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【カンボジア・コンポンチュナン】何もないのか何があるのか
はじめに
カンボジアと言えば、
アンコールワット。クメール・ルージュの歴史。南国フルーツ。
ここではあえて、首都プノンペンでも、アンコールワットのあるシェムリアップでもなく、コンポンチュナンについて書いてみたいと思います。
ただただ私の好きな場所だからという理由で思い立って書いています!
コンポンチュナン州とは
コンポンチュナンとは、クメール語で កំពង់ឆ្នាំង と書きます。
コンポン(កំពង់)は「船着き場」、「港町」を意味し、チュナン(ឆ្នាំង)は「鍋」を意味します。東南アジア最大の湖、トンレサップ湖があることから「港町」、焼き物の産地であることから「鍋」という単語が使われているようです。
下の地図が示す通り、コンポンチュナン州はカンボジアのだいたい中央に位置しています。
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コンポンチュナン州への行き方
首都プノンペンから国道5号線を北上していくとコンポンチュナン州に着きます。カンボジアの国道は、日本含め様々な国の支援により猛スピードで整備が進んでいるので、近年は車で約2時間で行くことができます。ただ、通勤時間(7時頃)、退勤時間(17時頃)になると、プノンペン周辺はとっても混雑するので渋滞にはまります。
ネットで「Phnom Penh, Kampong Chhnang, bus」などと調べると$10~$12くらいでコンポンチュナン行きのバン(小型バス)が出てくるので、ネットから予約して行くこともできます。※価格は2024年時点
コンポンチュナン州のおすすめ
おすすめ①自然を訪れる
コンポンチュナンは、首都からそう遠くないですが自然豊かなのんびりとした場所です!
例えば、トンレサップ湖。コンポンチュナンの一番大きい市場、ផ្សារចាស់(プサーチャハ / old market)の近くに、船着き場があり、ボートやフェリーに乗ることができます!
出発時間は決まっていないので、人が集まってきたら出発進行。
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コンポンチュナンの中心部から車で3時間ほど行くと、滝で遊べるスポットទឹកធ្លាក់អន្លង់ស្វាយ(Anlung Svay Waterfall)もあります!
ただ、日本での車移動3時間とは全く違い、さすがに中心部を離れるとガッタガタの道なので要注意。
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おすすめ②陶器づくりを体験する
冒頭でお伝えした通り、コンポンチュナンは焼き物が有名です。なんと陶器体験をできる場所もあるんです。トゥクトゥクのドライバーさんに陶器屋さんまで連れて行ってもらいました。
ちなみに、Google mapに載っている "Kampong Chhnang Pottery" の住所が間違っていて、ドライバーさんと15分程さまよいました。結局ドライバーさんが電話で確認してくれてなんとか到着。
あと、プノンペンやシェムリアップでは、トゥクトゥクは Grab というアプリでチャーターできるのですが、コンポンチュナンではたまに通りかかるトゥクトゥクに声かけるか、1度乗ったドライバーさんに電話番号を教えてもらって次から同じ人にお願いするか、という感じです。
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陶器づくり体験自体にお金はかかりません。多分。ただ、作ったものを貰いたい場合、送料は自己負担です。1円も払わず作るだけ作って帰るのは申し訳なかったので、ここで売られている小さい焼き物(ひとつ$5くらい)をお土産に購入しました!
そのおかげか、帰りはバイクで中心部まで送ってくれました!やったー
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コンポンチュナンならではの体験ができたので交通手段さえ確保できればおすすめです。
事前に電話で確認した方が確実(クメール語のみ)。私が行ったときは休日だったようで「1時間後に来て~」と言ってわざわざ出勤してくれました。
おすすめ③何もしない
色々書きましたが、やっぱり、なんだかんだ。コンポンチュナンに来たら「何もしない」これも良いです。のんびりとした平和な街なので、ゆっくりしているだけで癒されます。
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少し歩くだけで色んな出会いがあります。
最後に
コンポンチュナン州に行く前、「コンポンチュナンは本当に何もないところだよ」という話を聞きました。行ってみると、たしかに東京のような賑やかさは全くないですがだからこそ気づく人、動物、風景との出会いがとっても素敵な街でした。