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志望校、受験との向き合い方

自分の娘が行きたいと言っている学校の学園祭を訪問した。  

「行きたい」と言っているものの、小学校3年生。受験は6年後。

まだ、本当に意思として行きたいのか?ははかりきれないところがある。

中学校と小学校の甥っ子2人、義姉、義母も合流して大所帯に。

学園祭の出店、ゲームなどに興じがやがや楽しんでいた。

私はそれを後ろから静かに見守っていた。

楽しみ方としては有りである。

「イベントとして楽しむならそれでもいいけどな…」

と少し自分の回想をしながら。

私が受験を真剣にしたのは、大学受験くらいだが。

自分の担任の先生に指導されて「良かったな」と思うことがある。

それは高校1年時から、気になる学校のオープンキャンパスや学園祭に行け。と言われたことである。

私は指導を素直に聞き、数多のオープンキャンパスや学園祭に行った。

そうすると校風や雰囲気の比較ができた。実際に通うとしたら?

そんなイメージサンプルを沢山作れたのは大きいと思う。

あと、指導されて素直に実行したのはそこに通う学生に積極的に話しかけることだった。
「話しかけて直に話を聞いてこい!」
それをそのまま実行したのだ。

「なぜその学部.学校を選んだのか?」

「何が楽しいのか?」

「どう勉強したのか?」

「専攻の面白いところは?」

志望校に通う学生に直に触れ、生の声を聞くことで更に「行きたい」氣持ちが高まってくるのだ。
それが自分を押し上げてくれる。

例えば学園祭だと、そこに通う学生も開放的な氣持ちになっていて話しやすい。

単純に遊んだり、催しを見るのではなく学生に図々しいくらいに踏み込んで、前のめりで話を聞く。という使い方がベストだと私は思う。

例えばこの作品はどんな想いで創ったのか、なぜこのテーマを選んだのか。

展示ブースや作品があるなら、そこにいる学生に、それらの質問をストレートにぶつけ、回答の仕方で知性や、人間性、などが見えることがある。

それらに惚れ込むことがあれば、勉強する強い目的の一つになる。

私の場合、友達と一緒にそこには行くが、関心分野は違うから、着いたらある程度行動は共にするが、別行動時間も有り。

その時間は互いに興味の向くままに校舎を歩き回り、氣になるところに対してどっぷり浸り、決められた時間になり落ち合うという形態だった。

志望校を見学する時は、集団行動でなく、一人になり「自分が何を求めているか」

「何が良いと思うか」

「何が物足りないか」

自分の静かな氣持ちと一つ一つ照らし合わせながら、丁寧に見ていく。

これが基本だと思う。

自分の友達にはそんな「一人」の大事さがわかっている人が多かったように思う。

一番は、やはり一歩踏み込んで、勇氣を出して、そこにいる学生に話しかけること。

わずかながら、実際に志望校に通う人とコミュニケーションができたなら。そしてそこから憧れが見つかれば。縁になる。

それが強いモチベーションに繋がることがある。

努力を同じくらいした人がいたとして。

最後に差がつくのは。一歩自分を上に引き上げるのは。氣持ちの熱量の差だと思う。

その熱量を創るのは、一人で考え込んだ時間、そこになぜ行きたいのか。考え尽くした量だと思う。

最後は一人に強い人間が勝つと思うし、受験に対しての向き合う際には「一人の自分」を強くしないといけないと思うのだ。




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