20071231 テレビジョン受像機の水洗い(8)
テレビジョン受像機を買った。液晶式の薄型テレビジョン受像機である。水洗いして自己ゴースト現象$${^{*1}}$$を解消させていたブラウン管式の受像機が壊れた$${^{*2}}$$ためだ。
早速、買いに行ったのだった。もう一台の受像機の失敗を教訓として日本ビクター製の受像機以外を対象に選んだ$${^{*3}}$$。店の中でいろいろ考えた末にシャープ製にした。応対してくれたのは、もう一台の壊れた受像機の買い換え検討の際に付き合ってくれた体臭がきつかった店員$${^{*4}}$$である。昨日は風呂に入った様で、臭わなかった。会うなり「この前はどうも」と挨拶をしてきた。大量販売の店員の割には客の顔をよく憶えている。ちょっと嬉しくなってしまって値段交渉の勢いが少しそがれてしまった。
店員の一声があらかじめ調べておいた通信販売での値段に近い値段だったので、すぐそれで決めてしまった。今までは21型$${^{*5}}$$だった。今度は26型$${^{*6}}$$である。そして五年保証もついている。保証の内容$${^{*7}}$$は良く吟味していないが、ないよりはましだろう。
持ち帰って設置した。ところが映像が出てこない。アナログ放送は見られるのだが、デジタル放送が見られない。初めからハズレの商品を買ってしまったかと思ったが、色々操作してみると電波の強度が不十分であることが判った。有線放送なのにどうしてそうなるのか。
付属していたアンテナ線に変えてみた。すると見えるようになった。今までのアンテナ線が古いため$${^{*8}}$$何か漏れていたのか。デジタル放送は、放送局から送られてくる内容が「0」「1」しかない$${^{*9}}$$のでアナログ放送より弱い電波でも受信できると思っていたがそうではなかった。デジタル放送の方が強度が必要というのは、何となく意外のような気もするが、考えてみるとそうでもない。アナログの場合は、信号が弱くなって見にくくなった部分、聞き取れなくなった部分を人間の脳が勝手に補完するが、デジタルの場合は欠落した情報は補正機能$${^{*10}}$$を使わないと復元できない。人間がデジタル符号をアナログ信号のように瞬時に補正することはできないのだ。確実な復元のため$${^{*11}}$$にはある程度、情報の欠落の確率を下げる必要がある。それが相対的にアナログ信号よりも強度が必要となってくる原因だろう。
*1 20060917 テレビジョン受像機の水洗い
*2 20071229 テレビジョン受像機の水洗い(7)
*3 20071217 テレビが壊れた(7)
*4 20071218 テレビが壊れた(8)
*5 KV_21DJ2.jpg
*6 LC-26D10|製品詳細|薄型テレビ/液晶テレビ|アクオス:シャープ
*7 会社案内:営業の取り組み|ヤマダ電機 YAMADA DENKI Co.,LTD.
*8 SHIKOKU CABLE [ 四国電線株式会社 ] : 地上波デジタル対応ケーブル"デジ太君"
*9 NHK dnhk データ放送
*10 20061128 左のゴースト
*11 誤り訂正とは 【error correction】 - 意味・解説 : IT用語辞典