大の注射嫌いを献血に向かわせた愚行
先週献血の予約を済ませました。15日14時からで、今回で3回目です。土日の午前中はどの日も空いていないようでしたが、献血を済ませてすぐに次回の予約をした人達で埋まってしまうんですかね?さておき。
実を言うと私は大の注射嫌いでして、まさか献血に行くようになるとは全く思っていませんでした。予防接種はもちろん、職場の健康診断での採血も大嫌いで、初献血に行く数日前には、ググッたら出てきた献血時に使う太い採血針の画像にビビり、当日は献血ルームの前で二の足を踏みました。
ではなぜ献血に行く気になったかというと、昨年の宇崎ちゃんポスターの件で批判していたうちの1人が、Twitterで献血ボイコットを呼びかけ、それに強い怒りを感じたからです。あのポスターをどう思うかは個人の自由ですし、日本赤十字社に意見を寄せるのも悪い事ではありません。もしこれが一般企業だったら、ボイコットの呼びかけも一つの抗議の手段として有効だったでしょうし、私も怒りを感じたりはしなかったでしょう。ですが、献血ボイコットの呼びかけは、もし成功した場合赤十字社が困るだけでは済まないのです。献血で集められた血液が最終的に誰の元に届くのか、届かなければ命を落とすのは誰か。ちょっと考えれば分かるはずです。
呼びかけた人はそのツイートを既に削除していますが、想像力がなさすぎる発言でした。後に皮肉のつもりだった、と書いていたようですが、そうは捉えられない内容でしょう。なお、この呼びかけに応じたであろう人が複数いました。想像力がなかったのは呼びかけ人だけではなかったようです。
この呼びかけ人、まるで大人が子供に言い聞かせるかのように説教されていたみたいですね。
https://togetter.com/li/1441667
「正直分からない、もっと賞賛されると思ってた」
「輸血された事ないから特に考えたことなかった」
「賞賛されると思ってた」
と、言っていたのは聞いていましたが、「正直分からない」とか、「輸血されたことないから…」と言っていたのは上のまとめで初めて知りました。これを読んだ時、正直頭がクラクラきました。輸血の経験がなければ考えるのが難しい事ですかね?
最後に、私が中学生の時に読んで以来、ずっと覚えている小説の台詞を挙げておきます。
「馬鹿とは勉強ができない事ではない。想像力がない事だ」
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