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【ドイツ編】0円ヨーロッパひとり旅

みなさんこんにちは。フランス滞在中のJoです。12月末の2週間の休暇を利用して、ヨーロッパの国を毎日1カ国ずつ旅行をしています。詳しい背景は準備編をご覧ください。

今回は3カ国目ドイツ・シュトゥットガルトです。シュトゥットガルトはポルシェやベンツの本社があることで知られています(が、0円旅では残念ながら訪問できません)。

エスリンゲン

ドイツのシュトゥットガルトに留学に行っていた私の友人(Yくん)から「エスリンゲンはお金かけずに楽しめるよ!」という情報を聞いたので、早速、向かいます。エスリンゲンは第二次世界大戦中にほとんど襲撃を受けなかったため、中世に建設された建物が当時の姿のまま保存されているとのことです。エスリンゲンに向かう前に空港のマクドナルドでポテトL(4.6€)、アイス(2€)の散財をかましてしまったので、現時点で41€しか使えなくなってしまいました。0円チャレンジも3カ国目に突入し、若干の甘えが出てきているのが気になりますね。なにはともあれ、エスリンゲンに着きました。

エスリンゲン城(Esslinger Burg)

エスリンゲンの名所といえば、エスリンゲン城です。防壁として利用されていたという経緯からエスリンゲンの中でも高い場所に位置し、市内を一望できるようです。なんだか楽しみになってきました。城に向けて歩いてみましょう。

急勾配の坂がずっと続いて、城に到着します。城といっても現在は城壁しか残っていません。そのため、城を見るというよりも、景色を観にくる場所と言えます。

騎士がいそうな雰囲気ですね。両脇に広がっているのはぶどう畑です。この地域はドイツなのにビールではなく、ワインが有名とのことです。城の入り口にあるバーも本日は休業ですので、景色を見終わると、特にすることはありません。城壁内の階段を下って次の目的地を目指しましょう。

マルクト広場(Marktplatz)

城の後に向かったのはマルクト広場(Marktplatz)です。周辺には旧市街が広がっている趣のある広場です。ちょうどクリスマスマーケットの撤去作業が行われていたようで、たくさんの作業員の方が行き交っていました。

私も最近知ったのですが、たいていのクリスマスマーケットはクリスマス前に撤収されます。クリスマスマーケットに行きたいと考えている方はこの点にご注意ください。

聖ディオニシウス教会(St. Dionys Kirche)

前回のルクセンブルクの記事で、「大聖堂はどこも同じ感じ」と言ってしまったので、少し行きずらい感じがします。

恒例の入り口どこかわからない問題を経て、入口を見つけました。ルクセンブルクの公用語はフランス語だったので看板の基本的な意味は把握できますが、ドイツ語は全くわからないので、入口を探すだけでも一苦労です。

中に入ると、あらびっくり。私の知っている教会と全く雰囲気が違います。どうやら、ここはプロテスタント教会のようで、カトリックの豪華絢爛な見た目とは異なり、厳かな雰囲気が漂っています。クリスマス前だというのにどこか悲壮的な感じがしました。観光客は1人もおらず、私以外にいた2人の人は礼拝に来ていました。私が来る場所ではなかったかなと思いましたが、ドイツ語、英語、イタリア語、日本語の小ガイドが置いてあったので、おそらく観光客も来るのだと思います。

シュトゥットガルト

エスリンゲンで見るべきものはだいたい見たので、鉄道に乗ってシュトゥットガルトに戻ります。日本の特急券のように区間を選んでチケットを券売機で買うようなシステムでした。チケットは4€でした。走るには遠いので鉄道を使うことにしました。個人的にはかなり乗車が難しい鉄道だと感じました。自分の電車の発車ホームがどこだかわからないからです。ホーム位置を知らせる掲示板もないし、チケットにもそれっぽいことが書いていないように思えたので、テキトーに辿り着いたホームで待つという作業を繰り返し、シュトゥットガルトに戻ることができました。駅は出口まで歩道でつながっており、出るまでにしばらく歩く必要がありました。

クリスマスマーケット

これが今回の目玉です。シュトゥットガルトの新宮殿(Neues Schloss)を中心に12/23の夜10時まで開催しているクリスマスマーケットで、ドイツ国内でも最大規模だそうです。当然、人もいっぱいいますが、敷地が広いのであまり気になりませんでした。横浜赤レンガ倉庫のマーケットのように入場前の長蛇の列なんていうものもありません。

ギュッとまとまって店が出店されているわけではなく、3箇所くらいに別れて店が密集していました。私は最初の方に目についたお店で買い物をしましたが、似た系統の店が他のブースにもたくさんあるので、焦って買う必要は全くありません。

店員さんおすすめのソーセージサンドとビールのセットです(ソーセージ6€、ビール4€)。このビールは開けるときにワインみたいな感じで蓋がかなり大きな音を出すので注意が必要です。味はめちゃめちゃおいしいです。

こんな感じのチケットが渡されて、飲み終わった容器を返却用の店舗に持って行くと、ビールの価格に合わせて返金が行われます。

調子に乗ってもう1セット買いました。これまた美味かったです。ここまでで残り16€となったので、今夜予約していたレストランの予約は取り消しました。ひとり旅なら、しっかりとしたレストランよりもマーケットのような出店でご飯を食べた方が楽しいかもしれません。ヨーロッパのレストランは特に、ひとり客が少ない印象ですので、若干寂しい感じがするからです。

またまたソーセージを買いました。10€でした。ポテトでいい感じにお腹がいっぱいになったので、少し散策を続けて帰路につきます。

新宮殿(Neues Schloss)

クリスマスマーケットで存在感が薄くなってしまっていますが、これもまた名所のようです。政府機関の建物なので内部を見学というのはなかなか難しいかもしれませんね。

シュトゥットガルト空港

ここは名所でもなんでもありませんが、バスターミナルに隣接していたので紹介します。特段すごい空港ではありませんが、店舗がいっぱいあるので、食事や買い物には不自由しなさそうです。また、暖かいので夜行バスの待機場所としては最適です。この点は、ルクセンブルクで痛感しました(結構悲惨だったのでルクセンブルク編もぜひ読んでみてくださいね)。

まとめ

ビールで少し酔ってしまい、バスターミナルへの電車の途中で寝てしまいました。起きると、乗客が私とおじさんしかおらず、そのおじさんが「大丈夫か?」みたいな顔で私を見ていたのでマップを確認すると、全然違う場所にいました。そのため、違う電車に乗り換えて、空港隣接のバスターミナルに戻ります。シュトゥットガルトは正直お金を使った方が楽しめるかもしれません。もし、0円旅を検討されるのであれば、エスリンゲンの方が見応えがあるような気がします。ちなみに公共図書館という無料で利用可能なモダンでおしゃれな図書館もあります。私が行った日はクリスマス休暇だったのですが、Yくんがとても推していたのでこれまたおすすめです。クリスマスマーケットは1人で行ってもとても楽しかったですが、雰囲気がとにかくいいので、きっと恋人や友人と一緒に行ったらより楽しいことは間違いないでしょう。

次回はドイツ後編です。お楽しみに!

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