【環境最強】ブレスラゼーロベン【のはずでしたが…】
1.序文
小判です。
書きました。
〖注記〗
本記事は一定水準以上のデュエルマスターズの知識を持っている前提で話が進みます。知らない人にも分かるよう表記したつもりですが、あらかじめご了承ください。
本記事では、カード名を一部簡略化して表記します。
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以下本文です。
2.命題
新殿堂施行後のループ系ソリティアデッキの最強格は何か？
サガを失ったプレイヤーらはその拠り所をかつて環境に存在したデッキに重ね、旧環境デッキを洗い始め、気付けば今や懐かしのゼーロベンというデッキは、サガ亡き後の新殿堂環境で強いのでは？と揶揄されるようになっていた
ゼーロベンは序盤から盤面を組み立て4-5ターン目に闇王ゼーロ詠唱からソリティアに突入するデッキ
つまり下準備の段階が多く、そこを挫かれると立て直すために数ターンを要する
偶然にも的確に序盤から面処理を行える赤白サムライや黒単アビス、果ては5000VTというキルカードまでもが登場し、序盤から面を組み立てて早期にコンボスタートを切ることが難しくなってしまった
実際にそれは新殿堂施行後の入賞数一覧に顕著に現れており、ゼーロの文字などどこにもなかった
もちろん筆者もゼーロについて殿堂施行前から研究はしていたが、確かに明確な弱点があることは理解していた
・面処理に弱すぎる
・デドダムスタートができない時の出力の低さ
・後手まくり要素の少なさ
・これらの要素から生まれる序盤の脆さ
致命的なまでにこの4つが重くのしかかってきた
これらの弱点を克服する方法を考え、3つ必要な要素があると考えた
①マナ加速札の増加
序盤が不安定でデドダムスタート以外の出力がお粗末ならば、マナ加速札を多投し序盤を逃げ切ればいいという考え
ただしマナ加速の先の目的となる動きが無ければ意味がない
②盤面を並べるターンとコンボに突入するターンを同一ターンに行う
ニュアンスとしては、赤緑Jミッツァイル→シータミッツァイルのような感覚
面を並べてターンを返すと除去されてテンポを挫かれやすいならば、並べたターンにそのまま勝ってしまえばいい
③受け札、ギミックの搭載
不安定な序盤を逃げ切るための第2要素
アポロのような高速で殴り込んでくるデッキ等に対して、その場しのぎではなく次のターンに繋がるような受けギミックを搭載する
このデッキはとにかく枠が無いので各要件を同時に満たすものを探していくことにした
とりあえず要件を満たすカードは見つけてきた
3.構築
4x ジルコン
4x デドダム
4x ブレインスラッシュ
4x アイチョイス
4x ベン
4x ゼーロ
3x フェアリーファンタジア
3x トラブルアルケミスト
2x 邪招待/秩序の意志
2x サイクルペディア
2x ブラックビッグバン
1x ラッキーナンバー
1x ブライゼナーガ
1x 5000VT
1x 龍頭星雲人
4.ポイント
先述の弱点は、
・加速札と盾受け性能を持つカードを多投する
・後述のパッケージを採用し、展開のターンとコンボ起動のターンをまとめて1ターンで行うことで面処理への耐性を作る
この2点で強引に解決
構築において特徴的なカード達の役割を取りまとめる
★ブレスラ×アイチョイス×ベン
面処理に対する脆弱性を補完するパッケージとしての採用
面の数を抑えつつコンボ起動を見据える事が可能になり、5000VT被弾のターンを遅らせる事もできる
6マナでアイチョイス召喚
→マナからブレスラ詠唱
→ベンを蘇生してブレスラがマナに戻る
ベン蘇生後にジルコンか2枚目のチョイスがあれば、再度展開が可能
チョイス2枚目が絡む時はマナに戻ったブレスラを再び詠唱し、凄まじい勢いで山札を掘り進める事ができる
最低限の面展開に留まったとしても、チョイス+ベン+ディスタスを対象にゼーロを詠唱し再度ベンを蘇生→チョイス+ブレスラまで到達可能
★フェアリーファンタジア
マナ加速と受け札を兼ね備えるカード
マナ加速札を採用する上で下記ポイントで採用候補を定め、そこから厳選した
・単色
・S・トリガー持ち（チョイスとの兼ね合い）
・サイクルペディアで重ね打ちする際のバリュー
・ブレスラで釣れるかどうか
弱点を補完するためには、マナ加速札に受け性能もしくは他のカードとの強烈なシナジーを生むカードである事が必要と考え、ファンタジアを暫定的に最適解として採用
他には白米だんしゃくと豊潤フォージュンあたりを試したが、ファンタジアが一番使い勝手が良かった
★サイクルペディア
フィニッシャー
細かな役割は下記の通り
・加速札から繋げて次ターンのブレスラへの布石
・チョイスブレスラ連打の最終的な吐き先にすることで、ゼーロを2発打つ
・加速札、除去札の使い回し
★5000VT
メタ処理兼チョイスブレスラの吐き先
対面によってはEXターンを稼ぐカードになるため、ブレスラから積極的に掘りに行く
★ブライゼ
盾落ちを最も楽にケアできるカード
ブレスラから釣って大量に手札をがめる事も可能なため、アルケミストの4枚目に近い役割もある
ベンが複数回場と墓地を行き来すると盾が増えていくため、山札が薄くなればなるほど試行回数が増えてブレスラトリガーから宇宙を作る事ができる
★龍頭星雲人
便利屋
・手打ち可能な除去トリガー
・チョイスから使える2ハンデス（山札を減らさずに生き物を出せるのも○）
・自分のディールを破壊してラッキーナンバーループを成立させる
どれもこのカードじゃないとできない痒い所に手が届くカードという認識
★邪招待
手打ちしてもサイクルで重ね打ちしても強力で、ファンタジアと零誕祭と合わせて除去トリガーを多く積む事ができる点を評価
この枠は秩序の意志で良い
★秩序の意志
封印の通りがよく手打ち可能な除去として重宝
手に秩序を構えてる状態で複数枚の盾ブレイクからブレインスラッシュがトリガーした際、蘇生させたいクリーチャーをSバックで墓地に落とす事で、ブレインスラッシュの蘇生先を生み出す事ができる
これは自分のブライゼナーガでも同じ事ができるため、ビッグバンが2枚盾落ちしても力技で突破し得る
★後手まくり
そんな都合のいいカードはない
5.フィニッシュループ
⓪初期盤面
山:0枚
場:ビッグバン、ジルコン、ベン、アルケミスト
手:ゼーロx2、サイクル、打ちたい呪文、任意の黒x6
①ゼーロ詠唱（ジルコン、ベン、アルケ破壊＆サイクル、任意の黒x2破棄）
ジルコン蘇生→ビッグバン変換アルケサイクル蘇生＆打ちたい呪文を捨てる
②サイクル解決→打ちたい呪文が山札へ
③ゼーロ詠唱（ジルコン、アルケ、サイクル破壊＆任意の黒x3破棄）
※打ちたい呪文がここで墓地に落ちる
ジルコン蘇生→ビッグバン変換アルケ、ベン蘇生＆任意の黒を捨てる
④ベン解決→アルケ解決
墓地が全て手に戻り初期盤面に戻る
①〜④を繰り返す事で手札にある任意のコスト4以下の呪文を無限に詠唱可能（サイクルの登場時効果を好きな数使える）
◉このループを応用して、下記手順を踏む
1 ラッキーナンバーを無限詠唱
2 秩序(邪招待)、零誕祭で盤面処理
3 呪文ループの代わりにジルコンと出したいクリーチャーに置き換える事で盤面無限増殖
(最低でもビッグバンの2体目は出しておく)
4 サイクルと同じ容量で星雲人使い回しにより全ハンデス
5 面にサイクルを2体立てた後に、ジルコンサイクルサイクルに向けてゼーロ詠唱
（この時、ゼーロとジルコンのディスカードで邪招待とファンタジアを落とす）
→ジルコン＆サイクルx2を蘇生し、サイクル2回でファンタジアと招待を打つ事で山札を2枚に回復
※ビッグバン除去による負け筋を消す
★ここまで完了した後にターンを1度返す
相手は何もできないはずなので、ターンが戻ってきたらもう一度◉の手順を繰り返して同様のロックをかける
→フルパンで勝ち(LO耐久も理論上可能)
6.反省
の予定でしたが…の部分、どういう意味だと思いますか？
①アビスがきつい
除去できないブルームによるソリティアの阻止
マーダンと審問によるテンポロス
おまけのように細かな面処理
速度etc...
秩序がアンサーになり得るのはいえキツいものはキツい
②グラスパーの二の舞
アナカラー基盤のコンボデッキはつまるところ、環境の速度を定義するデッキにはなれないため、アポロのような自分より足の速い対面には盾で勝負することになる
となると一定の勝率は担保するものの有利をつける事は基本的にはできない
グラスパーが踏んだ轍を踏み直してる側面がある
しかし、かわりに得たものもあります
例えば、サムライには勝ちやすくなりました
面除去を要求しつつ、こっち側も処理札を抱えに行く
面処理に対しては6マナ起動でコンボに突入する
ここは良い変化点です
7.まとめ
まぁまぁいい感じにまとめる事ができたので、友人らに構築を配りまくったのですが、ほとんどの人が何も反応してくれなかったので、勢い余って文書きました。
サイクルペディアフィニッシュはちょっとずつ温めていた部分なので、メガネクイクイしながら描いてます。
Xのフォローを待ってます（＠zakoban2nd）、ひたすらに。
小判でした。
SP thanks
みうらちゃん愛好会（←ほぼ反応してくれなかった）
チー七（←反応してくれた）
飛クラ（←あんま反応してくれなかった）
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