blog「処分」※2009年6月5日
(おにぎりが手かせをされ座っている。処刑人がその隣に板付き)
処 では、はじめるぞ!
お 待ってください!僕が何をしたというんですか?
処 コンビニのおにぎりよ…。お前は大きな嘘をついた。
お 僕の米一つ一つを見てください!嘘をついてる米がこんなにも光りますか?
処 お前たちが言う「おふくろの味」は工場で作られているんじゃないのか!
お そっそれは…
処 それにお前は添加物にも手をそめた!
お それは時間が立っても腐らないためですよ!
処 その根性が1番腐ってんだよ!いいか…おにぎりはカチカチになって、黄色くなって、腐るものなんだよ。
お 僕だって長持ちしたいじゃないですか!
処 ふん…お前はあの時のサンドイッチと同じことを言ってるよ。
お 違います!
処 いや、一緒だ!
お あんな米国生まれのものと一緒にしないでください!
処 現にツナを挟んだりしてるじゃないか!
お あれは…人気商品なんですよ!
処 (怒りながら)ならばお前の背中にある成分を読んでやろう!
お やめてください!
処 PH調整剤、グリシン、トレハロース、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)
お やめろ〜!やめてくれ!わかった、わかったから。
処 最後に、昔、お前たちを手に塩をかけて握ってくれた母親に何か言い残すことはないか?
お 今度はおにぎりじゃなく、おむすびで生まれたかった。。
処 おむすびか…愛情たっぷりって感じだな。
お たくあんも横につけてほしいな…
処 ザ・工事現場で食う飯って感じだな。
お 早くやっちゃってください。のりがパリパリの間に。
処 ほう。大和魂はまだ忘れてないみたいだな。
お (のりを剥いて)お願いします。
処 うむ。でぃあ!(おにぎりの首を落とす)
お (おにぎりの具を見て)大和魂を忘れていないと思ったら…梅干しだったのか…。
完
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