私がジクサー250に決めた理由
どうもありたろうです。
ツイッターでさりげなくアピールしていたのですが、ここ最近次に乗るバイクをずっと探していました。
そして今回、次に乗るバイクを決めたのですが、それがスズキのジクサー250です。
この記事ではなぜ私がジクサー250を選んだかということについてお話していきます。
1.どうしてZ125PROを降りたのか
私が今まで乗っていたバイクはZ125PROです。じいじという愛称までつけて可愛がっていました。
愛称までつけて可愛がっていたZ125PROを降りた理由をまとめてみました。簡単に言うと125ccでは少し物足りなかったのです。
それでは60キロ巡行が辛かったと理由から一つずつお話していきます。
①60キロ巡行が辛かった
これは125ccのバイクすべてにいえることだと思うのですが、125ccバイクって割とエンジンをぶん回して60キロを出す感じなんです。確かに60キロ出ることは出るし、それ以上のスピードも出せることは出せるのですが、そこでZ125PROの弱点が足を引っ張ります。
Z125PROって4速なんです。
マニュアル車においてギアって結構大事で、私もZ125PROに乗る前までは
4速あれば十分でしょ
などと思っていたのです。しかし、先ほども書いたように、125ccのバイクってエンジンをぶん回して60キロ出す感じなんです。エンジンをぶん回すということとは、アクセルを回してエンジン回転数をあげるというとです。
グロムみたいに5速あれば、スピードを出してギアを上げて、60キロを維持するのは少し楽になるのですが、Z125PROでは4速しかないので、アクセルを開け続けなければいけません。つまり手がつかれてしまうのです。
少し気を抜くとすぐに速度が下がっていき、後続の車両に不安感を与えてしまいます。
Z125PROでの安定した速度域は、私の実感では50キロ程度になります。もちろんこれはフルノーマルの状態であり、また「俺はブンブンアクセル回していくぜー」というイケイケな人にとっては、安定した速度域がネックになることはないでしょう。
以上が60キロ巡行が辛かったというお話です。次は自動車専用道路に乗れないことが辛かったについてお話します。
②自動車専用道路に乗れないことが辛かった
125ccのバイクはやはり排気量が少ない分、パワー不足を感じることが多いです。一般道路ではあまり問題視されない速度域をだすことが辛いのです。
その為、70キロ程度の高速巡行が出来る自動車専用道路や100キロ程度の高速巡行が出来る高速道路の通行が規制されています。
自動車専用道路って結構あります。私の住んでいる山口県でも「ここから自動車専用道路です」みたいなところが結構あって、悔しい思いをすることがあります。地元の道ならともかく、少し遠出してしまうと、不慣れな道のため余計な不安に感じてしまいます。
高速道路はあまり使わない人であったり、土地感覚に不慣れであったりしても、明確に分かるのであまり余計な不安感を感じることはないでしょう。ただし知人友人とツーリングに行く際には注意が必要です。
一緒にツーリングに行く人が同じ125ccのバイクであるなら、高速道路は使わないって決めたらいいだけですが、126cc以上のバイクに乗っている人とツーリングに行く場合は、こちらの都合に合わせないといけない必要があるからです。
私は高速道路はほとんど使うことがありませんが、自動車専用道路は使う機会がよくあります。だからこそ辛かったのです。
ここまで、どうしてZ125PROを降りたのかということについてお話してきました。Z125PROを降りたとはいっても、バイクに乗り続けたい気持ちが変わるわけではありません。
次は私の次なる愛車を求め探したことについてお話しましょう。
2.バイクを探して数千里・・・
ぶっちゃけ言って、探し始めた当初は何に乗りたいか全く決まっていませんでした。ただ一つ思っていたことがあります。
昔乗っていたCBR250RRみたいなバイクに乗りたいな
今から約20年前、当時大学生だった私は、バイクに乗りたいという気持ちを抑えることができず、普通自動二輪免許を取得しました。免許を取った私が手に入れたのは、近所の自転車屋さんに置いてあった「CBR250RR」というバイクでした。
CBR250RRは、つい最近(といってももう結構経ちますが)リニューアルされたバイクです。大変人気がある車両なのでご存じの方も多いかと思います。
でも昔とは違って今のCBR250RRには魅力があまりないんですよね。はい、おじさん特有の「昔のバイクはよかったぞー」ってやつです。私もおじさんになってしまいました・・・。
今のCBR250RRに代わる車両として、KawasakiのZX-25Rという車両が気になり、山口市にあるカワサキブラザ山口さんで試乗ができるとのことで、試乗に行ってきました。
試乗をした時のことは、こちらの記事にまとめています。
ZX-25Rは、買いたいバイクをジクサー250に決めた今でも一番買いたいバイクだったりします。
ただ高いんですよね・・・
100万くらいするんです(笑)
あと気軽に乗れないという欠点もあるし、公道でここまでのスペックは必要ないというのが、購入したいと思えなかったのです。
2歳の娘が大きくなって、バイクに乗せれるようになって、その時我が家のバブルが到来していたら、乗りたいバイクですね。
ZX-25Rを諦めた私が次に検討したバイクは・・・
Kawasaki Ninja250
YAMAHA YZF-R25
Kawasaki Z250
SUZUKI GSX-250R
HONDA CB190X
毎日、Youtubeを見て、バイクのことばかりを考えていました。寝ても起きてもずっと自分が乗りたいバイクは何なのかとずっと考えていたのです。
気軽に乗れないバイクはないのか・・・
トコトコツーリングを楽しみたい
娘とキャンツーできたら最高!
そして、CB190Xを実際にバイク屋さんに見に行った時に私に電流がはしったバイクを見つけました。それがジクサー250だったのです。
3.すごいぞジクサー250
CB190Xはいいバイクでした。車格もあるし、パニヤも3つついている。USBソケットもついているし、すぐにでもキャンツーにいけそうなバイクです。
何と言っても乗り出し価格が非常にお手軽です。
しかし、どうしても中華製のバイクは、不安があります。見積を出してもらう前もある程度は覚悟をしていたのですが、実際に見積を出してもらった時の説明でも不安感は拭えませんでした。
ほしいけど、怖いな・・・
そこで、そんな不安にいっぱいな私の目の前に紹介してくれた車両が、ジクサー250でした。
ジクサー250のすごい点はこちら
ひとつずつ見ていきましょう
①安心の国産なのに手が出しやすい価格
やはり、国産に勝るものはありません。もちろんハーレーやDUCATIといった素晴らしい外車もあるのですが、安価な値段を売りにした(例えば中国産みたいな)外車だと不具合があった時に困ります。
ある程度までの価格帯までは、国産が安心感に優れています。しかし、そのある程度までの価格帯となると、それなりに値段が張ってしまいます。
250ccのバイクだと、大体60-70万は見なければなりません。さらには新型コロナウィルスの影響により、新車は無く、中古車の価格も暴騰しているのが昨今の風流です。
ちょっといい状態のバイクを探すと、すぐに50万くらいはかかってしまいます。10万しか違わないなら、新車がいいですよね。
ジクサー250は安心の国産なのに、新車で40万少しと手が出しやすい価格です。本当にびっくりですよね。保証がきちんとついて、装備もちゃんとしていて、新車でこのお値段です。
②250ccならではの立派な車格なのに乗りやすい
250ccというだけあって、ジクサー250はそれなりの立派な車格をしています。後ほどデメリットにもあげるのですが、シート高も800mmと、少し高めです。
それなのに乗りやすい!
私は身長151cm、股下68cmのチビ短足ライダーなのですが、そんな私でもまたがって引き起こしをすることができます。
その理由は、乗りやすいシート幅と、154kgという驚きの軽さです。
シート高が高くても、シート幅さえ狭ければ、足つき感はだいぶ高くなります。それに加えて車両重量も154gなので、片足さえつけば、楽に引き起こしをすることができます。
引き起こしとは、サイドスタンドで斜めになっているバイクを、垂直に起こすことです。
実は今回のバイク選びで、私が一番重要視していたのがこの引き起こしなのです。引き起こしが楽にできるということは、バイクの立ちごけも防ぎやすくなります。
せっかくのバイク、立ちごけして傷をつけたくないですもんね。
③新設計の油冷エンジンを搭載
現在のバイクエンジンの主流は空冷、および水冷になるのですが、ジクサー250は油冷方式を採用しています。
正直油冷エンジンの何がいいのかというのはよく分かりません。しかし油冷エンジンだからこその特徴があります。
エンジンの設計がコンパクトにできることと、エンジンを冷やすための部品点数が少なくなることです。
これらの特徴により、ジクサー250は車両重量を軽くすることができ、バイクが故障した際の部品にかかる費用も抑えることができます。
さらに、この次で紹介する、燃費にも関わってくるのです。
車両重量は一般的な250ccでは軽くても160kg以上はあります。私が一番乗りたいZX-25Rだとなんと驚きの180オーバーです。180もあると、引き起こしですら、「よっこいしょ」というのがあります。取り回しも大変です。
150kg台だと、体感的にはZX-25Rの半分でしょうか。引き起こしも取り回しもかなり楽にできます。乗り出し価格だけでなく、引き起こしや取り回しも本当にお手軽なバイクなのです。
車と大きく異なる点でバイクは、不安定な乗り物です。当然転倒による故障の可能性も出てきます。故障した際の部品にかかる費用を抑えることができるという点は、家計に優しいバイクと言えます。
それでは最後に燃費について触れましょう。
④驚きの燃費
ジクサー250はカタログ上で燃費がリッターあたり45kmと大変高い数値を出しています。実燃費はリッターあたり40kmといったところでしょうか。
多くの250ccはリッターあたりせいぜい20kmとなります。昨今ガソリンの価格が急上昇していますが、こんな時代に高燃費の車両は大変重要視されます。
私が前に乗っていたZ125Proは排気量が125ccということもあって、実燃費がリッターあたり40kmをたたき出していました。125ccから250ccと排気量が倍に増えたにも関わらず、実燃費がそこまで違いが出ないのは嬉しいですね。
安心した速度を気軽に出せる上に、乗りだし価格も、引き起こしや取り回しも、そして燃費もお手軽なジクサー250。本当に素晴らしいバイクです。
4.デメリットもある・・・
そんな素晴らしいジクサー250ですが、デメリットもあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
①800mmという高いシート高
ジクサー250のすごい点でも上げましたが、やはりシート高が800mmというのは、他の250ccよりも高いです。
大体10mmから20mmも高いですね。
定規を出してみましょう。定規で見ると20mmってそんなに大したことないと感じるかもしれません。しかし、特に私のような短足ライダーにとっては、この20mmが非常に重要なのです。
20mmも変われば、足つきの安定感がかなり違います。足つきの安定感が変わればそれだけ体重のかけ方が変わるのです。
体重、つまりバイクを支える力になります。
足全体でバイクを支えるのと、つま先だけでバイクを支えるのは、だいぶ変わります。
しかし、ジクサー250には、車両重量が軽いというメリットがありますので、このデメリットはあまり大きく感じません。乗りやすいという点では本当に優れています。
②パワー不足を感じる点がある
ジクサー250は、250ccのバイクの中では非力な方になります。
これは実際に乗っていないので何とも言えない部分なのですが、ネットで言われていることをまとめると、120km/hの高速巡行がちょっと辛いということになります。100km/h程度の巡行ならまだしも、120km/hが辛いってことです。
つまり、高速道路での乗り味が少し辛いということになります。高速道路を使用する機会が多いライダーの方は気になる点ですね。
しかし、60km/h程度までの加速感は単気筒のバイクならではの快適性があります。一般道路をよく走る方にとってはこのデメリットはあまり大きくありません。そして私自身もあまり高速道路を使わない派なので、問題にはなりません。
③音が静か
ジクサー250はエンジン音がとても静かです。スロットルを開けても派手な音にはなりません。
個人の好みにもよるかもしれませんが、派手な音が好きな方には物足りないバイクです。
そして私は、、、
静かなバイクが大好きです(笑)
小さな娘もいて、大きな音にびっくりしちゃうのも関係あるんですが、派手な音を出すバイクより静かな音を出すバイクが好きです。
よってこのデメリットもあまり大きく感じません。
5.君に決めた!
ジクサー250のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。
私の乗り方や好みを考えると、パワー不足の点だけは少し物足りませんが、パワー不足もそこまで気になるデメリットではないため、デメリットの部分は多くのメリットにより打ち消されることになります。
バイクというのは、転倒や事故のリスクが高いため、車とは違った感覚で接することになります。つまりそれだけ愛着がわくのです。私はこれを・・・
バイクは生きている
と表現しています。そして不思議なことに、バイクに乗っていると、バイクが語り掛けてくると感じる点が多々あります。
ええ、実際に語り掛けてきたら怖いですよね(笑)
ですが、本当に語り掛けてくると感じるのです。
このような感じで、エンジンに脈動感を感じてしまうのです。
どのようなバイクにも、いい点があれば悪い点もあります。メリットもデメリットもあるということです。
愛着がわくからこそ、いいところも悪いところも愛せるようになる。私は人生3台目のバイクにジクサー250を選びました。メリットもデメリットもすべて受け入れたうえでの決定です。
納車は2022年4月9日(予定)です。愛車を納車する日を楽しみにしています。ちなみに納車前だというのに、バイクを買うと決めた時から愛称をつけています。「じーくん」です。
これから、たっぷりじーくんを可愛がっていきます。
ありたろうでした。