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ウッウロボ0?!バトルVIPパス0?! 〜アフリカンミュウのすゝめ〜
1.冒頭
こんにちは。ザクピと申します。
今回は第5回ミジュマルカップにて筆者である私(@zakupi_)とぐれくん(@36_yuki24)が60枚リスト共有して優勝した「アフリカンミュウ」の記事になります。
そもそもの前提なんですが
アフリカンミュウって何???
って話なんですが、その疑問はごもっとも。これはタイトルにある通り《ウッウロボ》と《バトルVIPパス》という「ミュウ」と呼ばれるデッキに標準採用されてるカードが0枚採用であるデッキの事を指します。
《ウッウロボ》も高いですし、《バトルVIPパス》も高いですよね???分かります。
幾ら《ウッウロボ》が再録されたとはいえ
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平気で1枚3000円〜4000円しますし、《バトルVIPパス》に関してはパック産のカードなのに
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1枚2000円近くするんですよね。これが4枚ずつ、計8枚採用しなきゃいけないって考えるとそれだけでも2万弱は掛かるんですよね。《バトルVIPパス》に関しては今現存してるデッキの大多数に採用されるんでいいんですけど、《ウッウロボ》に関しては「ミュウ」以外に採用されないんで、手が出にくいプレイヤーがいるのも事実。
世間一般的には
「ミュウ」=「成金」
そういうイメージがついてると思います。
またその一方で《ウッウロボ》も《バトルVIPパス》も採用してない「ミュウ」に関して、大多数は
「あ、持ってないんだな」
とか
「デッキを作る資金が無いのかな?」
って思いがちですよね(筆者はちゃんと持ってます)
なのでそれらを採用してない「ミュウ」の事を「アフリカンミュウ」と呼んでます(深い意味は無いです)
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元々の原案はけーご(@K_Pokemon_com)とと(@toto_pokepoke)
の2人から教えて貰ったリストを自分なりに組み替えて使用しました。SpecialThanks
上記でミジュマルカップで優勝と書かせて頂きましたがそれ以外にも
2023シティリーグS3 best16(4-1)
2023シティリーグS4 3位(5-2)
非公認大会優勝+準優勝(7-1)
ミジュマルカップにおいても
筆者(5-3)、ぐれくん(6-2)
違うリストですが、けーご(5-1)とアベレージは高く非常に強いデッキだと言えます。
そんな中、今回は何故「アフリカンミュウ」になったのか、デッキ解説を中心に話を進めていこうと思います。
2.何故雪道ミュウなのか
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今回使用したリストになります。そもそも何故《フュージョンエネルギー》を採用している「フュージョンミュウ」では無く「雪道ミュウ」なのか。そこから触れていきたいと思います。
まずは環境定義として
Tier1
・サーナイトex
・ロストバレット
Tier2
・ルギアvstar
・フュージョンミュウ
・アルセウス系統
・パオジアンex
Tier3
・その他
と定義してました。これは前環境とそんなに大差無いですね。
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幾ら「スノーハザード」や「クレイバースト」が発売したとて、細部は変わろうとも、デッキ単位でTierランクが変わるものでは無いと考えてました。
そうやって環境を俯瞰して見た時に1つ浮き彫りになった事がありました。それは
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このカードの通りがとても良い事です。
この「スノーハザード」「クレイバースト」環境に於いて《頂への雪道》を強く使えるデッキは何だと考えた時に、前環境から猛威を奮っていた「雪道ミュウ」というデッキの存在を思い出しました。
「雪道ミュウ」というデッキは上記のデッキに対して《頂への雪道》を多投しているおかげで強く出れるのもそうですが、ミジュマルカップ(4/30)以前にはそもそも全プレイヤーの意識外のデッキでした。
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そもそも新弾でこのカードが発売されたからです。このカードが発表された際には
「ミュウ終わった…」
等のツイートがTwitter上で多く見受けられたと思います。このカードの発表のお陰でとあるカードのシェアも減りました。
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言わずもがな前環境で猛威を奮っていたメタカードの《ドラピオンV》です。世間の「ミュウ」を使ってるプレイヤーはこのカードに散々悩まされたと思います。しかし《ミカルゲ》の発表のお陰で
「ミュウvmax減るじゃん!だったらドラピオン要らんくね?」
と考えるプレイヤーが大多数だと予想しました。
そこで今回はチーム戦という事もあり、《ミカルゲ》や《ドラピオンV》といったメタカードを割り切って「雪道ミュウ」を選択しました。
3.何故アフリカンなのか
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「雪道ミュウ」を選択したとして何故《ウッウロボ》や《バトルVIPパス》が採用されてないのか。読者の方々も気になる所ではあると思います。
そもそも筆者は「雪道ミュウ」というデッキに対して
・《頂への雪道》+《ジャッジマン》をプレイしながら《ミュウVmax》を押し付けるコントロールデッキ
と考えてます。
このデッキを使用する上で目指す場所は
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・《ミュウVmax》+《ミュウV》+《ゲノセクトV》+《ダブルターボエネルギー》+《頂への雪道》+《ジャッジマン》
もしくはロスト対面なら
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・「ダイミラクル」+《頂への雪道》+《ジャッジマン》
が最初に目指すべき動き且つ最速で目指さなければならない動きだと考えてます。
「フュージョンミュウ」はデッキの性質上、後手1ターン目の「メロディアスエコー」
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を目指すデッキなので《カミツレのきらめき》や《フュージョンエネルギー》を探す為に《ゲノセクトV》を展開してゲームを進める関係上、《ウッウロボ》や《バトルVIPパス》が採用されますが、「雪道ミュウ」はそうではありません。
あくまでも目指す場所は上記の通りなので無理矢理展開する必要性がありません。以上がゲームプランの話です。構築単位の話ですと
・不要牌になり得るカードはデッキコンセプトに合っていない
《頂への雪道》+《ジャッジマン》を押し付けるデッキです。このパッケージは対面はもちろん、自分にも刺さり得る諸刃の剣になります。《頂への雪道》が貼ってある以上「フュージョンシステム」も起動出来ません。
そんな中でコストにしかなり得ない《バトルVIPパス》はもちろん、不確定要素のある《ウッウロボ》はデッキコンセプト上採用優先度が低いと考えました。
その為、今回の構築はどんなタイミングでも採用カードが腐り辛い構築を意識して
ボール系統が13枚、入れ替え札が4枚、サポートが9枚+《トレッキングシューズ》2枚と既存の「雪道ミュウ」よりも外堀を埋めれるカードを採用しました。
4.デッキ解説
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・《ミュウVmax》《ミュウV》3-4
《ミュウVmax》はゲームに絡むのが2枚。3枚絡むゲームは稀なので3枚。《ミュウV》は後攻を取った場合に1枚相手に差し出す想定です。《ゲノセクトV》を差し出した場合ゲームの終盤に弊害が出るので《ミュウV》がマストです。
このデッキの理想の盤面が
《ミュウVmax》×2《ミュウV》×1《ゲノセクトV》×3と差し出す想定の場合どうしても4枚必要になるので4枚採用です。
・《ゲノセクトV》4
デッキの核です。初ターンのプレイの仕方が少し難しくて、例えばバトル場が《ゲノセクトV》スタートの場合、ベンチに《ミュウV》を2面置かなければいけません。仮にスタートが《ミュウV》の場合にベンチに1枚《ゲノセクトV》をプレイ出来たとしてもプレイしてはいけません。1枚置きに裏目が出るカードなので手札と盤面と相談して慎重にプレイしましょう。
・ボール系統 13
外堀を埋めるカードになります。ネストボールはベンチ5枚埋まってる場合にプレイ出来ないので気を付けてプレイしましょう。
・《パワータブレット》4
デッキを使う利点の1つ。ロスト対面やサーナイト対面にダイミラクルを宣言出来ない盤面の場合に、タブレット+サイコジャンプをよく宣言するので臆する事無く使いましょう。
・《ロストスイーパー》4
雪道を剥がしながら山札を進めるカード。自分の《森の封印石》をよく剥がすので《あなぬけのひも》で《森の封印石》がついてる《ゲノセクトV》を差し出さないようにしましょう。
最近だと《フワンテ》+《勇気のおまもり》や《パオジアンex》+《勇気のおまもり》のパッケージも流行っているので《フワンテ》には《勇気のおまもり》に《ロストスイーパー》を当てて裏のポケモンを取るプランや、《勇気のおまもり》がついてる《パオジアンex》に《パワータブレット》+「テクノバスター」で220点先に載せた後に《ロストスイーパー》で剥がすプランもあるので覚えておいて損はないです。
・《トレッキングシューズ》2
確実に山札を掘れるカード。「ミュウVmax」というデッキの強みは「動きの再現性」だと思ってるので、このカードはこのコンセプトや考え方に合致してるカードになります。本来4枚採用したいカードになりますが、枠の都合上2枚採用にしてます。
・《ともだちてちょう》1
ロスト対面に対して《ジャッジマン》の連打や、サーナイトexに対して《ボスの指令》、序盤に使ったナンジャモを終盤にて使い回したり、やむ無くトラッシュに送られたサポートを使い回せる優秀なカード。ほぼ確実に手札を1枚減らせるのも利点の1つです。
・《いれかえカート》《あなぬけのひも》2-2
入れ替え枠4枚。既存の「雪道ミュウ」は3枚採用が多いのですが外堀を埋める為に4枚採用です。《いれかえカート》はロスト対面に「ロストマイン」+「げっこうしゅりけん」で《ゲノセクトV》を狙われるので終盤まで温存した方が勝率が上がるので意識してプレイしましょう。
・《やまびこホーン》1
アルセウス系統やex系統、ルギアvstar等、2を主体に押し付けてくるデッキに対して強力なカードです。Tier2以下のデッキに有効に刺さりますがキープするのは弱いカードなので難しい1枚でもあります。
・《森の封印石》2
何でも出来る優秀なカード。序盤〜終盤どのタイミングでも強いですがゲーム中に1回は勿論《ペパー》も採用されてるので最低枚数の採用になります。
・《こだわりベルト》2
Tier2以降のデッキに対して非常に強いカード。デッキの性質上「テクノバスター」が190ベースなので「雪道ミュウ」というデッキに於いて重宝するカードになります。
・《ジャッジマン》3
デッキのコンセプト。4枚採用も視野ですが《ともだちてちょう》や《ナンジャモ》《ツツジ》と手札干渉するカードが多投されているのもありますが、《ジャッジマン》では無く《ボスの指令》を優先してプレイする場面も多く存在するので枠の都合上3枚採用です。
・《ボスの指令》3
元々は2枚でしたが対面がアルセウス系統だった場合に《ミカルゲ》が置かれる事が想定されるので気持ち1枚増やして3枚に。「サーナイトex」に対しても裏のキルリアを狙い続けれるのが致命傷なのでここは3枠固定だと思います。
・《ナンジャモ》1
感覚的には《ジャッジマン》の4枚目、《ツツジ》の2枚目と場面によって用途が違うハイブリッドなカードだと思ってて
例えば手札のカードが捌けなくて展開できなかった時に《森の封印石》から持ってきて展開する事もあったり、「ミュウVmax」は3を前で押し付けるデッキなので3→2と取られたタイミングで《頂への雪道》《ナンジャモ》で《ミュウVmax》を2枚押し付けるプランで不利盤面から捲ったりと用途は様々です。
元々は前環境で《ドラピオンV》が流行ってた時には《ツツジ》を2枚採用して毎ターン連打するプランを取っていたので感覚はそれに近いです。
今は《ドラピオンV》のシェアも減って、「ロストカイオーガ」が《ツツジ》ケアで先に2を取って、《カイオーガ》で4枚取りを目指すプランが主流なのでそれに合わせて《ツツジ》が1枚になり《ナンジャモ》が1枚採用出来てますが、それこそまた《ドラピオンV》が主流になればここの枠を《ツツジ》にも戻すので言ってしまえば“調整枠”になります。
小回りの効く1枚には変わらないのですが、《頂への雪道》を貼ってサイドを先行するデッキなのでコンセプトと少しズレてるのもあり複数採用はしづらいカードかなと認識して今回は1枚採用で落ち着きました。
・《ツツジ》1
上記の《ナンジャモ》で言ったのがほぼになります。ワザと3枚以上サイドを取らせて《頂への雪道》と合わせてプレイする事もあります。
・《ペパー》1
序盤〜終盤どのタイミングでプレイしても強い1枚。序盤は初動になり中盤終盤は《パワータブレット》+《こだわりベルト》のサーチで実質60打点にもなるので器用な1枚になります。
・《頂への雪道》3
デッキコンセプトになります。4枚採用か3枚採用かは悩む所ですが、枠の都合もありますし4枚以上の採用ですと嵩張る事の方が多いので今回は3枚採用としました。
・《ダブルターボエネルギー》4
きんたま
5.終わりに
いかがだったでしょうか?
世間では《ウッウロボ》や《バトルVIPパス》が必須であり、固定概念になってると思います。
しかしこの様な考え方もあるって知るとカードゲームって面白くなりますよね。
どんな構築でも強いし、可能性は無限大なんですよね。
頭ごなしに否定するんじゃなくて色々試してから決めてみるのも遅くないんじゃないかな?って思います。
このデッキは金額的にも強さ的にも誰にでもオススメできるデッキになってます。
ポケモンカードゲームは
ゲーム性“は”とても面白い
ので色んな人に触って欲しいし色んな可能性を消さないで欲しいと思います。
それでは良きポケカライフを。
質問等々はTwitterのDMにて受け付けておりますので気軽に聞いてみてください。
ではでは✋