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『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』感想

『忍たま乱太郎』が私の人生を変えた青春の作品って話した?
してない気がする。
仮にしてたとしても、もう一回するのでご了承ください。

私は小学生の頃、『忍たま乱太郎』の原作である『落第忍者乱太郎』にどハマりした。
歴史漫画がきっかけで社会科が得意になった典型的なオタク気質だった私は、原作の緻密な歴史考証に惹かれたのだ。
その流れでこの漫画の作者、尼子騒兵衛先生が大学時代歴史を学んでいた事を知った事から、大学で歴史を学びたいと考えるようになったというわけである。

なので、原作の『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』も出てすぐに買って読んでいた。
この映画化は長年待ち望んだと言って良い。
正直なにわ男子が出ると聞いた時は少し不安もあったが……冷静に考えてみれば、全員出動の時の芸能人枠も普通に上手かったし、いらぬ心配だった。

・なんかすっごい盛られてない!?
知らん知らん知らん、そんなシーン知らん。
確かに大筋は原作通りなんだけど……なんか……いろいろ盛られてる……!
五年とかちょっと言及されるだけだったじゃん、何だその活躍は。
天鬼VS六年も原作はい組だけだったし室内だったじゃん、何だそのど迫力のアクションシーンは。
雑渡さんの戦闘シーンとかなかったじゃん、何だ突然湧いてきた卒業生コンビ+利吉さんを一人でボコボコにするシーンは。
一年は組は乱太郎しんべヱ以外出番少なかったじゃん、何だその活躍シーンは。
突然の「お兄ちゃん」発言どうした!? いやアニメでそういう回があったのは知ってるし見たけど原作でそんなシーンはなかったぞ!?
ドクタケのミュージカルは何故盛った。スン……って顔して見てる天鬼が面白すぎるだろ。

・子供向けながら残酷な時代をしっかり想起させてくる
彼岸花と案山子のコラボで全年齢残虐表現。
エグいね。めちゃくちゃエグいね。

・尊奈門は可愛い
実はタソガレドキで一番好きなキャラである。
この子の優秀だけど若くて幼いところがさあ……可愛くてさあ……(ろくろ)。
でもだんだん自分のやらかしの大きさが分かってきて無言になるところは胃が痛くなる。

・やっぱり土井先生はかっこいい
さすが三大女児初恋キラーの一角である。
ちなみに残り二人は利吉さんときり丸で、私は利吉さん派だった。
土井先生は昔からかっこよかったが、ゲゲ郎で狂った後だから余計に頭がおかしくなりそうだった。
割と特徴的な声だから聞けば分かるんだけど、それでも別人にしか聞こえないのはすごい。
土井先生も天鬼も鬼舞辻無惨もゲゲ郎も全然違う。
しかも今回「土井先生が演じる天鬼」とかいう原作にないシーンまであった。
CV:関俊彦の宝石箱じゃん。

・親子の絆が最高すぎる
土井先生ときり丸の絆は原作でも最高だったが、声と映像がつくとヤバいっすね。普通に泣きましたね。
更に山田先生と土井先生、風鬼とふぶ鬼など親子(疑似も含む)盛りだくさん。
風鬼とふぶ鬼は原作にはなかったはずなので、めちゃくちゃ良い改変。

・ダーク稗田八方斎
まつ毛が長くてダークな稗田八方斎、めちゃくちゃ悪い。
しんべヱに軽身剤飲ませようとしたり、利吉さんを狙撃させたりしてた頃よりもパワーアップした悪さである。
これには風鬼もドン引き。

・卒業生はテレビアニメにも出して欲しい
今回だけで終わるにはあまりに惜しい。
めっちゃ良いキャラだったじゃん。
在学時代の話とかめっちゃ気になる。

めっちゃ名作でした。
これからも数年に一回くらい映画やってほしい。
次は兵庫水軍とかどうだろう。

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