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闇ヲ生キル者タチ。女性バージョン
📚物語
議員である内田は、民衆から多大な支持を得ている政治家、鈴木ケンジを消すため、執行人Xに暗殺依頼をする。
📚キャラクター
内田 典子【うちだ のりこ】 女性 40代
既得権益にしがみついている議員。
自己中心で利己的、どんな犠牲を払ってでも自身の地位を守り抜くことを考えている。
人間関係は「取引」としか見ておらず、邪魔になるうようであれば容赦なく切り捨てる冷酷さを持つ。
コードネーム:X 女性 年齢不詳
冷徹で無慈悲な「死の執行人」
ただ依頼を達成することのみを考え、過去も未来も捨てた人物。
彼女にとっては「愛」や「絆」といった概念は無意味であり、すべては「依頼の遂行」という合理的な考えによって成り立っている。
※強制ではないお願い🤧✨
単純に皆様の演技を拝聴したいので、可能であれば配信のURLをいただけたら嬉しいです✨
後、宣伝にもなるのでどこかに
「#ざきノ台本」or「@Wg7uKOSDyrQKnhF」
を記載していただきたいですm(__)m✨
ーー下記台本ーー
※皆が寝静まっている深夜1:00
内田はプライベートプールで酒をたしなんでいたところ、暗闇からXが現れた。
X
「アンタが、私に依頼を出した内田?」
内田
「はい…。お待ちしておりました。
アナタがかの有名な「死の執行人」コードネーム:Xですね…。
噂は聞いています。アナタに命を狙われたら最後…誰であろうと逃れることはできないと。
そんな噂がたっているから、どれだけ粗暴な人かと思いましたが…
意外と品があって安心しました。そのフルフェイスの仮面さえなければなお良かったのだけれど。」
X
「………。」
内田
「席は用意してあります、遠慮はいりませんよ。どうぞおかけになって。」
X
「私は仕事をしに来たの。
アンタと親睦を深める気は毛頭ないわ。」
内田
「ふふ、つれない人ですね。まぁいいでしょう。
……(酒を飲む演技)
…このゴミ虫を、始末してください。(写真と資料を渡す)」
※Xは写真と資料を手にとり、目を通す。
X
「…鈴木ケンジ。
私も知っている。民衆からの人気も高くて、支持率もアンタと同等。
次の選挙では十中八九、この人が選ばれるでしょうね。」
内田
「おっしゃる通り……そこが問題なのです。
彼は純粋な正義感と、弱者やマイノリティにも手を差し伸べる包容力。
そして、他の政治家とは違い、私利私欲に走ることを嫌い「真の政治家は民のためにあるべき」と、この前の演説で民衆の心を完全に鷲掴みにした。
その真っ直ぐな姿勢から「民衆のための政治家」と呼ばれ、支持率はあろうことか、ワタクシと同等になってしまいました。
彼が議員に選ばれてしまったら、ワタクシたち既存の議員の地位は怪しくなる。
……だから、彼には消えてもらわなきゃいけないのです。」
X
「…選挙も近いのに、今彼を抹殺すれば、世間が騒ぐのは目に見えている。
対策はしているの?」
内田
「心配無用です。
民衆は、口では正義を求めていても、危険を感じれば自分の命を優先する軟弱な連中なのですから。
いざとなればアナタみたいな専門家を雇い、秘密裏に脅すだけです。」
X
「まるで恐怖政治のようね。
なんでアンタの支持率が高いのか理解できない。」
内田
「表向きでワタクシは、良い人を演じておりますからね。
今ではネットワークが盛んで、少しでも民衆を小バカにしたり煽ったりでもすれば、瞬く間に発言を拡散され大炎上…。支持率が大きく下がってしまいます。
だからかわりに弱小の議員を買収し、悪役を演じてもらっているのですよ。
今の議員は私利私欲にまみれた豚ですから、エサを巻けば喜んで食いついてくれます。
民衆に……ワタクシの本性はバレていません。」
X
「……アンタ、いい死に方はしないね。」
内田
「……(酒を飲む演技)
それはさておき…公共機関を買収し、彼が一人になるタイミングを調べておきました。
アナタの仕事の役に立つでしょう。(資料を渡す)」
X
「………それは私の仕事の内に含まれているはずだけど…。
…私を信用してないの?」
内田
「うふふ、ワタクシは誰も信用しません。だからこそ今の地位があるのです…。
人間関係というのは所詮、ビジネス関係でなりたっている。
アナタも…同じでしょう?」
X
「……それで、報酬は?」
内田
「(酒を飲む)
アナタの腕に見合う額は用意しています。
希望の額を言ってください。」
X
「2000。
手付金として半分、残りは完了後に。」
内田
「強気な金額ですね。ワタクシの地位を守れるなら安いものです。
どうぞ受け取ってください。(カバンを渡す)」
※内田は1000万円が入ったカバンを取り出し、Xに見せる。
Xは札束を確認し、カバンを締める。
X
「一つ、警告しておくわ……。」
内田
「なんでしょう?」
X
「今後私の仕事に関わったり、口出しすることは絶対に許さない。
どう執行するかは…私が決める。」
内田
「……彼をどう始末するかに興味はないです。好きにしてください。
……ただ、これは失敗が許されない…。万が一失敗すれば……。アナタは地獄を見ることになりますよ?」
X
「……それは脅しのつもり?
安心して私に失敗はない。だからこそ、残りの半分は必ずもらい受ける。
…アンタこそ大丈夫?もし報酬を踏み倒したりでもしたら…地獄を見ることになるけど。」
内田
「……。(睨む)」
X
「……。(睨む)」
※内田とXは、お互いに睨み合う。
内田
「……今の発言は聞き逃してあげましょう。
どうせこれが終わったら、ワタクシたちは赤の他人です……。
……所詮は、ビジネス関係ですからね。」
X
「……そうね。」
内田
「(酒を飲む)
執行人…今一度命じます……。必ず、必ず、あの男をこの世から消してください…。いいですね?」
X
「……アンタは、何が何でも「正義の味方」を消したいのね。」
内田
「当たり前です。あの男がいる限り、ワタクシの地位は安泰ではなくなります。
あの男には……なんとしても消えてもらわねば。」
X
「………じゃ、残りの報酬の受け渡し方法と場所を決めておきましょう。」
内田
「受け渡しの手筈は依頼完了後にこちらから連絡をします。……アナタは、依頼を完遂することだけを考えてください。」
X
「……さっきも言ったけど、もし踏み倒しでもしたら…------」
内田
「わかっています(遮るように)
ワタクシはいくつものパイプがあるので、お金の心配は無用です。
……交渉成立ですか?」
X
「……いいわ。」
内田
「……では早々に立ち去ってください。
ワタクシは見ての通り英気を養っているのです…今だけは体を休めたいの。」
X
「あっそ…。」
※Xは闇に消えていくように立ち去る。