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アブサン専門バーの歴史博学がヤバかった
standfm(スタエフ)でこちらの内容を楽しく話してまーす!
今日は近所に最近、半年前くらいに出来たアブサン専門バーについてのお話です。
数日前に一人でフラッと立ち寄ったんです。ずっと行きたいと思っていて、なかなか入ることが出来なかったんですが、その日は色々なお店に行って、熱燗を試したり、クラフトビールを試したりとはしごしていて、最後にアブサンバーに立ち寄りました。
その日は珍しく、他のお客さんがおらずに、僕一人という状態でした。
アブサンの発祥から話は始まる
僕はアブサンを飲んだことが全くなかったので、アブサンといえばコレを飲めというものがあれば、それを飲ませてほしいと伝えました。
スイスとフランスがアブサンの生産地の主流ということで勧められて、僕はラベルが可愛かったスイスを選びました。
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1ショットで2,200円と少しお高めだったんですが、お願いしました。
スイスのアブサンは香りはそんなに強くないけど、口に含むと薬草の香りと甘い香りがブァっと広がるんです。
これはどのお酒にもない味わいでした。アルコール度数が53度とめちゃくちゃ高いのでちびちび飲むんだろうな思っていました。
すると店員さんがアブサンを水割りするための道具を出してきてくれました。
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ヨーロッパでは水で薄めながら飲むのが主流で、水を加えると白濁するお酒なのでそこも楽しんでみてねという話でした。
ここからお兄さんのアブサンに関する歴史の話が怒涛のように始まるんです。
アブサンの原料はニガヨモギやアニスが主となっています。ニガヨモギは日本でも簡単に栽培できるようで、作っている人が増えているとか。アニスは難しいそうです。
ヨーロッパでも比較的栽培しやすい原料。アブサンが出来たのはヨーロッパでぶどう不作の年が続いた時に、飲むワインがないということになり、このアブサンが生まれたそうです。(だいぶ話をはしおっていますが、、、)
フランスとスイスの山間部で造られることとなったそうです。あとはドイツあたりが主流となります。
歴史の背景とお酒の歴史の紐付けが面白い
その後もヨーロッパの戦争などの背景の歴史からお酒の歴史が紐解かれていくんですと色々と話しをしてくれました。
お酒は法律での規制が昔から強く、急にこのお酒の販売は、製造は中止などになることもあり、その際に新しい酒が生まれたり、法の網をくぐって、新しい作り方や生産地が変わったりを繰り返してきたそうです。
このような話を次から次へと繰り出してきてくれて、僕は純粋にお酒の歴史とヨーロッパの歴史の紐付けが面白いなと思えました。
よくよく聞くと世界史の先生をしていたそうです。世界史を勉強していく中でお酒の歴史とのひも付きを面白くなり、その中でもアブサンに惹かれたそうで、先生を辞めて、アブサンの世界に入ったそうです。
僕も日本酒の歴史と日本の歴史をもっと紐付けて理解を深めたくなりました。
世の中色んな楽しみ方があるなぁと思わせていただいた素敵なお店です。詳しくはこちらのインスタを御覧ください。https://instagram.com/the_condition_green?igshid=YmMyMTA2M2Y=