「君は永遠にそいつらより若い」と言葉をかけられるようになりたい
2021年9月17日から全国公開される映画「君は永遠にそいつらより若い」をオンライン試写会で一足早く鑑賞しました。
芥川賞作家、津村記久子作品の初めてにして待望の映画化作品である本作。
現在放送中のドラマ「彼女はキレイだった」に出演中の佐久間由衣さんや、「あな番」ストーカー役での怪演が話題となった奈緒さんが出演しています。
この記事では「君は永遠にそいつらより若い」のあらすじと感想を紹介していきます。
「君は永遠にそいつらより若い」あらすじ
地元での就職先も決まり大学卒業を間近を迎える主人公・ホリガイ(佐久間)。手持ち無沙汰な毎日を過ごす中、新たにできた知り合い・イノギ(奈緒)と独特な関係を築いていくという展開。
大人になりきれない大人である大学生ならではの焦燥感や欠落感を抱える女子大生が、悩みながらも大人になっていく過程を描いています。
他人の痛みに気づかず、無自覚に傷つけることもある
他社とのコミュニケーションは難しく無自覚に人を傷つけるがこともあるけれど、理解したいと行動することが大切だと感じました。
冒頭の飲み会シーンで処女をいじられて不快な思いをしたホリガイが、シモが大きすぎて女子と付き合えないと打ち明けるバイト先の後輩の悩みを理解できず、無自覚に相手を傷つけてしまうのが笑えつつも印象的で。
私自身も他人の痛みに気付かず(痛みに寄り添えず)無自覚に傷つけてしまうことが多く、ホリガイの姿に感情移入しながら見てました。
そんなホリガイが終盤に予想外な行動を取る姿には、ハラハラしつつも応援し、励まされました。
「君は永遠にそいつらより若い」はこんな人におすすめ
繊細で不器用な人により響く作品だと思います。
メンタル図太めの人や、コミュ力高く何でもそつなくこなすタイプの人にはちょっと重たく感じてしまう作品かもしれません。
余談
余談①
大学生活の気だるい日々を淡々と演じた俳優陣のセリフの掛け合いが本当に自然でよかった。早く友達と鍋パーティーできる日常に戻ってほしい!
余談②
主人公たちと同世代の大学生に観てほしい一方、コロナ禍での大学生活でこの映画のようなシチュエーションがあるのだろうかと、ふと考えてしまいました。
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