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【超CS新潟使用】DOOMサガ端書

1.序文

ご機嫌どうも、小判です。

先の超CS新潟で使用したデッキについて、知人友人らから「なぜDOOM型を使ったの?」「使用感は?」等々質問攻めにあったため、久方ぶりにアウトプットしようと思い筆を執った次第です

現代サガの主流は間違いなく晩餐型ですが、そんな中でなぜDOOM型を使ったか、その理由を順を追って少しずつ綴って行きます
お付き合いください

※久しく文章を書いていなかったため、本文中の言葉遣いが常敬体入り乱れるなどするかもしれませんが御容赦願います

2.超CS新潟のメタ読み

晩餐サガは向かい風が強い環境になっていました。
というのも、《なぜ離れ》のリリースを皮切りに、踏み倒し、墓地リセ、呪文等、より多角的にメタの包囲網に晒されてしまったためです。

メタデッキの流行により、環境は一度掻き乱されて、メタデッキをマジレスしつつ、サガに抗うポテンシャルを秘めたデッキが超CS1週間と少し前に固まり始めることになります。

みうらちゃん愛好会/飛クラ内及びおれの中で、これらのデッキの事を念頭に置いて予想した環境が、下記のようにまとめられます。

・サガは最多
・アナカラーやテレスコのようなメタ+ハンデスを主軸にしたデッキが次点で多い
・それをマジレスする青魔が後半になるにつれて増加
・アポロのようなアグロや青白ライオのような特化型デッキは後半になるにつれて減少

前半と後半で戦うデッキの気色が変わるだろうという推測を立てていました。


3.晩餐サガとDOOMサガ

晩餐サガとDOOMサガは、構築こそ半分以上同じではあるものの、デッキとしての本質が似て非なる完全な別デッキであり、強みと弱みも違います。

◆晩餐サガの特徴
・ループに入るルートが多く、ゲームが後ろに伸びるほどプレイの幅が広がる
・相手に干渉するカード(《審問》や《ドア》)のコストが低く、序中盤のリソースゲームを戦いやすい
・中盤以降にゲームが伸びた際の《サイクルペディア》の圧が異常
・山札を掘り進める力が一度使用した呪文を複数回絡められる都合上、銀の弾丸的カードの枠を抑えられる
・ループ以外の安全なフィニッシュがない(時折面を作って殴ることはある)ため、メタカードとは基本的にはちゃんと向き合わないといけない
・多角的なメタに包囲されているため、各ベクトルのメタに対して対応する方法を用意しなければならない

◆DOOMサガの特徴
・《DOOMドラゲリオン》の出力が高く、ループメタと付き合わずに戦う手段がある
・マナを伸ばす手段があるため、ロングゲームに持ち込みやすい(その上でロングゲーム適正が高い)
・ゴールが明確なため、動きの一貫性があり使用難易度が低い
・純粋な出力と、対応力の高さ(すなわちデッキとしての強さ)で言えば、晩餐サガに劣る

比較してまとめると、
・難易度 : 晩餐>DOOM
・デッキ強度 : 晩餐>DOOM
・メタられ具合 : 晩餐>DOOM

デッキとして強いのは晩餐型と言って差し支えありません
豊富な選択肢とアンサーカード、それらを容易く手に持って来れる回転率の良さ、そして絶対零度程度の確率で起きる最速3killの最大値...

DOOMサガはいわゆるお利口さんデッキで、チャージャーによる長期戦を強みにしているという点で、各ターンにできることの最大値が限られてしまっています

DOOMサガというデッキを手に取った理由は、DOOMサガの弱み以上に、晩餐サガを使う上で2つ気掛かりだったためです

①晩餐サガが強いのは、都度的確なプレイングを選択できるプレイヤーならではのもの

晩餐サガはとにかく死ぬほど難しいです
ループルートがとかじゃなくて立ち回りの点で、相手のデッキや採用されるカードに対して、メタの処理はいつするか、ループに見切りをつけるタイミングはあるか、どれを埋めるか、等々非常に繊細なリソースの管理を要求されます
動きの幅が広いからこそ、その全てを再現できるように自分の中にプレイングを片っ端からインストールしておく必要があり、”最強の”晩餐サガを使えるようになるには、相当の練度を積む必要があります
サラリー勤めながら、環境の移ろいを追いつつ、あまつさえそれらに対するプレイングをインプットする時間など私にはありません
不完全な状態で、超CSに挑むのは避けたかったのです
(超CSがかなりの長丁場になる上に、当日ドライバーやるのが確定してたので、体力面を心配した節もあります)


②DOOMサガは包囲網を一部無視できる

現代サガへの妨害は大きく4種類に分類されます
 1)踏み倒しメタ:《テスタロッサ》、《パルテノン》etc
 2)墓地メタ:《なぜ離れ》、《ブラッドゥ》、《お清め》etc
 3)リソース:《テレスコ》、《ダークネス》、《ヒメカット》
 4)呪文メタ:《シャッフ》、《アルモモ》

DOOMサガは、墓地メタと呪文メタへの耐性が特に高く、またフィニッシュがループに依存しない都合上《パルテノン》と付き合いながら戦いやすいのも利点です。この点で、晩餐サガを使う上でネックとなるメタカードの存在を何枚か無視できるようになる訳です


・前項でまとめた事前のメタ予想的に動きが一貫している方が通日使いやすい
・DOOMサガの立ち位置的にメタをすり抜けやすい
・そして自分の練度が身の丈に合っている

理由は概ねこんなとこです
一言で言うなら、「楽をするため」って事になります
これらの使用理由に準拠した形で構築し、ほぼその基盤のまま本番へ持ち込み
一風変わってるところを掻い摘んで説明していきます


4.構築のポイント

デッキ名は愛嬌さね

・《ドア》x3、《邪招待》x1
アグロの方向性が赤<アポロになると踏んでいたため、軽い手打ちの除去として計4枚
1枚だけ《招待》にしているのは、それでも《パルテノン》や《新世壊》を除去する術がないよりは1枚でもあった方がよかったため
山を掘る手段が豊富でピン投でも活躍する機会は存外多く、あったらラッキーくらいのカードという認識

・ゲンムエンペラー
ポスト《volval8》
素出し《DOOM》プランを展開する際、ゲームエンドまで持っていける対面が多い
逆に言うと、タマシード受けのデッキの台頭とサガミラーが多いことを想定する上で、《volval》だと勝たないため入れ替えた
小粒を並べる展開がないこともないため、ムゲンクライムするケースも

・《コダマダンス》x3、《水面》x2
チャージャー自体の枚数は6からスタートしたものの、やや過剰に感じたため計5枚
《コダマダンス》は、キーパーツの盾落ちを防止する意味合いもあるため、3から減らすことはなかったです
《水面》は最低限のルーターをこなすのが強みなのは勿論ですが、このカードの強みは青マナを1枚タダで増やせる所にあるのかなという印象
青いカードはルーター等使いたいカードであることがほとんどで、可能ならマナに置きたくありません
《水面》自身がマナに置かれるため、3ターン目に使用すると5マナ時に最低でも青を2枚用意でき、ひいては後続のルーター+サガのくっ付きやすくしてくれます
《キューブリック》の条件達成にも寄与してくれるのも好印象

・《バビロニア》x2、《反魂》x1
計5枚採用された3コストチャージャーから繋がる5の強いカード群
相手の手を弱くするという点で、役割が一部似ているものの、《バビロニア》は《DOOM》プランの成立に必要不可欠で、《反魂》は《ドア》(《招待》)の5枚目兼《ブルース》の5枚目兼《バビロニア》の2.5枚目くらいの感覚で採用
テレスコやアナカラーのようなメタ+リソース拡張担当で構築されたデッキに対して痛烈に刺さってくれるため計3枚
《反魂》は5マナで使うしかない純粋な呪文なため、2枚目以降は不要に感じました


◆総括

実は大型の予選を突破するのは初だったので、結構うれしかったです
環境読みと構築の方向性、そして自分の練度に見合った等身大のデッキを選べたので、変なミスもせずに1日走れたのはかなり良かったと思います

それはそれとして、久しく文章を書かないとこんなにも書くのが下手になるんですね
今回の件で、ちょっと自信付いたので今後もマイペースに頑張っていきます
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喜びます

お粗末様でした


Ultimate Thanks
・みうらちゃん愛好/飛クラ
・チー七

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