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⑰年商10億円規模までの会社がコロナ後も生き残るために大事なこと~都銀出身・元焼肉店経営・元不動産投資家・地方在住、経営コンサル2年目の気付き
私が行うコンサルティング手法
今回から20回目くらいまで本題に戻ります。
本来の気楽に書く路線に戻ります。
あくまでnoteなので。
コロナ後、生き残るために・・・。とテーマを設定しておりますが、企業経営が楽な時代なんてもう来ないと考えた方が良い気がします。文章でニュアンスを伝えるのは難しいのですが、「当たり前の工夫や努力が必要な時代」と表現すべきかと感じます。
世界的に見れば、日本は人口こそ減っていくものの、先人達の苦労のおかげで多くの面でまだまだ恵まれています。
現時点では戦争のリスクは低く、ほぼ単一言語、整備された社会インフラ、識字率などの教育水準、最低限のモラル、きちんとした商習慣、経済規模、高い科学技術水準など、全盛期から下がったとは言え世界的にはトップ5に入る恵まれた国ではないでしょうか。勤勉な先人たちに感謝せねばです・・・。
発想を柔軟に変化に対応し、阪急グループ創始者、小林一三さんの言葉ではありませんが、「ちょっとだけ先の未来を想像する力」が中小企業経営者に求められる視点ではないでしょうか。
コツコツと地道に変化を加えながら、堅実に経営していく術のヒントになればと思い、私が普段行っているコンサルティング(経営改善)の手法を説明して参ります。めちゃ手堅くて、地味なので悪しからず(笑)。
企業実態把握のためにお客様に開示いただく書類
・直近36か月分の毎月の試算表
→売上の傾向、資金の増減のクセを掴むためです。
・決算書3期分(勘定科目内訳書含む)
→多くの仮説を立てることが可能になります。企業情報の根幹です。
・銀行借入返済予定表
→資金需要にマッチした借り方になっているかを判断するためです。状況によっては収支改善のための再編案を提示します。
・保険証券類の写し
→事業リスクと照らし合わせて無駄な出費になっていないか、代表離脱や死亡時に精算できるだけの保障が不足していないかをチェックするためです。
・社員名簿、組織図
→平均年齢、生産性、社員に付与された権限等を把握するためです。
資料をご提出いただいた後は?
入念に経営者と面談しながら、内容とスケジュールを決めて行きます。
次回は具体的なケースがイメージできるように書いて参ります。