wedding ring "qualia"
仕事帰りに待ち合わせて、ご結婚指環の受け取りに。仕事の疲れも忘れるくらい、スキップを踏むように、こころ弾ませる新郎新婦。まだほの明るさが残る宵のはじまり、暑さがすこしだけ遠のいた、あわいの時間が、助走するようにおふたりの気分を高める、特別な演出となりました。
「想い入れの量がすごい」と、指環を眺めながら話す新郎。結婚の決意を込めるように、新郎新婦が自分たちの手で、指環作りの作業をしたから、なおさらです。「作ることで思い出も残せたら」という新婦の願いをカタチにした指環。そのあと、ダイヤと刻印をこちらで入れて仕上げ、お渡しとなりました。
指環の色味にこだわりたい、とシルバー系を好む新郎と、シルバーにもゴールドにも見えるような、ほんのりとした色味を求める新婦。同じような指環にしたい、でもお互いの好みも尊重したいと選んだのは、18金のホワイトゴールド。新郎は白っぽく感じる色味、新婦はクリーム色のものを。一緒にカタチを作って、思い出も共有する、同じ色以上のおそろい感のある指環となりました。
出逢ってからこれまでのこと、これからはじまるふたりの暮らし。黙々と指環をつくる作業をしながら、いろんなことが頭をめぐって。手を動かした記憶が、指環から伝わって、みずみずしい気持ちもよみがえります。その時のフィーリングをずっと持ち続けて、という願いをこめて、"qualia"「クオリア」の言葉を指環に添えました。
感覚的な「感じ」も、ながく寄り添えば、あうんの呼吸でわかりあえるもの。二人三脚の人生のスタートラインに立ったおふたり。息をそろえて歩む足取りは、すこぶる軽やかです。
wedding ring:K18white gold(normal) & Diamond、K18white gold(cream) & Diamond