在します。
星南が違うのは"ここ"なんです。
先も言いましたが、十王星南は学Pをプロデューサーとして対等なライバルと認識しています。
だから学Pにプロデュースしてもらうだけでなく、十王星南を生まれ変わらせ輝かせるのは、貰い過ぎなんです。
恩には報いなければいけない。だから返させて欲しい。そういった気持から生まれたのが、望みを叶えてあげるといった話になってくるんです。
10話の話に戻ります。
先述の通り、星南は恩を返したいんですよ。それも、プロデュースを続ける以外の形で。
Trueで星南は「これからもアイドルを続ける」、と認めています。
それは10話でも同じで、けれど少し違うのはこの会話では「将来プロデューサーになることが前提にある」という点です。
では、そこがどう変わってくるのか?
9話で学Pの夢が叶った、という話はしました。けれど叶ったのは学Pだけでなく、トップアイドルになった星南も同様に夢が叶っているんです。
しかしこれからも一番星の座は譲る気はない──そう意気込み、「一番星の十王星南」の話は終わっていたんです。
星南は恩を返したがっている、という話もしましたね。
夢を叶え、トップアイドルになった星南が学Pにどう恩を返すか?
答えは、「プロデューサーを夢にする」こと。
星南はトップアイドルになった。学Pは名実共にトップアイドルを育て上げるプロデューサーとなった。
そんなこれ以上ない名プロデューサーに対して出来ることは、夢を見ることだった。
プロデューサーはトップアイドルにすることを目指し、担当アイドルにトップアイドルの夢を見る。それが叶ったのなら、今度は自分がプロデューサーに夢を見るのだと告げたんです。こうすることで、夢は繋がっていき、あなたの夢は終わらないのだと。
夢を叶えた相手に、夢を与える。これがトップアイドルになった星南が、プロデューサーに出来る最大の恩返しだったのです。
ここで突然ですが。
皆さんは学園アイドルマスターのキャッチコピーをご存知ですか?
そうですね、公式サイトのトップにも学マスのロゴにも書かれている"アレ"ですね。
君と出会い、夢に翔ける。
キャッチコピーにもなっている通り、学マスのコンセプトにはおそらく"夢"があります。一人一人が各々の夢へと向かっていく、といった部分があるはず。
そんな"夢"を大事にするゲームで、星南はプロデューサーに対して、
夢だと、ハッキリ言うんです。
夢のそばで、夢に向かって進んでいく。その姿こそまさに「君と出会い、夢に翔ける」そのもの。
故に私はこう思ったんです。
十王星南こそ学園アイドルマスターの主人公である、と。
最後に
と、いうわけで。5回目のワーフリnote初めての学マスnoteでした。
最初は学マスがいかに上手く縦画面を使っているかテクニック的なことを語ろうかと思ってたんですけどなんか途中でやる気無くなってじゃあ一番の担当の手毬の記事でも書こうかなって思ってたけどやる気出なくてどうすっかなって思ってたら星南に焼かれた。ので書いた。
最初星南に全く興味無かったんですけど、紹介PVでん?ってなって小さな野望でおんん???ってなって親愛度で死にました。
そっからこいつ語った記事書きて~~~~~~~~って思ってたらなんか新シナリオ来るし親愛度20まで来るって言うから滅茶苦茶急いで仕上げました。チャンミの育成と並行するのクソしんどかった
まあそんな感じで書いた星南を語ったnoteだったけど、いかがでしたでしょうか。
おもろ~って思ってくれたりしたら幸いです。別解釈人間の殴り込みも歓迎してますが(他人の解釈を聞くのは楽しいので)。
そんなわけで今回の記事はここまで。多分もう二度とやらん。
あとワーフリに興味持ってくれたら今ならアプリインスコすればキャラストとか全部見れるんでそっち触ってくれると一番喜びます