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朝起きると あるべきモノが ない

これは、私が高校生の頃 母から聴いた 嘘のような本当のお話です。

私の母のお友達は夫婦2人でマンション暮らし。

その旦那さんはサラリーマンです。

前の晩に夜遅くベロベロに酔っ払って帰宅した旦那さんが、朝の身支度をしていると、鏡を見てビックリ!

なんと自分の前歯の下半分がなくなっているではありませんか。

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どんな状況で前歯の下半分がなくなったのか?

思い出そうにも、一向に記憶が呼び起せません。

「喧嘩にでもなって若い子に殴られたんじゃないの?」と奥さん。

ただそんな記憶は全くなし。

仕方なくマスクをして会社に向かうこととし、家を出ました。

駅へ向かう途中、陸橋を超える時に、階段でフと下に目をやると、階段の真ん中にある自転車を引くスロープに縦に真っ直ぐの白い線。。。

「あ〜ッ!」

そうです。思い出したのです。

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昨夜の帰り道に、このスロープを歯🦷を削られながら下にズルズル落ちていったのを。。

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この話、すごくないすか?

忘れますかね?相当酔ってたんでしょうね。

よく根っこからイかずに削れたもんだなぁ、っていうお話です。

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