
可でもなく不可でもない人生
仕事をするにあたり、心がけていることがある。
自分には出来ないこともある。身体的な理由があるのだが、だからこそ、出来ることは真摯に取り組みたいと思い、仕事に望んでいる。
そういう考えになるまでは、自分の中で葛藤もあり、出来ないのであれば、無理して手を抜くくらいの気持ちで、出来ることをやっていればいいじゃないか、言われたことをただ時間内に収めるようにやればいいじゃないと、もう一人の自分が、囁き続けた時期もあったほどだ。
ただ、無理はしないとは思っている。身体と一緒に心も壊れて生きていくには、自分の中では、この上なく苦しいと感じる部分もあるし、心の根底にやる気なくやれば、楽だなと感じている自分もいるからだ。
でも、楽しようと、何も言わず、やらない理由を考えて仕事をしてみて思うのだが、退屈だな、面白くないなと感じることが多いと思ってしまった。
だから人から頼まれ事を言われ無理かなと思っていたが、逆にやる気にスイッチが入って、ならやってやると自分の内側から熱いもの感じて、行動を起こしている自分がいたのだ。
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自分の思いが出来事を引き寄せると知った今、思いは大切にしている。
ただ、いくら幸せを感じていい気分になったとしても、行動しない理由にはならないと思うのだ。
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周りの人と比べると、人生の初期設定は躓いたかもしれない。不運も続き、普通の人生、いや生活までも出来ない状況までいってしまったかもしれない。
だから現状維持をする為の人生、可もなく不可でもない人生を歩んでいる人を見ると嫉妬していた自分がいたのも事実。
でも、成長に合わせて、人に対して感じることも変わってきて、そんなんで退屈じゃないのかと、逆に憐れに思う人もいるほどだ。
だから、躓いた人生を歩んだからこそ、もっともっと幸せを感じる人生に変わるように生きていきたいと願っている。