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【鎌倉で保活】保育園の選び方|見学後の感想まとめ

鎌倉市内の保育園について、見学後の個人的な感想を書いてみようと思う。
鎌倉に限定した話かもしれないが、保育園の情報というものは、あまり公開されていないようである。妊娠中に情報収集のため保活サイト「えんさがそっ♪」にも登録したが、ほとんど口コミが書かれていない。

各園の公式ホームページを見ても、施設の概要や年間行事、たまに更新される「お知らせ」欄があるだけで、更に踏み込んだことは分からないことが多い。いや、本来、ホームページとしては、その程度の情報で十分といえるのかもしれない。

中には、SNSで積極的に情報発信されている保育園もあり、園での生活をイメージしやすく大変有り難いが、そういったところは少数派である。
百聞は一見にしかず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)という言葉のとおり、一度、実際に自分自身の目で見に行くほうが確かではあるが、これから見学を考えている方や「見学済みだが他の人はこの園どう思ってるのかな?」という方の情報収集に役立てば幸いである。

保育園見学チェックリスト

保育園を見学する際、手元にチェックリストがあると漏れなくヒアリングできるのでオススメ。
冒頭で「ほとんど口コミが書かれていない」と記載したが、「えんさがそっ♪」の保活コラムでダウンロード可能な「保育園見学チェックリスト」は気になるポイントが綺麗にまとまっていて便利なので、ぜひ参考にされたい。

出典:保育士はこう見る!我が子を通わせる園選びのポイント!(えんさがそっ♪保活コラム - 2024年9月10日掲載)

鎌倉の認可保育園「うちゅう保育園かまくら」を見学した感想

1件目は、鎌倉市内の認可保育園の中で、最も幼児教育に力を入れているとされている「うちゅう保育園かまくら」。社会福祉法人が運営していて、鎌倉の他は、横浜市に4つの園がある。

📍所在地:鎌倉市扇ガ谷1-1-31
鎌倉駅西口から徒歩5分ほどの好立地。
出入口にオートロックシステムあり。
公式Instagramあり。

園児数と主な特徴

園児数は50名定員(2025年1月31日時点)。

保育時間内に無償で、サッカー教室、体操教室、音楽、造形、国語、食育(詳細は後述)といった正課活動に参加することができる。
サッカーはプロのコーチに直接指導していただける。由比ヶ浜の海浜公園で練習することもある。

その他、午後おやつ後の自由時間内で、英語教室やピアノ教室、フィットネス、プラレールプログラミングといった課外プログラムに参加することもできるので(有料オプション)、土日に習い事のための時間を割かなくていいといった考え方もある。

お昼寝する時はパジャマに着替えるそうで、これは他の園ではなかなか無い方針である。そのため、通常の着替えの他にパジャマを持参する必要がある。

食育については、給食は食材にもこだわり、1歳児クラスではジャガイモ洗い、2歳児クラスではトウモロコシの皮剥きなど、積極的に食育を実施。
幼児クラスは魚の解体ショーなども行われ、命をいただくという意味を園児に考えさせてくれる食育の実施は有り難い。

保護者の手荷物を出来るだけ減らしたいといった観点から、月額2,500円でサブスク導入。エプロン、おしり拭き、お昼寝用の寝具、汚れ物用のポリ袋は園で用意してくれる。
オムツは持参だが、一枚一枚記名する必要はないとのことで、手間要らず。
通常の着替えは3セット。前述のとおり、別途パジャマ。

日々の運動は?園庭とお散歩コース

小さめではあるが園庭あり。夏場の水遊びは園庭で行うことができる。
お散歩コースは寺院や海岸など。一階フロアは大きな鏡張りのスタジオになっている。

ベビーカー置き場や駐車場の有無

登園時に抱っこ紐やベビーカーを置いていける(ただし、スペースに限りがあるため0歳児優先)。
交通手段を自家用車で考えている場合、駐車場は園の近くにある提携のコインパーキングを利用することができる。駐車料金は無料ではないが、50%割引でチケットの購入が可能。

保護者との連絡手段や発熱時の呼び出し

連絡帳アプリ導入済み。
発熱時の呼び出しは38度で、体調不良の園児は保育室から離れた別室で看病してもらえる。グループ系列の、うちゅう保育園みなとみらいでは病児保育の対応も可能。

鎌倉の認可保育園「佐助保育園」を見学した感想

2件目は、園児の人数に対して施設が比較的広めで、開放的な雰囲気が魅力の「佐助保育園」。社会福祉法人が運営していて、市外に富士見保育園(藤沢市)と深見台保育園(大和市)もある。

📍所在地:鎌倉市佐助1-13-6
鎌倉駅西口から徒歩10分ほど。
出入口にオートロックシステムは無いが、一階の事務室に男性職員を配置して、不審者の侵入など防犯対策をしている。

園児数と主な特徴

園児数は96名定員(2025年1月31日時点)。

食育については、春にはお団子作り、秋には芋掘りなどの年間行事がある。温かい雰囲気の中で食事することを大切にしていて、毎月の献立表は公式ホームページにて公開されている。

特にサブスク等は無く、オムツには一枚一枚記名した上で持参。
登園時に持参した着替えやオムツなどの荷物は、保護者が所定場所に補充する。登園時の園内での所要時間は10分程度といった声もあったので、朝の時間に余裕がない場合は注意が必要である。

日々の運動は?園庭とお散歩コース

広めの園庭あり。お散歩コースは源氏山公園など。乳児クラスから園庭で泥んこ遊びをするなど、運動量は多いとのこと。

ベビーカー置き場や駐車場の有無

ベビーカー置き場あり。駐車場は、敷地内に送迎時のみ利用できる無料駐車場がある。

保護者との連絡手段や発熱時の呼び出し

連絡帳アプリ導入済み。発熱時の呼び出しは37.5度。

鎌倉の認可保育園「保育所のぞみ」を見学した感想

3件目は、豊島屋本店(鳩サブレー)の裏側に位置し、特定非営利活動法人(NPO法人)が運営する保育園「保育所のぞみ」。

📍所在地:神奈川県鎌倉市小町2-11-4
鎌倉駅東口から徒歩4分。小町通りからも行けるが時間帯によっては混みがちなので、若宮大路からのアクセスがおすすめ。
出入口にオートロックシステムと防犯カメラが設置されている。

園児数と主な特徴

園児数は25名定員(2025年1月31日時点)。

預かり時間が他の園よりも長く、19時半まで延長保育を利用することができる(延長保育を利用する際に軽食や夕食の用意は無い)。
また、登園時は出入口で職員さんに子どもと荷物を預けられるため(所定場所への補充などは園で対応)、朝の時間に余裕が無い保護者にとっては有り難いポイントだと思う。

食育については、魚の解体ショーを実施している。
全体的にアットホームな雰囲気で、小規模かつ少人数制なので、全職員が園児一人ひとりのことをしっかりと把握されているようで安心感がある。
サブスク等は特に無く、使用済みオムツは持ち帰り。

日々の運動は?園庭とお散歩コース

園庭は無いが、お散歩コースは源氏山公園など、曜日毎だったか予め決められたパターンがあり、運動不足にならないよう考えられている。

ベビーカー置き場や駐車場の有無

ベビーカー置き場や駐車場は無い。

保護者との連絡手段や発熱時の呼び出し

連絡帳アプリは導入されておらず、紙のノート。
発熱時の呼び出しについては、園児一人ひとりの平熱も踏まえたうえで柔軟に対応されていて、37.5度に達したら呼び出しといった一律の考え方はしていない。

鎌倉の認可保育園「鎌倉おなり保育園」を見学した感想

4件目は、鎌倉静養館(介護施設)を運営する社会福祉法人の保育事業で、御成商店街エリアにある「鎌倉おなり保育園」。

📍所在地:鎌倉市御成町2-5
鎌倉駅西口より徒歩4分。
ALSOK警備システムや防犯カメラ・非常通報設備がある。
1階に事務所・ロビー、2階に0〜2歳児の保育室、3階に3〜5歳児の保育室があり、各フロア出入口にオートロックが掛かっているので、不審者の侵入はかなり難しいと思われる。

園児数と主な特徴

園児数は50名定員(2025年1月31日時点)。

食育については、介護施設の菜園を利用して、園児が野菜の栽培や収穫を行い、その収穫物で調理の指導もしてくれる。なお、園児が調理したものは園内で食べ、持ち帰ることは無い。
高齢者(介護施設利用者)との交流も多く、思いやりの心を養うことを保育方針の一つとしている。

見学して驚いたポイントは、2階と3階の保育室それぞれに立派な園児トイレがあることと、空調設備が良いのか雨天時でも空気が澄んでいて快適に過ごせること。
サブスク等は特に無し。お昼寝の際に利用する寝具(お布団やシーツ)は持参するが、3歳児以降は薄手のシーツのみで構わない。
保護者が平日に参加する行事として、年に1回、保護者懇談会がある。

日々の運動は?園庭とお散歩コース

園庭は無いが、一階エントランスにプールの設置が可能なスペースがあり、夏場は敷地内で水遊びができる。その他、お散歩にも出かけるし、近隣の施設を借りることもあるとのこと。

ベビーカー置き場や駐車場の有無

駐車場は無いが、有料駐輪場が保育園の隣にある。
ロビーが広いのでベビーカー置き場には余裕がある。

保護者との連絡手段や発熱時の呼び出し

連絡帳アプリは導入されていない。発熱時の呼び出しは37.5度。

保育園それぞれに良さがある前提で何を重視するか

保育園によって特徴や条件はさまざまである。
希望施設の順位を決めるにあたって、何を重視するかはご家庭によって異なるだろうが、数年に渡って日常的に通う場所なので、ファーストインプレッションも大切にしたいと私は思う。

しかし、「この保育園に我が子を通わせたい!」と想像を膨らませても、なかなか入所することが出来ないのが現実である。
保活は、就活をするときの感覚に似ている気がする。企業説明会へ出向き、「ここで働きたい!」と胸を躍らせて応募するが、残念ながら内定をいただけず落胆、といった具合である。

他の保育園についても、順次、見学した際の感想を書きたいと思う。

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