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wedding ring "akatsuki"
ちょうど工房裏の田んぼでは、田植えを終えたばかりで、まだ幼い苗が緊張しているように,、風に揺れています。庭の木や通路など、目に触れるものに興味津々、「気になるものが多すぎて」と話題も尽きず、仲良く楽しそうな新郎新婦。2月に東京西荻窪の個展で打ち合わせをしたおふたり。「連休に石川へ受け取りにいきます」と、ご結婚指環のお受け取りにお越しいただきました。
そんなおふたりの指環は、ふたつの違う色味のK18ゴールドで、「わからないくらいがいい」組み合わせを選んで。新郎は、クリーム色とグレーを上下に合わせた指環。新婦は、クリーム色とシャンパンを半円で合わせて、ざらっとした表情のシャンパンと、フラットな面のクリームとの境界をだんだんとなじませるように。
わかるようなわからないような2色の組み合わせは、輪郭がほんのり空と溶け合うあわいを感じさせ、これから明るくなっていく夜明けの時間の "暁”(あかつき)を思い浮かべました。古くは「あかとき」といわれ、万葉集にも使われた言葉。1300年も前から、愛おしく相手を思い抱く時間。そう思うと、おふたりの出会いが、はるか昔から約束されていたような気がしてきます。
「いってきます」「ただいま」、「おやすみ」「おはよう」。当たり前の日常の繰り返しが、かけがえのない愛おしさ。おたがいのほほ笑みが、こころがあったかくなり、体中に行きわたる元気の源に。夜明けとともに、祝福に包まれたおふたりの朝が動き始めます。とびっきりの旅は、これからです。
wedding ring:K18white gold(cream) + K18white gold(gray)、
K18white gold(cream) + K18champagne gold
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右:K18champagne gold(左)/K18white gold cream(右)
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