見出し画像

ヒトの能力の限界と可能性

セラピーにしろコーチングにしろそこで行われているのは焦点化、焦点の絞り込み、選択と集中であると言える。これは、ヒトの注意や判断、思考のキャパシティを踏まえたアプローチであると言える。

課題やテーマを漠然と眺めているだけでは見えて来なかったことも焦点を絞り、具体化、境界を明確にして行くことで全体像を把握して、把握できるサイズへと絞り込むことで、その人にとって、その後の取り組み、試行錯誤や挑戦が実現可能なものとして認識できる様に促して行くアプローチと言えるだろう。

ヒトは言葉や表現によりアウトプットすることで、曖昧な内的イメージや情動を具体的な形として認識できるのだろうと考えられる。

他者に問われ、伝えようとすることで、その過程でより洗練され、フィードバックにより基点が生じ多角的に観察することが出来る。

ヒトの能力の限界を踏まえるからこそ、その価値を…その可能性を…その役割を…限界の持つ意味こそが理解できる様になるのではないだろうか…

これまさに「肯定的人間観」と云える。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?