生態系の王
今回は2体の怪獣を紹介します。まずはパワードレッドキング(雌)です。『ウルトラマン』をハリウッドでリメイクした作品『ウルトラマンパワード』には『マン』をリメイクした怪獣達が多数登場します。
パワードレッドキング(雌)は夫婦怪獣の雌でギアナ高地に生息する現地の人々からはレッドキングのスペイン語読みであるレイロホと呼ばれています。レッドキング(雌)は後述するパワードチャンドラーを退けるほどの力を備えていますがパワードとの戦闘で崖から落下して死亡してしまいます。後の『ウルトラマンZ』にもレッドキング夫婦が登場しましたがおそらく『パワード』のオマージュだと思います。
パワードマグラーの登場も予定されていましたが、没になった為レッドキングが夫婦で登場することになったようです。マグラーも鍾乳洞が怪獣化したようなデザインでアレンジが効いていたので劇中での活躍が見られなかったのは惜しいです。
ULTRA ACTで発売された初代レッドキングと並べてみました。先日の朝TV番組で「某齧歯類の国にある灰被り姫城は天頂に近づくにつれて小さくなるよう作られている」というのを聴いた際に真っ先に思い浮かんだのはレッドキングのデザインの裏話でした。
続いてチャンドラーです。前述の通りレッドキングに戦いを挑むも頭部を叩きつけられ絶命しました。
デザインイメージは「鳥類の祖先」らしく翼竜のようなアレンジが施されています(鳥類の祖先は恐竜であり、翼竜は恐竜の近縁にあたる爬虫類です)。今回も劇中をはじめ、南米の鳥類やイグアナなどを参考に塗装しました。
『パワード』と同じく『マン』のリメイクである『シン・ウルトラマン』の主役・リピアーと。早よクリア複製を覚えてアーツ改造パワードを作らねば…
ウルフェス2003で一般販売された初代チャンドラーと並べてみました。チョイ役とはいえ、『デッカー』でのまさかの登場には驚かされました。どこが違うかは一目瞭然ですよね。
次回は地球を闇で覆った宇宙大怪獣を投稿予定です。みんなで読もう!