どの円卓の騎士を聖杯戦争に呼ぶべきかランキングベスト5

『Fate』シリーズには多くの円卓の騎士とその関係者が登場する。
それぞれ強力なサーヴァントと言われているが、実際円卓の騎士の中から聖杯戦争を勝ち抜くサーヴァントを選ぶとしたら誰を狙って召喚を行うべきか。
今回は独断と偏見で召喚すべきサーヴァントをランキング形式で紹介する。

※当たり前だが『Fate』シリーズのネタバレが含まれるのでご注意ください。

ランキングルールは以下の通り。

・戦争形態は冬木の聖杯戦争をベースとしたオーソドックスなものである。
セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの7騎が夜、魔術師であるマスターと協力し人目を忍んで戦うものである。

・検討するサーヴァントは『Fate/Grand Order』実装済みのサーヴァントの中で「円卓の騎士」属性を持つ者、またはその関係者から選出する。
『Fate/Grand Order』で立ち絵が登場したものの未実装のアグラヴェイン、『Fate/Requiem』のみ登場のギャラハッド・オルタなどは対象外とする。

・オルタ、ifの存在、別世界(プロトタイプ)の存在、別世界(サーヴァントユニヴァース)の存在、サンタ、水着、異聞帯サーヴァント、デミ・サーヴァント、アーサー王の肉体として作られた現代人などは対象外とする。
「円卓の騎士」属性持ち多すぎィ!
今回対象外となったのは以下のメンバーである。

・オルタ
アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
アルトリア・ペンドラゴン[ランサーオルタ]

・ifの存在
アルトリア・ペンドラゴン[リリィ]
アルトリア・ペンドラゴン[ランサー]

・別世界(プロトタイプ)の存在
アーサー・ペンドラゴン
レディ・アヴァロン

・別世界(サーヴァントユニヴァース)の存在
謎のヒロインX
謎のヒロインX[オルタ]
謎のアイドルX[オルタ]

・サンタ
アルトリア・ペンドラゴン[サンタオルタ]

・水着
水着ガレス
水着アルトリア・ペンドラゴン
水着アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
水着モードレッド
水着アルトリア・ペンドラゴンランサー
謎のヒロインXX

・異聞帯サーヴァント
妖精騎士ガウェイン(第一再臨)
妖精騎士トリスタン(第一再臨)
妖精騎士ランスロット(第一再臨)
アルトリア・キャスター
モルガン

・デミ・サーヴァント
マシュ・キリエライト

・アーサー王の肉体として作られた現代人
グレイ

この中で「円卓の騎士」属性を持たないのはモルガンと謎のヒロインX、謎のヒロインXXだ。
モルガンはともかくヒロインXが「円卓の騎士」属性ないのは正直驚きである。

さて、前置きが長くなったが、ようやくここでエントリーメンバーの紹介だ。

アルトリア・ペンドラゴン
モードレッド
ランスロット
ガウェイン
ベディヴィエール
トリスタン
パーシヴァル
ガレス
マーリン

だが残念ながら、ここでも対象外となるメンバーがいる。

・おそらく通常の聖杯戦争で呼べない
マーリン
ベディヴィエール

この2人は通常の聖杯戦争で召喚できない可能性が高いため、メンバーから外す事とする。
それぞれ理由は以下の通りだ。

マーリン:彼は未だアヴァロンで生き続けており、本来サーヴァントとなり得ない存在であるため。
ベディヴィエール:彼はifの存在であり、本来のベディヴィエールではないため。

・第5~3位
第5位:パーシヴァル
第4位:モードレッド
第3位:アルトリア・ペンドラゴン

そもそも円卓の騎士は全員アホほど強い。
円卓の騎士を呼べた時点で白兵戦を心配する必要は基本ないのだ。
つまり円卓の騎士の中からサーヴァントを選ぶとしたら、戦闘力以外の部分を考えるべきだ。

この3人も皆白兵戦において心配はないため、ランキングつけの根拠はクラスと各々のスキルだ。
パーシヴァルが強いのは疑問の余地はないが、一点問題がある。
クラスがランサーである事だ。とはいえ、別にランサー自体が問題なのではない。
ただ、通常の聖杯戦争では自分のサーヴァントは一騎だけだ。
すなわち、「自分がランサーを召喚したならセイバーは敵が召喚する」という事になる。
セイバーというクラスは聖杯戦争において特別だ。
ステータスのバランスが良く、「最優」と言われる。
その「最優」をみすみす敵に渡してしまうという問題点は、無視できるほど小さくない。

そのためパーシヴァルを5位としたのだが、モードレッドとアルトリアの順位にも当然理由がある。
モードレッドはアルトリアの遺伝子を使ったホムンクルスであるため、その「性能」はアルトリアとかなり似通っている。
違うと言えば宝具だが、大まかには同じだ。
隠蔽系宝具の『風王結界』(インビジブル・エア)と『不貞隠しの兜』(シークレット・オブ・ペディグリー)、
広範囲攻撃ができる『約束された勝利の剣』(エクスカリバー)と『我が麗しき父への叛逆』(クラレント・ブラッド・アーサー)である。
唯一守護系宝具の『全て遠き理想郷』(アヴァロン)だけがアルトリアの利点だが、この宝具は基本持ち込んでいないので無視して良いだろう。
そうなるとこの2人のランクを分けるものは何か。ずばり、性格である。
円卓の騎士は皆正義感が強く人当たりが良い。……(選出対象の中では)モードレッドを除いて。
モードレッドは極悪非道の悪人では断じてないが、お世辞にも付き合いやすいタイプではない。
獅子劫界離レベルのパーフェクトコミュニケーションが出来るならばモードレッドと強い絆を結べるだろう。
だがそれが出来ないのならば、素直にアルトリアにしておくべきだ。
間違いなくアルトリアの方が打ち解けやすさでは勝っている。

・第2位の2人
第2位:ガレス、トリスタン
この2人は同率2位とさせてもらった。

まず、ランスロットよりランキングが下である理由は先程説明した理由と同じ、「セイバーを敵が召喚できてしまう」問題である。
では第5~3位より順位が高くなった理由は何か。それは「搦手が使えるか」だ。
ガレスの宝具『変身の指輪』。これは変身の魔術が込められたものだ。これがあれば(当人がそれを了承するかはともかく)変身してマスターの暗殺を行う事が可能である。
白兵戦が強いサーヴァントがこのような搦手も使えれば最強だ。是非ともこういう器用な事ができるサーヴァントを召喚したい。
あと彼女は特に人当たりが良く、親しみやすい性格である事もポイントだ。
どれだけ強力なサーヴァントでもマスターとの関係が悪ければ力を発揮できない。善人でも癖のある性格が多い円卓の中で、シンプルに「素直でまっすぐ」のガレスは余程マスターの性格がひねくれてない限り仲良くやれるだろう。
トリスタンもその卓越した技術により、優位に立てるサーヴァントだ。何せアーチャーであるため、遠距離攻撃が出来るのだ。
しかも『痛哭の幻奏』(フェイルノート)により、不可視の斬撃をお見舞いできるのである。
サーヴァント相手なら防がれる可能性もなくはないが、人間ならばひとたまりもないのではないだろうか。
こちらもマスターの暗殺に最適と思われる。唯一問題があるとすれば、性格に癖がありすぎる事だろうか。そこがネックになるという方は、別のサーヴァントを選ぶべきかもしれない。

・栄え有る第1位
第1位:ランスロット
セイバーで、『己が栄光の為でなく』(フォー・サムワンズ・グロウリー)という変身宝具があって、白兵戦が強くて、遠距離攻撃もやろうと思えばできる。
そのうえ『騎士は徒手にて死せず』(ナイト・オブ・オーナー)で別の武器を宝具にしてそちらで攻撃を仕掛ける事もできる。
少々面倒な性格と言えなくもないが、セイバークラスならばそれを全面に出してくることも然程ないだろう。
なんだこいつ。強すぎる。負ける様子がかけらも思い浮かばない。
よっぽど魔力がヘボいマスターが魔力バカ食いで『己が栄光の為でなく』(フォー・サムワンズ・グロウリー)も令呪を使わないと出来ないようなバーサーカークラスで、
しかも目の前にすると暴走してしまうアルトリアがいる聖杯戦争にわざわざ呼び出しでもしない限り負けないだろう。
なおそのまさかが起こったのが『Fate/Zero』である。素直にセイバーで呼ばせておけば雁夜はもう少しマシな死に方ができただろうに……。

そんなわけで優勝はランスロットとなったのだが、一応彼についても触れておく。

・ランク外
ガウェイン
残念ながら彼は、通常の聖杯戦争では避けた方が無難である。
理由は簡単、彼の一番の持ち味である『聖者の数字』が完全に死にスキルになってしまうからだ。
『聖者の数字』は簡単に言えば昼に力が3倍になると言ったもの。
そのため主な戦場が夜となる通常の聖杯戦争に不向きだ。
戦う時間が昼に固定されている月の聖杯戦争ならばよほどの相手でもない限り勝てるので、月では彼を狙おう。
と言っても月では狙って召喚とかできないのだが。

以上である。これで通常の聖杯戦争で誰を召喚すれば勝ち抜けるのかがわかったのではないだろうか。
あとは通常の聖杯戦争に参加すれば良い。……なお今までオーソドックスな聖杯戦争が『Fate』シリーズで観測された事はない。
一番近いのが『Fate/Zero』だが、クラスとサーヴァント数以外は全くオーソドックスではないのだ。
いい加減「この聖杯戦争は何かおかしい」と言われない聖杯戦争を見てみたいものである。

でもそうなると意外性がなくて面白くないのかもしれないな。

いいなと思ったら応援しよう!