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【オーダーとは】元e-Sportsチームのコーチによる「オーダー講座 」 #1.オーダーの役割 【PUBGモバイル】

やあ、ぴょんやで。
今回からオーダー講座を連載しようと思います。
お主は何者や?と言うと

元SBI e-Sports PUBGモバイル部門のコーチ
NEWSTATE AsiaFPP 最高日本人5位
APEXモバイル S2 Predator

という、モバイルゲーである程度頑張ったやつです。どのゲームでもオーダーをやっていたので、その経験を活かして「オーダーとは」を書きます!

⚠︎︎あくまで個人の経験に基づいた記事になっておりますので参考程度に見てください。また、プロ選手のオーダー解説もYouTubeにあるので、より詳しいものが見たい方はそちらへ

1.オーダーって何するの?

オーダーがする事は、1つ。
チーム全体のムーブを決めること。

そのための声掛け、判断、ムーブの正解率がオーダーの質に関わってきます。

僕が個人的に思うオーダーの重要な点は上記に加えて「メンバーにオーダーとして信頼されること」が大切だと思います。

試合中
「オーダーの判断遅い、、」
「オーダーのムーブめちゃくちゃや、、、」
「オーダーってゲーム下手くそや、、、」

そんなふうに思われてしまうと、
メンバー「俺がオーダーした方が良くね?」
と、チームのバランスが崩壊してしまいます。

やることは明確ですが、
勝敗に直結する重要な役割となります。

2.判断と正解率

PUBGモバイルの競技シーンはTPPです。
つまり、撃ち合いの強さと同じくらいかそれ以上に、ポジショニングが勝敗に直結します。

例えば、安置が変わり、安置内の上から撃ち下ろせる位置が今行けば取れるのに、安置外で留まってしまうのはNGです。

TPPは陣取りゲーム。詰まないように正解を引き続け、上位を目指すゲームです。

ムーブ、ファイトの押し引きの判断力が必要です。オーダーは「迷ってはいけない

オーダー「うーん、どうしよっかなぁ?」
メンバー「もう隣の敵に安置内取られたけど?」

詰み of 詰みです。

オーダーはポジショニングの判断を素早く、正確に行えるようになりましょう。

3.オーダーの種類

オーダーには種類があります。

ワンマンオーダー型(完全型)
・ムーブの判断、ファイトの判断、味方への指示からポジショニングまで全て1人で考える。
・独裁オーダーとも呼ばれ、個人の負担が大きく、マルチタスクが得意な人の御業。


ワンマンオーダー型(ムーブ型)
・ムーブとファイトの判断を行うが、情報取りやファイト中のメンバーの動きには特に干渉しません。
・独裁オーダーよりは負担が小さいものの、やはりムーブとファイトという重要な判断を担います。


集約型
・メンバーと一緒に情報を取り、メンバーが提案したムーブについてYes,Noの判断を下します。
・4人でムーブを考えるので、速度は落ちるものの、正解率は4人で考える分高くなります。


ダブルオーダー
・チーム内にムーブやファイトについて考え、判断するオーダーが2人いるパターン。
・2人で話し合って判断を下すため、速度と正解率のバランスが良いが、意見が割れた時に詰みやすい。

ムーブオーダー+ファイトオーダー
・ムーブについて考える人、ファイトの判断をする人という役割を明確に分けているパターン。
・ファイトオーダーの方はサブオーダーとも呼ばれ、ムーブを考えるメインオーダーのサポートを行います。
・役割を明確に分けているため、自分の考えるべきことに集中しやすく、ダブルオーダーの欠点である意見の割れが少ない。


細かくわけてもこの5種類だと思います。
自分はワンマン(独裁型)でしたが、今まで見てきて多かったのは集約型だと思います。

どれがいいか一長一短で、メンバーとの相性や、自分自身の脳の処理具合にもよります。

4.オーダーができない理由

今まで見てきた選手の中に
「撃ち合いは得意ですが、オーダーはできません」
という人が結構いました。

だいたい原因として挙げられるのは
「素早い判断ができない」
「正解率が低い」
「オーダーとしての責任を負いたくない」
ここら辺です。

判断力、正解率は経験から得られるものが多く、やってみて沢山失敗するのが手っ取り早いです。

また、大会やスクリムのマップ視点で16チーム分をしっかり追ってみて
「なぜ、このチームはこのムーブをするんだろう?」とか
「どうしてファイトの判断になったんだろう?」
とかを考えて、集中して見ると良いです。

まとめ

今回はオーダーについて、オーダーの種類などについて書きました。これからはもっと深堀りしてオーダーについて書いていこうと思うので、乞うご期待ンゴTVうぇい

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