#63 世帯数(2016/5/19)

最近ちょっと細かい分野のざっくりが多かったので、基本的な数字にもどって世帯数のざっくり。

厚労省の国民生活基礎調査によると、2014年の日本の世帯数は5043万世帯。

・世帯数 ざっくり 5000万世帯

増加傾向にあり10年間で約400万世帯(9%)増加しています。

単独世帯(一人世帯)は1366万世帯。全体の27%となっています。

・単独世帯 ざっくり 1400万世帯

単独世帯と夫婦のみ世帯を合わせると2541万世帯で、全世帯のほぼ半分になります。

また、高齢者のいる世帯を見てみると、その数は2357万世帯(全体の47%)。高齢者のみの世帯数はその半数近い1221万世帯(全体の24%)。さらに高齢者の単独世帯はその半分の596万世帯となっています。

・高齢者のいる世帯 ざっくり 2400万世帯(全世帯の約1/2) 

 −高齢者のみ世帯  ざっくり 1200万世帯(全世帯の約1/4)

 −高齢者単独世帯  ざっくり 600万世帯(全世帯の約1/8)

高齢者単独世帯はなんと全単独世帯の44%を占めるに至っています。単独世帯というと結婚前の若い世代を想像しがちですが(そうでもないのかな?)、高齢者の単独世帯が半分近くまで増えているんですね。

一方、児童(18歳未満の未婚のもの)のいる世帯は1141万世帯で全世帯の22%になっています。

・児童のいる世帯 ざっくり1140万世帯(全世帯の22%)

減少を続けていて、2004年からの10年間で150万世帯減(12%減)。高齢者のみの世帯より少ないんですね。

世帯人数を見てみると、全国平均は2.49人。

・平均世帯人数 2.49人

10年間で0.23人減少しています。

一世帯あたりの人数*を都道府県別に多い順に見てみると、

1.福井(2.86人)

2.山形(2.85人)

4.富山(2.71人)

3.新潟(2.71人)

5.佐賀(2.67人)

一方で少ないのは

1.東京都(1.98人)

2.北海道(2.02人)

3.鹿児島(2.13人)

4.高知 (2.15人)

5.大阪 (2.17人)

山口、京都、神奈川と続きます(個人的には北海道、鹿児島、高知が少ないのはちょっと意外でした)。

*国民生活基礎調査に都道府県別データがなかったので、こちらの数字のみ総務省の住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数を使っています。(厚労省の国民生活基礎調査と総世帯数で8%ぐらい差がでています)

Source:

平成26年 国民生活基礎調査の概況

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa14/dl/02.pdf

住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成25年3月31日現在)

http://www.soumu.go.jp/main_content/000244523.pdf

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