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FX成功の鍵はメンタル管理!勝敗を左右する感情の理解

みなさん、こんにちは!今日は、FXで成功するために欠かせない「メンタル管理」についてお伝えしたいと思います。

FXトレーダーは、トレード過程において避けられない感情の影響を受けていますので、これらの影響を抑える「メンタル管理」が不可欠です。

今回は、メンタルに影響を与え、トレード結果を左右する感情と、その影響を抑えるための具体的な対処法について、私の体験を踏まえて解説したいと思います。


そもそもメンタルとは

メンタルとは、簡単に言えば「心の状態」のことを指します。

この心の状態は、私たちの行動や判断に大きな影響を与え、特にトレーダーやアスリートのように、プレッシャーの高い環境で働く人々にとって、メンタルの安定は極めて重要になります。

それは、メンタルが安定することで、冷静な判断とストレスを効果的にコントロールできるようになり、結果的にパフォーマンスを引き出すことが可能になるからです。


メンタルに影響を与えトレード結果を左右する感情とは

では、トレードにおいて、メンタルに影響を与え、結果を左右する感情とは何でしょうか?

それは、「焦り」、「高揚感」、「不安」、「慢心」、「怒り」「疑念」、「恐怖心」です。

これらの感情は、さまざまな状況で発生し、トレーダーの行動に直接的な影響を与えます。

ほかにも、「後悔」「無気力」「絶望感」などがありますが、これらは、次のトレードへ向かう気力そのものを奪ってしまう感情ですので、今回はトレードを継続していく上で影響を与えるものに絞って解説したいと思います。

では、次のセクションから、私の経験をもとに、それぞれの感情がどのように現れ、どのような行動を誘発するのかを見ていきましょう。


7つの感情が生まれる状況とリスクについて


(1)トレード前に生じる「焦り」
チャートを目の前にすると、お金を増やしたいという欲望から「焦り」が生まれます。

この焦りに支配されると、勝つことしかイメージできず、「早く稼ぎたい!」という衝動から、待つことができずに早まったエントリーをしてしまいがちです。

私がよく失敗したのは、重要な節目のブレイク前に、「多分ブレイクするだろう」と安易に判断してフライングエントリーを行うことでした。

これは、節目までのpipsを利益として取り逃すのが勿体ないという感情から、早めにエントリーしてしまうのですが、結果は節目で反発して損切りに遭うことが大半でした。


(2)エントリー後に生じる「高揚感」と「不安
エントリー後、相場が思惑通りに動くと「高揚感」が生まれ、反転した場合、含み益が減少する過程で「不安」が生じます。そして、利益が延ばせる相場状況であっても、利益確定を早めてしまう「チキン利食い」を引き起こします。

尚、高揚感は、期待通りに利益を確定できたときに「慢心」を引き起こすことがあり、次のトレードで注意が必要です。

一方で、相場が逆行すると、ここでも「不安」が生じます。
含み損が拡大するほど不安は増し、冷静な判断を妨げます。その結果、損切り位置をずらしたり、決済を躊躇することで、思わぬ損失を被ることがあります。

私自身も「損切ずらし」をよくやりました。

レートから一定の幅を置きながら逃げるように損切位置を上下させるのですが、結局は損切りに遭うため、無駄な行為でしかないのですが、「不安」に支配された状態では、冷静に判断することが困難になります。


(3)勝ちトレード後に生じる「慢心」
「慢心」は、トレードで勝った後に生じ、連勝や大きな利益を得たときに強く影響を受けます。この慢心は、雑なトレードや損失管理の甘さを誘発し、その後のトレードで大きな損失を被る可能性を高めます。

私も連勝が続いたとき、まるで天下を取ったかのような錯覚に陥り、『これでFXの攻略法は完璧だ!』という「慢心」に支配されました。

「慢心」に支配されると、決まって高ロットで取引を行うことが習慣になっていました。結果的に、連勝で得た利益を、一回のトレードで失うことが多々ありました。


(4)負けトレード後に生じる「怒り」
トレードで負けたときに生じる「怒り」は、特に自信のあったトレードで負けたときや、得た利益を失ったときに強くなります。

私も利益が減ったときに強い怒りを感じ、その結果、トレードが雑になり、無謀なエントリーを繰り返すという負の連鎖に陥ることがよくありました。


(5)連敗後に生じる「疑念」と「恐怖心」
連敗が続くと、自分のトレードスキルに対する「疑念」が生まれます。

トレード手法の十分な検証が行われていなかったり、理解が乏しい場合、「本当にこのやり方で大丈夫なのか?」という疑念が生まれるのです。

さらに、「恐怖心」が加わることで、トレードを続けることが難しくなることがあります。私自身、トレードスキルが不確かな状態で連敗を経験し、大きな損失を出したときは、「疑念」とともにお金を失う「恐怖心」に支配され、トレードができなくなることがありました。



まとめ:メンタルへの影響をいかに抑えるか

FXトレードを続けていく以上、感情の影響は、いかにメンタルが強くても避けることは難しいものです。

そのため、メンタルを鍛えるという発想ではなく、これらの感情を受け入れつつ、影響を最小限に抑えるという思考が重要になります。

では、どのように対処すればいいのか?
「エントリー前には深呼吸をする」、「連敗した時はPCを閉じてトレードを休む」、「損切は小さくする」などが、一般的に言われていますが、これは根本的な対処法ではありません。

根本的な対処法とは、先ずご自身のトレード手法を完全に理解し、絶対の自信を持っていることが前提の上で、トレード毎に下記の確認を行い、すべて満たされた時にトレードを行うようにします。

- 長期足の相場の方向は上なのか下なのか?
- 節目はどこか?
- エントリーポイントはどこを越えたときか?
- 取引ロット数と損切幅は、損切許容額から算出されているか?
- 期待通りに動いた時の決済はどうなったら行うのか?

これを機械的に行えば、メンタルが感情の影響を受けにくくなると思います。
どれも重要な項目ですが、私が特に重視している点が、「エントリーポイントはどこを越えたときか?」です。つまり「焦り」の抑制です。

みなさんは、トレード中に感情が結果を左右することはありませんか?
感情の影響を受けやすいと感じているトレーダーの方は、トレード中に生じる感情とご自身のトレードを客観的に分析してみることをおすすめします。

これにより、感情がどのようにトレードに影響を与えているかを理解し、改善のヒントを得られるかもしれません。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てたなら、嬉しく思います。次回もお楽しみに!

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