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ナドゥは禁止されてしまうのか?《Nadu,Banned Wisdom》

どうも、ざきです。
2024年6月30日(日)
プロツアーモダンホライゾン3で鮮やかに優勝を勝ち取ったデッキといえばサイモン・ニールセン選手の「バント・ナドゥ」

それだけなら「ナドゥやっぱつえ~(・∀・)」で終わりですが、トップ8に残ったデッキうち5つがナドゥ
トップ4は全員ナドゥ
あまりのナドゥ支配率に「ナドゥの夏」なんて言われ始めている今日この頃

皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ざきは勢い余ってナドゥコンボを組んでしまいましたし、《手甲》2枚じゃ足りなくてしっかり4枚揃えてしまいました。

マジで《有翼の叡智、ナドゥ》の禁止だけは勘弁してください!お願いします!
こいつ根はいいやつなんです!ちょっと悪い友達とつるんで悪さすることもありますけど根はいいやつなんです!信じてください!
ナドゥは3,500円で買ったし手甲は1枚5,000円で揃えたんです!

ナドゥくんの悪い友達。つるむと手に負えない。

このデッキ、強いのは間違いないのですが私がお気に入りのポイントはあくまでも「コンボの面白さ」なので、支配的になってBANされるのは勘弁。

なのでデッキの弱点と汎用対策カードを探って禁止しなくても問題ないということをアピールしていきましょう。


デッキの面白さ

ナドゥコンボには様々な面白さが詰まっていて、(禁止が騒がれるレベルでなければ)真っ先におススメしたいデッキです。
・ドローが沢山できる
・マナが沢山でる
・クリーチャーが沢山でる
・特殊勝利できる
といった具合に、プレイして面白いと感じる要素が詰まっています。

また、オールインコンボにありがちな「サイド後に対策されると一気に苦しくなる」という状況も、《ウルザの物語》3章、《召喚の調べ》などで状況に応じた対策カードを呼んでくることで回避しやすく、苦しい状況になりにくいです。

まあこの強さが対戦相手として考えたときには非常に厄介になるわけですが、、、

デッキの主な動きと対策

ナドゥコンボは最速3ターンキル
《有翼の叡智、ナドゥ》+《春心のナントゥーコ》+0マナ能力カード《手甲》《コーの先導》《森を護る者》を揃えてデッキを引き切り、《タッサの神託者》のETB能力で特殊勝利します。

3枚コンボと聞くとコンボ成立させるのが難しそうに感じますが、
《ウルザの物語》3章で《手甲》をサーチ
《召喚の調べ》で《有翼の叡智、ナドゥ》or《春心のナントゥーコ》or《コーの先導》をサーチできるため
恐ろしい再現性でコンボ完走できます。

ターン①「マナクリ」「ウルザの物語」「手甲」を潰すべし

・緑マナからの《喜ぶハーフリング》
・緑マナからの《樹上の草食獣》からのウルザの物語タップイン
あたりが理想ムーブでしょう。

3点火力が撃てるなら《喜ぶハーフリング》に当てておきたい。
エンチャント除去があるなら3章に届く前にさっさと《ウルザの物語》をつぶすのが有効です。

赤いデッキなら《稲妻》や《電気放出》
緑なら《毒を選べ》でウルザと手甲どちらも対応可能
《機能不全ダニ》なら出しておくことで相手の動きをけん制することもできます。

※ちなみにナドゥコンボ側も《機能不全ダニ》をウルザの物語のサーチで呼んで来るので対ナドゥでは気軽に重要な置物を出してはいけません

ターン②「ナントゥーコ」は全力で潰すべし

素直に最速ムーブを目指すなら1番出てきやすいのは2マナのコンボパーツ
《春心のナントゥーコ》でしょう。
ナドゥが注目されがちですが、うまく使えば《春心のナントゥーコ》だけで勝ちにつながるくらい単体でも高性能なクリーチャーです。

順調に進んでいれば2ターン目の開始時点で
クリーチャー1体が場に立っていて、土地を置く前に2マナ出せる状態になっています。

なので、《春心のナントゥーコ》を唱えてからフェッチランドを設置+起動することでクリーチャー4体並べることができます。

普通は貧弱な1/1昆虫トークン2体が並ぶくらい大したことではないですが
《召喚の調べ》の召集コストに使えるため、4体+2マナ X=3で
点数で見たマナコスト③の《有翼の叡智、ナドゥ》をサーチできるようになり次のターンで高確率キルです。
ターンを渡す前に絶対に潰しておきましょう。

逆に言えば、この2ターン目までは安全なので正しく動けばかなり時間を稼げます。

まず、カウンターですが《呪文嵌め》が当たります。

MH3環境は《モンスーンの魔道士、ラル》《ナカティルの最下層民、アジャニ》などなど、強力な2マナカードが重要になってくるためそれらのカードの対策として《呪文嵌め》を入れておくと《春心のナントゥーコ》にも使えます。
おそらくカウンターなら《呪文嵌め》か《対抗呪文》が安定。
クリーチャーとして唱える場合は《呪文貫き》《否定の力》が当たらず
授与で唱えた場合は《厳しい説教》《緻密》が当たりません。


場に出てしまった後に一番クリティカルヒットするのは《空の怒り》です。

エネルギー2個を支払って解決すれば《春心のナントゥーコ》《昆虫トークン》を一掃できるほか、
・すでに出していた《手甲》
・サーチを控えた《ウルザの物語》
・マナクリーチャー
・《森を護る者》
・《機能不全ダニ》
などまとめて流すことができます。
3ターンキルを目指して最速展開した返しに流されるとさすがに再展開に手間取るので一気に倒しやすくなります。

その他対策①コンボパーツを引っこ抜くべし

コンボデッキの常として「キーパーツ」を失うと一気に勝ちが遠のきます。
ナドゥコンボも例外ではなくコンボパーツ兼アドバンテージ元の《有翼の叡智、ナドゥ》を引っこ抜けば半永久ループは成立しなくなり、即勝利ルートは無くなります。

《思考囲い》+《外科的摘出》

黒系デッキなら。外科的摘出なら早いターンに決めに行けるのでサイドボード後の選択肢としてありです

《石の脳》

色を問わず採用できて、墓地に落とさなくても直接追放できるのが強み。
ただし、起動できるのが最速3ターン目なのでこれの他に時間稼ぎがないと間に合わない可能性があるのが難点です

クリーチャーを出させずコンボを止めるべし

あくまでもクリーチャーコンボなのでクリーチャーを止めればコンボも止まります。

《神聖なる月光》

使いどころが難しいですが、《召喚の調べ》対応で唱えたりしてそのターン中のコンボ成立を防ぎます。
1ターン限定なので、1ドロー+次の自ターンで有利を取りたいところ。

《疫病を仕組むもの》

「昆虫」を指定しておくことで《春心のナントゥーコ》《昆虫・トークン》《機能不全ダニ》を一掃できます。さらに後から出てくることも許しません。
ただ、こいつが3マナと少し重く、サイドボード後はナドゥ側も《流刑への道》など除去を入れてくるので過信は禁物。

誘発を利用してライフを詰めるべし

ナドゥコンボはその性質上、何度も能力を起動するため起動能力に誘発して火力を飛ばすクリーチャー《過酷な指導者》でも対策できます。

これも《疫病を仕組むもの》同様、クリーチャー除去が当たるので信用度は低めです。能力起動をためらわせたり除去を使わせたりすることで少しキルターンをずらせれば十分でしょう。

ナドゥコンボに強いデッキ(色)は?

こんな感じで対策できるカードはいろいろありますが
最強:白《空の怒り》
対策しやすい:黒《思考囲い》《外科的摘出》《疫病を仕組むもの》
対策しやすい:緑《毒を選べ》《機能不全ダニ》
やや対策しやすい:赤《電気放出》《過酷な指導者》
対策しづらい:青《呪文嵌め》
という感じかなと思います。

なので自然に《空の怒り》を採用できる「白青赤」「白黒赤」のエネルギーデッキが強く、
手札破壊と引っこ抜きが採用しやすい「黒単」もサイドボード後に勝てそうです。

おわりに

というわけでいろいろナドゥコンボの対策方法を考えてみましたが
対策しようと思えば結構できます。
なので禁止しなくていいんじゃないでしょうか?ダメ?

ナドゥコンボが強いのは分かりますが、エネルギー、黒単、ストームあたりもかなり強く、MH3後のデッキで一気にカードパワーが上がってそれ以前のデッキが置いて行かれている感があるので、いっそ今までの禁止カードを解禁してみてほしいです。結構大丈夫なのでは??(希望的観測)


こんなところで今回はここまで
読んでいただきありがとうございました!

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