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京都のホテル宿泊記録(⑤THE GATE HOTEL 京都高瀬川)

ご無沙汰してます。先日引越しをしまして、その準備や後片付けでバタバタとしていたこともあり、随分と投稿が遠ざかっていました。

引越しにまつわるあれこれで、10回分くらいのシリーズものが書けそうなので、次回からはその話題を書きたいと思いますが、今回は8月の出張時に泊まった「THE  GATE HOTEL 京都高瀬川」の宿泊記録です。

このホテルについては、以前「茹だる残暑の京都街歩き」というシリーズで紹介させてもらいました。ホテル建設の経緯や内覧の様子はこちらに記載していますので、興味のある人はぜひ、こちらの記事もご覧ください。

立地は京都の歓楽街である木屋町の高瀬川沿い。周囲は飲食やクラブ・少し怪しげな夜のお店などの雑居ビルが立ち並ぶエリアですが、河原町通りという大通りの裏側に面する通りでもあるので、その河原町通沿いの大型施設のバックヤードが回見えたりもします。

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そんな歓楽街のど真ん中に建っていた立誠小学校が閉校後にリノベーションにより生まれ変わった施設のため、所々昔の小学校の面影が見えます。ホテルに到着したのは日が暮れた後でしたが、元校庭を活用したパブリックな芝生の広場は、カップルや友達など若者が駄弁っているなんともエモい空間となっていました。

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さて、まずは校舎をリノベした旧館を抜けて、前回紹介したように1階のエントランスロビーから最上階のチェックインロビーへ向かいます。

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緊急事態宣言下ということもあり、東山の方面はほぼ暗闇に包まれていました。そして、バーも休業中。だだっ広いスペースが閑散としており、物悲しい雰囲気ですが、日常が戻ってくれば活気のある空間になってくれると信じています。

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早々にチェックインを済ませて、客室へ。と、その前にせっかくなので、旧館と新館の間にある宿泊者専用ラウンジを覗いてみました。今は飲食の提供もしておらず、夜20時までしか利用できないということで、こちらもやや寂しげです。

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今回宿泊したのは、2階のModestという約25㎡のお部屋。ゲートホテルは、東京に3カ所、京都に1ヶ所あるのですが、どのホテルも、お一人様用のModest、ややコンパクトなEssential、ゆとりのあるClassy 、スイートルームのTHE  GATEなど、客室名がおしゃれです。(さらに京都では、小学校をリノベした旧館はLabという名前の、その名の通り、実験的な客室もあります)

浅草や両国のModestは20㎡程度と、やや広めのビジネスタイプの部屋という感じなのですが、この京都高瀬川は25㎡もあります。お一人様用にしてはかなり広めなので、どんな部屋なのかな、と思いつつ、ワクワクしながら客室へ向かったのですが、まず扉を開けて驚いたのが、このデスクのある書斎空間です。

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チラッとホームページで確認していたので、立派なデスクがあることは薄々気づいていたのですが、こんなに堂々と空間を陣取っているとは思いませんでした。扉を開けて玄関スペースから、300mm角の黒っぽい磁器質タイルが続く洗練された印象の空間です。

ホームページの情報によると、デスクはスイスの家具メーカーVitra社製の昇降機能付きのものであったり、椅子はハーマンミラーのアーロンチェアが採用されいたり、気合の入り方が違います。

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キーボードやパッドスタンド、大型モニターなども完備されていて、ここまで徹底的にビジネス利用のお客さんが快適に仕事できる空間を用意するというのは、かなり尖ったコンセプトの部屋だと思いました。これから、リモートワークなどのニーズが増えていくとすると、この特殊解はアリなのでは、と思います。

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とは言ったものの、実際のところ、機器の接続方法について説明がなく、わざわざフロントに問い合わせるのも面倒だと思って、結局このおしゃれな機材たちを活用せずに、会社の13インチのPCでちょこちょこメールチェックだけしていました。。。勿体無い。

デスクの背面にクローゼットがあり、奥に寝室空間があります。寝室は黒のタイルカーペットに白いベッド、デュベの濃青が印象的な空間です。ベッド背面にはテレビがあり、その下の収納に冷蔵庫やカトラリーが納まっています。色で遊んでいる感じはなく、かなり大人な空間。仕上げがタイルからカーペットに変わることにより、書斎空間と寝室空間のメリハリが効いています。

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水回りもシンプルです。大理石(風?)のシンクのトップや木でできたアメニティボックスなど、こちらも高級感がありますが、いやらしい感じはなく落ち着いていてます。ちなみにバスはなくシャワーブースのみで、この辺りの割り切りもなかなか攻めています。

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窓は足元から天井までのフルハイトのガラス窓、途中で横桟が入っており1枚のガラスというわけではありませんが、カーテンを開けるとすぐに校庭が見えて、その距離感に驚きます。朝型は人もおらず抜け感がありました。

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部屋の形状がやや複雑なので実測に手間取りました。また、これまでのように表情豊かなテクスチャーという感じではなく、落ち着いた雰囲気のためスケッチの彩色が映えません。。。個人的にはこれくらい落ち着いた空間も居心地は良く、嫌いではないです。

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朝食は最上階のレストラン。朝の東山の風景を臨みながら食べるフレンチトーストは贅沢でした。品よく盛り付けられているのですが、味がなかなかにジャンキーな感じで、これは欧米客を意識しているのでしょうかね。朝からしっかりエネルギーを注入して、打ち合わせに向かいました。

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9月は泊まりでの京都出張がありませんでしたが、10月からまた出張の機会が増えそうです。モクシーとかMギャラリーとか外資系のホテルも攻めてみたいところです。

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