
vol.2 裸の王様
雑魚めすOLが出会ったとある男性の話
この話は書くか悩んましたが、
自分への戒めの為にも書かせていただきます。
とある男性がいました。
その方は独特な世界感をお持ちの方。
「俺」という自己があり、
裏垢活動だけではなく、プライベートでも
"世間の目"ではなく、"自分がしたいこと"を
優先して生きている。
そんな印象を受けました。
そんな彼とは私が彼のポストに
対して「いいね」をしたことから
関係が始まりました。
お互いに「いいね」をし、
フォローをし合う、
DMで頻繁にやり取りをし、
通話でも話をする。
そんな関係が1ヶ月ほど続きました。
お互いに話をする内容はいろいろ。
今日起きた出来事
好きな趣味のこと
自分の思想、思考について
ポストに込めた想い
裏垢で出会った不思議な人のこと
これもほんの一部であり
書ききれないほど話題は尽きませんでした。
そんな中、私たちに不思議な関係性が
出来上がりました。
"彼は博識、雑魚めすOLは無知"
”彼は先生、雑魚めすOLは馬鹿な生徒"
雑魚めすOLという存在はXの中で、
雄様に下品な行為を恥ずかしげもなく行い
相手をしてもらうために惨めに媚びる
そんな存在です。
そのため、自然と 不思議で 歪な
でも違和感のない関係性が生まれました。
その関係性も形が見えてきたころ
彼がとあるジャンルについて話を
し始めました。
これがこの記事を書こうと思った
きっかけとなるものでした。
詳しくは私の職業がばれてしまうため
書きませんがそのジャンルは私が
専門として仕事で扱っているもの。
当然、彼にはそこまでの情報を
伝えてませんでした。
彼は自分が博識だということを
惜しげもなく出し、無知で惨めな
雑魚めすOLに説明をしてくれました。
しかし彼の話していた内容は
そのジャンルでいう所のほんの氷山の一角。
ネットで調べればすぐ出てくる
Wikipediaであれば一番上の文章をさも詳しく
知っているかの様に熱く語ってました。
ある意味、彼のその話術は
素晴らしいものだと思います。
しかし私はその事実が分かった瞬間、
羞恥心に苛まれました。
私も他の人に
同じ様なことをしてしまっているのではないか
彼はいわゆる 裸の王様 でした。
自分が「裸=無知」であることに気が付かず
博識者の様に振る舞う。
そんな彼に対して、嫌悪感は一切ありません。
馬鹿にしているわけでもなく、彼に対して
「愛おしさ」すらも感じてます。
それは私が壊れているからかもしれません。
また、彼とはたくさんの話をし、
彼の人となりを良い部分を知っているから
だと思います。
しかし、表で生活しているとき私は
営業職として様々な人と会います。
そして「教えてください」と教えを
求められます。
その時、適当な調査で回答してないか
わからないことをわからないと素直に
言えているか。
自分の立場、プライドに固執していないか。
私は 裸の王様 になっていないか
これを今まで意識することなく
生きていたこと気が付きました。
不思議ですよね。
現実から切り離し歪の存在であるはずの
"雑魚めすOL"が学んだこと。
それが日常で生活している
"私"の学びになっている。
だから何だというものではありませんが、
この羞恥心を忘れないためにも戒めとして
文字に残したいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。