空港が好きだ
昔々、オノ・ヨーコとショーン・レノンが空港で飛行機を待ってるっていう公共広告機構のCMがあった。
自分と同い年なのにめちゃくちゃ大人びてるショーン・レノンとオノ・ヨーコがかっこよかったっていうのもあるけど、ずっと記憶に残っている。
たぶんその影響からだ。
搭乗口のベンチに座って飛行機を待ってるのが好きだ。
到着早々にラウンジでコーヒーは飲むんだけど、早めに搭乗口まで行ってボヤーと待つ。降りてきたり飛んで行ったりする飛行機、走り回る作業車、働く人達、付近を行き交う搭乗者達を垣間見ながら、ただそれだけ。
こういう時間がイヤだから空港にはギリギリに向かう人が多い。国内線とはいえ30分前着とか普通にする人いるけど、私は遅くとも1時間半前、ベストは2時間前には着いていたい。
それはただ、空港搭乗口のベンチでボヤーとしたいから。
まぁそりゃね、毎日飛び回るお仕事で週に何回も利用する人には考えられないだろうね。もしも私がそういう生活になったら流石にイヤになるかもしれない。でも今はホント年に1回も乗らなくなったから単純に嬉しい、というのも事実だけども。
前にどこだったか、タイか韓国の空港で6時間待ちというのがあった。流石にそれは〜って思ってたけど案外快適だった。空港は広くてどこも綺麗だし空調も効いてる。ベンチからベンチを転々としてた記憶がある。たまにビール飲んだりして。
大型国際空港になれば快適度はさらに増すから、トランジットは嫌いじゃない。まぁいまからわざわざそれを選ぼうとはしないけどね。
空港内の作業車は、生涯この空港から出れないんだろうな。真逆に世界中飛び回ってる飛行機とどんな会話してるんだろう?
どっちの人生が幸せなんだろうか?