【アルゼンチン・ウシュアイア】南極に向かう街
はじめに
2023年11月~12月は南極に行っていました。南極についても書きますが、南極に行くための船が発着する街であるウシュアイア。ここもまたとっても素敵な街だったので紹介したいと思います。
ウシュアイアとは
アルゼンチンの南端、フエゴ島にあるティエラ・デル・フエゴ州の州都。世界で最も南極に近い街とも言われています。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからウシュアイア空港まで約3時間半です。
ウシュアイアの魅力①日が沈まない非日常感
完全に日の沈まない「白夜」ではありません。が、12月は日の出4:30頃、日の入22:00頃でした。日の入22時!!同じ時期の東京は日の出6:30頃、日の入16:30頃。比較すると、特に日の入の時間がかなり遅い。21時でも明るいんです。
街中のレストランの開店時間も日本の感覚とは違います。夜ご飯を食べようと思って18:00頃ぶらぶらしても閉まっているお店ばかり。調べると、20:00オープンのレストランが結構多いようで出直しました。
ウシュアイアの魅力②冒険家が集う多様性
ウシュアイアを歩くと、周りは他の国・地域から来た観光客がほとんどです。ただ、渋谷、原宿、浅草といった観光地とはちょっと違います。家族旅行!友達とぶらり旅!で来ている様子の観光客はあまりいません。
パタゴニア山脈のトレッキングに行く人、南極に行く人、世界最南端の地に来てみたかったバックパッカー。冒険家の風貌をした人ばかり。
ちなみに「南極に行く人」は服装で分かったりします。南極クルーズではそれぞれの船でパルカ(防水性のジャケット)が配布されます。真っ赤、真っ青、真っ黄色など派手な色をしていて、船のマークが付いているので分かりやすいです。パルカを着ていると、「君はいつ出るんだい?」と違う船のパルカを着ている人との会話になったりします。パルカ着ている人のことは勝手に「南極チームメイト」だと思っていました。
個人的には、世界各国から来る冒険家が集う街の多様性や平和な雰囲気がとっても素敵だなと。南米は治安悪めというイメージがありましたが、ここウシュアイアは物騒なことなど起こる気配のない街だなぁとのんびり歩いていました。
ウシュアイアの魅力③なんでも「世界最南端」
世界最南端の街なので、色々と世界最南端。例えば、
世界最南端の空港
世界最南端の街で前転
世界最南端の鉄道
ティエラ・デル・フエゴ国立公園という「世界最南端」の国立公園には「世界最南端」の鉄道に乗ることができます。ここ、とってもおすすめなのでまた改めて紹介します。
世界最南端のポスト
その国立公園内にあります。黄色いポストです。
世界最南端の街で滑り台
東京にいたら滑ろうと思わない滑り台。早朝5時のひとり散歩で気づいたら滑ってました。
おわりに
南極に行っていなかったら、行くことも知ることもなかったであろうウシュアイア。何気ない街のひとコマもちょっと切り取りたくなってしまうようなロマンの詰まった街でした。ぜひ。