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【PUBGモバイル】競技向け:スモークの炊き方 #1~グレ警戒、インスモ、縦切り~

やあ、PyoNやで。
元々プロゲーマーのコーチをしていました。

詳細は以下から。

✔︎︎︎︎本テーマ

今回はTPPバトロワにおいて重要な投擲物。
その中でも「スモーク」について書きます。

昔、人から聞いたことがある気もするのですが
改めて自分で解説、まとめをしようと思います。

✔︎︎︎︎スモークとは

スモークは主に射線を切るなど
「敵の視覚を妨げる」ことに使われます。

具体的に
・徒歩で前に進むためにスモークを炊く。
・敵の射線を絞るために後ろに炊いて前はピーク。
・複数射線から一刻、耐えるために足元に炊く。

…etc。という使い方でしょうか。
しかし、もっとスモークは奥が深いンゴね。

✔︎︎︎︎1-グレ警戒の耐えモク

写真1
写真2

どちらも同じ岩ですが、1は岩の端が出ています。
1の方がグレでキルが発生しやすそうですよね。

✔︎︎︎︎手前か、岩の裏か

上空から見下ろしたイラストと考えてください。
1の「手前」に炊いた時、岩の端が見えました。
一方、2の「岩の前」に炊けば全て隠れました。

訓練所の遮蔽物でも試しました。
かなり形が見えているのでグレを投げ込みやすい。
一方、遮蔽物の前に投げたところ

すっぽり見えなくなりました。
⚠️しかし、モクが薄くて横の射線が通りました。

したがって、使い所としては

ⅰ. 前方に集中したファイト+グレの警戒
=遮蔽物や岩の「前」に炊く

ⅱ. 複数の射線(360度)を切る+グレが届かない位置
=「手前」に炊く


車の「ダチア程度」の横幅と高さなら、
手前にスモークを炊いても構いませんが
キャラの身長より高い遮蔽物、岩の場合は
遮蔽物の前に炊かないとグレが危ないです。

参考:最初の写真1,2の岩の大きさ。

✔︎︎︎︎2-不利を「イーブン」にする

安置がキャラ側、自チームが家屋にいるとします。
明らか家屋から出る方が不利なのですが、
こういった場面で必要なのは「スモークの使い方」

安置側視点
家屋側視点

家屋側がしなければならないのはスモークを広げ
インスモークファイト」をすること。

10前後のスモークが必要になりますが、これで
・一方的に、撃たれる事が無くなる。
・高低差の不利が有利では無いがイーブンに。
・人数不利でもインスモならワンチャンある。
…etc

家屋でも稜線でも不利な盤面で使えます。

自分たちが有利な時に、
このファイトをする必要はありませんが
不利な盤面でワンチャンを作り出したい時は
こういった戦術もあります。

(2年前くらいの世界大会であったな…)

✔︎︎︎︎3-スモークの縦切り

自分たちが茶色チームで
・現在、次の安置に誰も入れていない。
・取れているエリアが狭い。
・次、誰か入れても耐えられない。

…etc. みたいな絶望的状況の場合、
割り切ってファイトを仕掛けるのもありです。

このようにスモークを縦切りして
片方のチームの射線を完全に塞いで
30秒前後で青側を潰しに行くという方法です。

黒側に安置内をかなり取られてしまいますが
青側を潰せたら3kill+順位pt.が取れるので
次が無い状態なら割り切ってもOK。

こういった安置に向かってT字に広げて
ぎりぎり耐える方法もありますが
先に青や黒の方が索敵を1人安置内へ入れてるので
基本的に後から入るのはヘイトをかいやすい。

安置内へのルートが見えている青や黒は
後続(タレット)が茶色を狩ろうと狙ってます。
また入ってもエリアが狭いとグレで死にます。

本来はいち早く安置へのルートを開拓することが
必要なのですが、そのスカウト役が倒されて
「次どこも入れない」という情報を元に
このファイトを仕掛けるのが一般的でしょうか。

いかがでしたか?
スモークも上手く扱えば不利な盤面や
ファイトの低い勝率を覆せるので
上手く活用していきましょう。

これらは過去の世界大会でも使われた
比較的スタンダードな使い方で
もっと綺麗なファイトの組み立て方は
各地域の大会とか見るといいかもしれませんね。

個人、チームコーチングも行っておりますので
DMでお気軽に相談してください。

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