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偏差値の求め方~絶対的な指標ではない~
みなさん、こんにちは。松本浩二です。
大学入試のシーズンがやってきましたね。
入試において、偏差値がさまざまな指標として取り上げられれます。
・各大学・学部の序列
・合否の目安
・受験生同士の学力の比較
などなど
ここで一つ気をつけたいのが"偏差値"というのは絶対的な指標ではないという事です。
受験科目の種類、受験科目数、受験者層(全体の学力)などで偏差値は変わってきます。
したがって、ある大学ランキングで、
①〇〇大学□□学部の偏差値は60
②△△大学××学部の偏差値は50
というデータがあった場合。
必ずしも①の方がレベルが高い、とは限りません。
偏差値の計算方法?
$${偏差値=\frac{x-Ave.}{σ}×10+50}$$
これが偏差値の計算式です。
$${x}$$ :受験者の得点
$${Ave.}$$:受験者全体の平均点
$${σ}$$ :受験者全体の標準偏差
ポイントは計算するためデータが「その模試の受験者の得点」ということです。
つまり、その模試の受験者の中での相対的な位置がわかるにすぎないという事です。これが冒頭に述べた、絶対的な指標ではない、という事の根拠です。
したがって、自分の学力は変わらなくとも受験する試験の種類(受験科目の種類、受験科目数、受験者層)によって偏差値は変わります。
偏差値は便利な指標ですが、それに一喜一憂しない方が良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。