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太宰治「富嶽百景」を読みました
読んだ作品は11篇が収められた文春文庫。27ページの短編作品です。
富士山に対して良い印象を抱いていない「私」。それを表すかのように当初は富士山の事を「富士」や「フジヤマ」と呼んでいます。
そんな「私」が富士山をと真正面に向き合わざるを得ない宿に滞在することになりました。滞在中の出来事や経験を通して「私」の富士山に対する見方は変わってきます。
・嫁入りの道中に富士山を眺めている花嫁をロマンチックと感じる
・富士山を前に欠伸をするその花嫁に対して否定的な感情を抱く
・女性から富士山を背景に写真撮影を依頼され、富士山のみを大きく
写すなど、終盤は富士山に対して良い印象を持つようになった
「私」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。