どんな場所で耳を塞いだって君を必要としていた

せっかくバンドマン時代の話を書いてしまったからいつか忘れてしまわないように
記憶の不法投棄をしようと思う
これはあるアラサークズ女がその昔、バンドで飯を食う!って無謀なチャレンジをしてた頃のつまらないお話

はじめてバンドを組んだのは確か中1のとき
同級生の女子をかき集めてなんとかパートが揃って結成できた
でもさ、しょっぱなからモチベがひどいくらいみんな揃ってないわけ
マッキーの歯並びくらい揃ってない。
(あれはもう歯がないのか)
だからすぐ自然消滅した

それなら外の世界に出るしかないと思い、中2になった私は青いauのガラケーを握りしめメン募に手を出した
(※メン募とはメンバー募集のことで2004年当時はバンドメンバーの募集を呼びかける掲示板やサイトやらがたくさんあった。)

それはもう片っ端からカキコ(懐かしい)しまくった。
EZ WEBでアクセス。パケホがなかったら死んでたね。

「ガールズバンドメンバー募集、当方Drです〜」とか書いてたと思う。ありきたりなHNで。

どうしても女だけでバンドを組むことは立ち上がったときからのポリシーだった

中学生のくせに学校に携帯持ち込んで、授業中も筆箱(経堂駅のOXで買った)に携帯隠しながらメン募に精を出してた
ポチポチ募集記事ageしたりメッセ交換したり

しかも当時はまだネットリテラシーなんて存在してないも同然だったからね、募集記事からダイレクトリンクで自分のEメールアドレスへ連絡してもらう方式だったの。すごいでしょ。アドレスダダ漏れ

ゴーゴーギターって雑誌にメン募を掲載してくれるコーナーがあったんだけど、当時はみんな自分んちの住所と電話番号載っけてたからね。信じられない。

よく事件に巻き込まれなかったもんだ

私もせっせと募集記事を書いてゴーゴーギター事務局に郵送して運良く掲載してもらえたんだよね

募集記事書いて送ったあとはいつ掲載されるのかワクワクしながら毎月ゴーゴーギターが発売されるたびに下北沢の三省堂書店にすっ飛んで行ってメン募ページをめがけてページをペラペラめくりまくった

やっと何月かあとのゴーゴーギターに自分の記事を見つけたときはそれはもう嬉しかった

しかし、、、
何を思ったか私はおばあちゃん家の住所と電話番号を書いて送ってしまっていた。
ゴーゴーギターに満を持して掲載されたのは私のバンドメンバー募集記事とおばあちゃん家の住所と電話番号。
そのあと応募があったのかはお宮入りですよ。
バカなの?死ぬの?

まあまあそんなわけで、
メン募によってイタイケな中2の少女はネットの海でいろんな人に出会ったわけです

続きはまたいつか

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