やるか、やらないか
人はああしたい、こうしたい、こうありたいと願望を持つもの。
でも、結局は、願望はやるか、やらないかとの選択になると思うのだ。
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こうしたいと思う。同時にこうはしたいけど、どうせ出来ないだろうなと、自分の中の二人の自分が言い合い、葛藤する。
それで、いつの間にか、どうせ出来ないと言っていた自分が勝ち、こうしたいと思っていたのが、出来ない理由をどんどん挙げてきて、結局はやらない選択をする。
人生は、その繰り返しだと思うのだ。
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そもそも、こうしたいと直感的に感じる心がある一方で、
こうするべきと危機回避的に感じる身体がある。
同じ自分なのだが、相反する機能があるのも事実。
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だから、いくら願望を抱いたとしても、同時に回避する自分がいるのだから、そして自分を守ることが優先なのだから、結局はやらない選択をしてしまうことになる。
でも、それが、自分の意に反することで、環境が原因で、思い込みとして、自分の思考になっているのなら、気づくべきかもしれない。
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自分で気づくのは難しい。自分の思い込みが自分の思考と思って生きてきたのだから致し方ない。でも、気づいて、認めて受け入れることが出来たのなら、そこから始めていこうと思うのだ。
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それには、やるやらないの選択があるのなら、やってみる。何故ならやってみることで、自分の思いの違和感を感じることが出来るから。
そして、その違和感を突き詰めていくと、本当の自分の思いや生きた方が分かってくると思えてならない。
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だから、失敗してもいい、時間がかかってもいい、やるだけやってみて、その度に、少しづつではあるけど、自分の本当の生き方が分かってくるのなら、やるべきだとも思えてならない。