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逆潔癖

人が触ったり口をつけたりしたものに対して異常に反応するけど、自分が触ったりする分には特に問題ない潔癖の人って多いですよね。

でも私は特別人が触ったり口をつけたものについては特に汚い!という感情を持ったことはない。
ただ、自分が触ったり食べたものを相手に触れられるのが嫌という「逆潔癖」がある。

なぜなら、私は汗をかきやすい。

多汗症と診断されていて、人より汗が吹き出すタイミングが早いので、ちょっと動いただけでしっとり汗をかき、手も基本的に常にしっとりしている。また手汗のことを考えると瞬間的に手汗を出すことができる異能を持っている。(最近は歳のせいかカサついていることがあるけれど)

そのため、ドアノブなどをそのまま握ると手垢で指紋が残ってしまう。それを他の人に握らせてしまい、私の手汗を持って行ってしまうのを避けたいのである(?)

食べ物についても口内は細菌だらけというし、それはしょうがないことで、他の人が鍋を突いたりするのは全く問題ないのだけど、私がそのまま鍋を突くのは申し訳無くなる。
気にしないよ!と言ってくれても、箸の後ろ側で極力取り分けたり…それは私が潔癖なのではなく、私の細菌を相手に渡すのは申し訳ないという逆潔癖的思考だから。虫歯だって親が同じ食器を使うことで子供にうつるとかいうし…と考えてしまう。

なんでそこまで考えるようになったかというと、学生時代に言われた「いつも汗かいてるよね」という友達からの何気ない一言だったり。
その言葉がずっと引っかかっている。

汗をかくと体が湿ったり、匂いが出たり…汚い印象の方が強い。それでも自分の意思で汗を止めることがどうしてもできない。私は他の人より汚い時が多いから、触れたくないし触れられたくないんですよね。

正直、生きにくいです。



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