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英国・家探し経験談:入居後、施工不良と家具破損トラブル

さて、引っ越したのは新築物件。日本だったら新築キレイ!最高!ってなるんですが、イギリスの場合はそうはいきません。新築の場合、前居住者がいないため、施工不良が未報告の場合が多いとの情報が多数。ドキドキしながら入居しました。

まず初めに、入居時に傷や故障をありとあらゆるものについて全て確認します。筆者の賃貸はアパートタイプ(flat)の集合住宅です。不動産会社が前日に確認した部屋の傷や故障レポートが送られてきて、それと現状が一致しているか確認し、報告するといったものでした。退去時にデポジットが全額返ってくることがほぼないようなことを聞いていましたが、確かにありとあらゆる細かい傷についてレポートされており、このレベルの傷でもお金を請求されるのかと思ったらぞっとしました。

ガラス製の机にすでについていた擦り傷

さて、我が家ですが、①風呂場の棚の電気が消えない、②入居後一週間ぐらいで食洗器壊れる、③新築のためWifi設置工事が必要、の三点の問題にぶつかりました。大規模な工事が必要な施工不良はなくてよかったです。

①②:施工不良や故障はLandloadに相談

不備を報告→Landloadが家に確認しにくる(1-3日以内)→業者に依頼→業者から日時の調整電話(①は一か月くらいかかった、②は一週間以内に解決)、という流れで解決しました。ただ、工事の日時もいきなり明日行っていいかとかそんなレベルでいきなり電話がきます。夫が在宅勤務(大体いつでもOK)なので問題なくすぐにできました。。。
①電気はシールを張るだけで直り(扉を開けたらライトがつく仕組みだった)、②はなんかシールで支えられていた部分をちゃんとねじで締めて固定してもらいました。

食洗器全体がテープで支えられていた。そら壊れるわ。

契約書に家の設備等をちゃんと維持することが居住者とLandloadの責任、と書いてあったのでことあるごとに相談して家の環境をちゃんと保っていこうと思います。

③:broadband会社が適当、技術者訪問が気分屋

入居日当日に工事を依頼していました。契約完了後に、WiFi開設の流れ、みたいな動画が送られてきたので、引っ越し前に確認したのですが、ここで問題が発生しました。
動画中で、WiFi設置に来た技術者がドリルで壁に穴をあけている!
これを見た瞬間、筆者はめちゃくちゃ焦り、boroadband会社にすぐにLive Chat相談をしました。我が家のWiFi設置時に壁に穴をあける可能性があるのかどうかを問い合わせました。もし、そのような必要がある場合は、事前にLandloadに相談する必要があるためです。
結論…訪問してみないとわからない、とのことでした。入居日に予定した工事のアポを施工で壁に穴をあけたりする必要があるのかの確認訪問にしてくれるといわれたので、そうしてもらいました。一安心。
いざ、入居日当日(土曜日)。訪問の時間は13時~18時。時間範囲広すぎだろ。その時間帯家から一歩も出れず。そして17時くらいに電話が来ました。「今日やっぱりいけないから月曜日でいい?」。月曜日までWiFiつながらないことが確定しました。夫氏、スマホのテザリングで在宅勤務が確定。しかもなぜか入居日数日間、部屋の窓を開けないとスマホの電波も通じませんでした。

室内でインターネットがつながらないのでベランダでパソコン。

月曜日、待ちに待った技術者訪問。壁に穴をあける必要はなく、コンセント横にルーターのケーブルをつなぐところがあり、すぐに設置に取り組んでくれました。めちゃくちゃ全力で力を込めてケーブルを設置しようと試みる技術者。その近くにあった壁に設置してある棚に手をかけて作業していたのですが(何なら座ろうとしてた)、一瞬で棚が、、、落ちました。すごい音とともに。

壁から落ちた棚。壁も一部剥がれています。

技術者「この棚、弱いね!笑」

.…は?

………は?????

どうしよう、で頭がいっぱいになりました。入居3日で家具破損。直るんかこれ?てか壊したのあいつだし。私たちが修理費払うん??
とりあえずWiFiを先に何とかしようと思い、ぐっと我慢(てか英語で怒れないし)。何とかケーブルをとりだしたのですが、ネットがつながらない!突然電話をかけ出す技術者。電話ののち、「集合住宅のWiFiの大元の設定がいる。俺はわからんから今日はできない。明日来るわ!」と言って帰った。

そして翌日。何時に来るかもわからない技術者。勇気を振り絞って夫が電話。「今日来るの?」
技術者「いくよ!でも忙しいから何時になるかわからんわ」

なんだかんだ昼過ぎにやってきた技術者。やっぱり設定の方法がわからないらしく、大元ケーブルがあると思われる地下駐車場を一緒にうろつく。おそらく設定ができる部屋の鍵をとにかく探しまくる。うろうろしながらついに鍵の場所を発見したのだが、鍵をとりだす暗証番号がわからない。電話しながらいろんな番号を試していたのだが、一向に開かず。。。
「ちょっとわからんから明日の朝礼とかで同僚に聞いてくる。また明日。」と言って帰った。

翌日、やっと!やっと開通しました!インターネット!地下駐車場のインターネットケーブルをちょちょっとやってルーターを部屋に設置して完了。長かった。。。
「終わったよ!これパスワードな!アンケート回答もよろしくな!」って言って帰っていった。アンケートサイトが書いてある紙には評価:Very Good!に大きく〇がかかれ、技術者の名前が書いてあった。(お前棚壊しただろ!しかもルーター設置にどんだけ時間かかっとんねん!)

そしてすぐ、Landloadに家具破損を報告。訪問し、確認してもらったところ「新しいのを買うとかじゃなく、非がある向こうの会社に何とか直してもらって。」とのことでBoroadband会社にメールしてくれた。&筆者も苦情メールをした。その結果、会社の人が我が家に訪問して棚を直してくれました。力技で!ちょっと曲がったままだけど!
まあ、修理費みたいな感じで月々のWiFi費用の支払いに使えるお金をアカウントに入れてくれました(4か月分くらいタダになった)。まあ、許すしかないよね。。ただ、苦情に対する応答はめちゃくちゃ早かったです。

傾いて閉まらなくなった引き出しを見るたびに思う。最初からちゃんとした質の仕事ができればこんな苦情に対して余分なお金がかからなくて済むのにね。。。


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