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貧者の戦略

はじめに

これは 貧困家庭に生まれ、何の武器も持たずに人生を歩んできた私が 30歳でプログラミングに出会い、独学で サイバーエージェントのエンジニアになったときの戦略を記したものです。無論、プログラミングやエンジニアリングの才能は私にはありません。あったらこんな記事は書いてないです。エンジニアになることを目的として書いたわけじゃなく、私と同じ境遇の方や、纏わりついて取れない「気持ち悪い感情」を抱えながら生きている人に向けて書いています。

ガッカリさせることこの上ないのですが、有料です。
理由としては、特段多くの人に伝えたいわけではないからです。貧者や持たざる者以外には、読むに値しない内容だからです。ただ、世の中を見渡した結果、あまりにも生きるのが下手くそな人が多いなぁと思ったのが執筆のきっかけです。

もし、私と同じような環境で育ち、それなりに時間が経過してしまって、現在無味乾燥とした時間を過ごしているのであれば、一考に値する内容だと思っています。ただし 独身男性且つ、それなりの「覚悟」が必要条件となります。正直、人によっては覚悟もクソもないんですが、私の周りにいる人にヒアリングした結果、私と同じようなことができるかって聞いたらほぼ 0 でした。言ってることは理解できるけど、そこまでしない。というのがほとんどでしたし、そもそも彼らは貧者ではないから、私の戦略を取る必要がないのです

対象者

この記事を読むに値する人は以下のような人です。

わりと劣悪な環境で育った人

  • 低収入世帯で育った人

  • 手持ちのカードが極端に少ない無課金状態な人

人生に閉塞感がある人

  • 「なんかおもんないぞ」の感覚がずっとある人

  • 今の会社の将来性がない(給料が上がらんなど)と感じている人

  • スキルがない人

  • 会社を辞めようにも辞めれない人

お金がない人

  • そもそも収入が低い人

  • 奨学金などで生活が圧迫されている人

  • 生活防衛資金がない人

  • 節制が下手くそな人

対象者を上に羅列しましたが、正直に申し上げると、読者で私よりも劣悪な環境で幼少期を過ごした方は、かなり少ないと思ってます。具体的な数字がないとわかりにくいので、参考までに私が育った条件を書いときます。

  1.  2 歳の時両親が離婚

  2. 父親は中卒で施設育ち、母は高卒で何のスキルもなく高収入は見込めない

  3. 離婚してからの世帯年収は180万ほどで、母、姉、私の3人で生活

  4. 資産なし、土地なし、コネなし、才能なし

別に貧しい自慢をしたいわけではないです。言いたいことは、「私よりも手持ちのカードが多い環境で育ってたとしたら、今から言うことはできますよね?」ってことです。しかし、超稀に私よりも厳しい環境で育った人もいると思うので、その人にとっては、今から言うことすら「抜かしてんなぁおい」ってなるのでお詫びしときます。

しょっぱい未来


さて、このような環境で育つと、一般的にはしょっぱい未来が待ってます。

  • 中卒・高卒・専門卒・短大卒・よくわからん大学卒で、やりたくない仕事をしてる
    大前提として、否定したいわけじゃないです。経験上、学歴はそこまで意味が無いこともわかってるつもりです。しかし結果論として、低収入になり、やりたくもない仕事している方が多いと思ってます。個人的な観測範囲ですが、私と似たような境遇で育ち、それなりに成功して、幸せをもぎ取った人は 1 人しか出会ってないです。もちろん収入や環境関係なく幸せになれる人はいると思います。考え方次第です。しかし、もし貧困由来で仕方なく職についている人は、割と消耗してるのではないでしょうか?

  • 莫大な奨学金
    奨学金は借金です。私は奨学金に大変感謝していますが、これは無課金ユーザーにとっては大変なハンデです。ちなみに私は高校、大学、大学院で奨学金を借りているので500万近くかかりました。貧困世帯で育った方は、社会人になっても割と渋い未来が待ってます。

  • 朱に交われば赤くなる
    人は環境に依存します。もしあなたの周りに、知的好奇心が旺盛な人がたくさんいれば、あなたも知的好奇心旺盛な人になります。逆も然りです。劣悪な環境ゆえ、人にバレずに金を稼ぐことに命をかけている人間が周りにひしめいている環境で育ったらどうなるかは、火を見るより明らかですし、ただ惰性で日々を過ごしている人たちが周りにいる環境で過ごしたら、いつの間にか茹でガエルになってしまいます。「生きていくには手段を選んでいられない」というのも重々承知してます。
    でも、そういう生き方をしたいですか?
    いつの間にか茹で上がっている人生を送りたいでしょうか?
    No なはずです。自ら進んで悪い方向に行くわけがないからです。絶対に気づかないふりをしているか、どうするかわからずに現状維持(という名の衰退)しているだけです。

このような背景をもち、しょっぱい未来が来てしまった対象者であればこれから述べる貧者の戦略は効果的です。やるかやらないかは結局「覚悟」に依存しちゃうんでなんとも言えないですが、方法としては存在します。
また、しょっぱい未来がくることが確定していそうな若い方はもっと簡単に実行できます。必要なのは覚悟だけです。他のカードは必要ありません。

それでは具体的な戦略に移っていきましょう。

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