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世間の男性育休取得状況

こんばんは。ざっきーです。

厚労省が2021年7月30日に公表した統計情報で令和2年度(最新)の育休取得率が公開され、以下のように、男性育休に関するニュース記事が取り上げられていました。

以下、記事に対する所感です。

・令和2年度(2020年)では、女性81.6%に対して、男性12.65%と、いまだ圧倒的に差がある状況であり、育児に関する男性側(取得者)の意識の問題や職場の理解の問題など、壁が想定されるが要因が気になるところ

・ただし、今までは1年あたり1%程度、良くて2%程度の伸び率だったのに対し、2019年から2020年の伸び率は7.48%⇒12.65%で約5.13%と、過去最高の伸び率である。

・令和3年6月に育児・介護休業法が改正されたことなど、制度も充実しており、今後の取得率向上、ひいては男性の育児への意識改善が期待できる。

・とはいえ、この数値はあくまでも取得「率」であり、取得の内容(質)は問われていない点には注意が必要である。例えば、数日だけの超短期間取得でもこの取得率にはカウントされてしまうが、果たしてそれでは育休取得する意味があるのかは疑問である。

・有給消化などの「隠れ育休」ならぬ、「形だけ育休」になってないか。子育ての体制にもよるので一概にも言えないが、例えば、産褥期の2か月ないし、産後うつ対策の3か月とした場合など、取得「期間」にも配慮した取得率(取得期間と取得率のクロス集計)もぜひ知りたいものである。
※現時点で公表されている厚生労働省の統計ではそこまで公表されていないと思われる。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r02.html

・確か、過去に受講したセミナーで紹介されていたアンケート調査の結果では、育休取得者のおよそ半数が「2週間未満」という結果だったのに衝撃を受けた記憶である。(長期間取得したらしたで「取るだけ育休」とならないようには注意が必要であるが…)


興味深いデータなので、もう少し踏み込んで厚労省の生データを見てみたいと思いました。
いずれにしても、育休を取得している身としては、男性育休の仲間はぜひ増えて欲しいと思います。

今日はここまで。
ではでは。

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