京都大阪の旅。2日目・天橋立、伊根の船屋①。
グッと冷え込んだ京都市内で迎えた朝は快晴。昔から二条城の雰囲気が好きで、徒歩圏内に宿をとったので朝からてくてく散歩。昔は、早朝にいくと拝観料を納めずに中に入って城のまわりを散歩できたと思ったが、今はできないようだ、昨日のうちに捩じ込んで見ておけばよかった。
0855。京都駅から高速バスで天橋立へ。途中のサービスエリア休憩はトイレダッシュの10分。散策したいので15分は欲しいお年頃。
高速道路をすいすい進み、1045に宮津駅に到着。天橋立までバスは出ているが、地方でも安心のレンタカーを借りに。旅のお供はホンダのFit、やったね!!
とりあえずお昼と思い、目星を付けていた場所へ向かうとまさかの臨時休業。連休明けで人が少ないく楽々~と思っていたが、土産物屋や飲食店の休みが多いというのを、この後、思い知ることになった。
由良川橋梁。風景写真や雑誌でも度々見ることがある海に掛かる橋。観光パンフレットに載っていて、あっ!と気がつき、行って良かった。到着寸前に電車が過ぎてしまった事が残念である。釣り人がちらほらいて、半日ぐらい、由良川の終着地点を跨ぎ進み行く電車を眺めながらのんびり釣りをするのも楽しそうだ。
宮津に戻り国道沿いの地魚料理の店でお昼。自家製のアジの干物も、天然のお刺身も大変美味しく頂きました。
昼も遅く、エネルギー補給も完了し、少し走って天橋立へ。思った程ではないけれど、人は多い日本三景。泊まりが天橋立付近なので、まだ日が高い内は周辺観光。地元のワイナリーへ向かう。途中道沿いに地酒の酒屋さんがあったのでお土産用の日本酒をゲットした。さぁ、ワイナリー…は、お休みでした。まさかの事態にどうしようかとおもったが、すぐ近くに成相寺があり、行ってみることに。しかし、観光パンフの簡易地図では高低差までは測れない。海を見に来たのに海抜0メートルから標高330メートルまで登るとは思わなかった。
成相寺。下とは粛々と少し違った空気なのは、標高が高いせいだけではない、と思うことにした。
石楠花が多く、綺麗に咲いていた。石楠花の奥に写る鐘楼の鐘は、どこか曰く付きだ、
此処でも十分高いが、更に上に登ると展望台になっていた。バスはお寺までしか来ていないので、バスで来た人は徒歩で登るしかないのだろうか。高低さ約、200メートル。標高550メートルへは、徒歩で40分かかるらしい。車できてよかった。
宮津湾と右下、海上を跨ぐ天橋立。幾重にも重なる海と陸がまさに絶景。
標高が高いせいか、牡丹桜が満開。
幾重にもなる海と山。空に鳶の鳴き声が抜けていく。
知恵の輪。そこから覗いて、という意味かと思ったら、瓦を投げて見事通せれば願いが叶うというものだった。
夕方には展望台に続く道が閉鎖されてしまうようだ。星の綺麗な夜に、夜の湾景を撮りに来たい絶景ポイントだった。
明日いくつもりだったが、遠くもないので、最大の目的地、伊根の船屋へ。船屋へ続く道の最初に観光船乗り場があったので、船屋は今日はここまで。
観光船乗り場の近くはカモメやウミネコが多い。
観光船から見る船屋。
湾沿いに並ぶ船屋。海に浮かぶ丸と四角は養殖生け簀。
宮津に戻り、ホテルにチェックインして、夕日狙いで天橋立散策。天橋立の両サイド、宮津湾側と阿蘇海側では雰囲気が違う。宮津湾側は砂地で海水浴場だが、阿蘇海側は丸石や養殖牡蛎の殻が多い。内海である阿蘇海は波が低く、湖の様な雰囲気だ。薄い雲の向こうに沈む太陽の淡い茜が夕暮れ色と混じり、阿蘇海を静かに染めていた。