#180 ジュエリー市場(2017/07/05)


6月といえばジューンブライド。ジューンブライドといえばジュエリー。ということでジュエリー市場についてざっくりしようと思っていたら、うっかり6月が過ぎてしまいました。。。ということで、遅ればせながら今日のざっくりはジュエリー市場についてです。

矢野経済研究所によると2015年の国内ジュエリー小売市場規模は9691億円

・国内ジュエリー小売市場 ざっくり1兆円

婚姻組数の減少がマイナス要因なっている一方でインバウンド需要がプラスに働いていると分析しています。

推移で見るとバブル末期の1991年には3兆150億ほどだったものが右肩下がりで減少し1995年には2兆円をきり(1兆9964億)、2000年には1兆3708億円まで落ち込み以後1兆2000億ほどで一旦横ばいになりますがリーマンショック直前の2007年あたりからまた減少、東日本大震災の2011年に9000億を割り込みますが(8945億円)そのごやや持ち直し現在の水準でほぼほぼ横ばいの状態が続いています。

バブル期     ざっくり3兆円
↓(急激に減少)
ミレニアム    ざっくり1.3兆円
↓(横ばい)
リーマンショック 1兆円割り込み
↓(横ばい)
東日本大震災   9000億円割り込み
↓(やや持ち直し)
現在       ざっくり1兆円

一方で製造に目を向けると、2014年国内のジュエリー出荷額(真珠を除く貴金属製装飾身具)は全国で1016億円。

・国内のジュエリー出荷額 ざっくり1000億円

(小売市場規模との差分は小売マージンと輸入品が主なものと考えられますが、今回そこまで追えていません。すみません。)

都道府県別に見てみると出荷額TOP5は
1.山梨   259億(25.5%)
2.東京   144億(14.2%)
3.埼玉   134億(13.2%)
4.千葉   69億(6.8%)
5.神奈川  23億(2.3%)
以下、兵庫、高知、京都と続きます。

山梨が全体の1/4を占めているんですね。(製造事業所数にいたっては37%以上が山梨にあります。ちょっと驚きですね)山梨では金峰山一帯から産出される水晶を加工する技術が発達し、それに続いて貴金属工芸が発展していったということのようです。

ちなみに、中国のジュエリー市場をみてみると2015年で5500億元(およそ8.8兆円)と日本のおよそ9倍。2010年には2820億元(およそ4.5兆円)だったので、5年で2倍に成長したことになります。

・中国のジュエリー市場 ざっくり9兆円(5年で2倍、日本の9倍)

いやー中国恐るべしですね。

Source:
矢野経済研究所 宝飾品(ジュエリー)市場に関する調査結果 2016
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1509.pdf
経済産業省 工業統計調査 平成26年確報品目編
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/result-2.html
Jetro 中国のジュエリー市場
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2016/a9abcb9e455b885e/rp-201603jw.pdf

#今日のざっくり
#ジュエリー市場

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