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ZAICOの文化「ハッカソン」とは?CTOと代表が語る“エンジニアの可能性”【社内対談】
こんにちは!ZAICO広報チームです。
ZAICO社では、「ZAICOってどんな会社なの?」「どんな人たちが働いているの?」といったリアルな社内の様子をお伝えするため、不定期で社内対談を開催しています!
今回は、ZAICOの記念すべき5人目のエンジニアとして2020年に入社した、Dev(エンジニア)チーム兼CTOの深田達也(以下、深田)と、ZAICO代表取締役・田村壽英(以下、田村)の対談の様子をお届けいたします。
「当時は自分しかできなかった仕事を、今は任せられる人が増えた」と語る深田。ZAICOとともに歩んできた約5年間を、ZAICOならではのカルチャーや、エンジニアのための開発イベント「ハッカソン」を踏まえて振り返ってもらいました!
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入社して最初の仕事は「E2Eテストの導入と改善」
――深田さんはZAICO社で5人目のエンジニアとして入社されました。当時の環境は?
田村:ZAICO社はこの4〜5年で組織が大きくなったよね。深田さんが入社した当時は、まだzaicoの機能が全然足りていなかったので、僕も含めて全員で開発をしていました。
深田:僕が入社して最初の仕事は、E2Eテストの導入と改善でした。当時単体テストはあったんですが、ブラウザでするテストは自動化されていなかったんですよね。なので、大きなテストをしようとすると毎回、エンジニアが自分でテスト仕様書を書いていました。
田村:テストを自動化して、エンジニアの工数を減らしたかった。そこで、深田さんが得意だからやってもらおうか、ということになったんですよね。
一大プロジェクト「変更履歴」のリプレイスを担当
――その後、大きなプロジェクトとして、zaicoの「変更履歴」(※1)のリプレイスを深田さんが約半年かけて担当しましたね。
深田:もともと構想はあって、作り込まれた設計書も用意されていました。ただ、やる人がいなかったために着手できていなかったんです。
田村:既にある程度仕様はまとまっているし、深田さんもすごい速さでテストをしてくれていたから、難しいものでもお願いできるだろうと思ってお任せしました。
――田村さんの期待に対して、深田さんの対応はいかがでしたか?
田村:こんな短期間でこんなに質が高いものができるのは、やっぱりすごいなと思いました。僕だったら絶対そこまでできなかった。また当初考えていた仕様以上のものを考えて、作ってくれたというのはすごかったなと思います。
エンジニアの可能性を信じて「ハッカソン」を開催
――ZAICO社では不定期で開発イベント「ハッカソン(※2)」を開催しています。田村さんがハッカソンを始めた理由は?
田村:僕がエンジニア出身というのもあり、エンジニアの発明が会社の動きを変えていく可能性を信じていたからです。何となく「これは在庫管理につながるよね」という発明を、マーケットイン的思考とはまったく異なる方向から作っていくと、幅が広がるなと思ったんです。
――ハッカソンで深田さんが非同期処理のベータ版を作られて、その後実装されました。もともと構想はあった?
深田:以前は在庫データのエクスポートボタンを押したら、エクスポートされるまでブラウザが固まっていたんですよね。データが多くなるとタイムアウトすることもあったので、どこかで非同期処理を入れなければならないという課題意識はありました。じゃあどうやってやるかというタイミングでちょうどハッカソンがあったので、試しに作ってみたというのが背景です。
――過去のハッカソンをきっかけにプロダクト化されたもので、深田さんが印象に残っているものはありますか?
深田:かざしてzaicoです。これは、のちにZAICO社の研究開発チームができるきっかけになったと思っています。
ハッカソンの中で新たな機能ができたり、実際にそれがリリースされたりといったことは過去にもありましたが、ハッカソンをきっかけにチームが発足したのは初めてでした。
――ハッカソンはそれなりにコストもかかるし、場合によっては不発ということもあると思います。それでもやることに意義はあると感じていますか?
田村:あると思っています。マーケットインではなくプロダクトアウトでやっているので、製品としては失敗することがほとんどです。ただ、ZAICO社では昔はエンジニアも全員zaicoのお問い合わせ対応をしていたから、お客様と距離が近かった。そこから見い出されるものは、そこまで変なことにはならないだろうと思っていました。
深田:なんだかんだ毎回、全員がハズレということはないですね。zaicoの機能になったり、エンジニアの開発効率化になったり、必ず何かしらの効果が安定して出ていると思います。
ハッカソンへの期待値の高まりとともに、エンジニアのレベルも上がっている
――深田さんにとってハッカソンはどんな存在でしたか?
深田:ハッカソンで何かをするというよりは、それまで調べたり素振りしたりしていたものを、ハッカソンで形にするというような感じでした。それを発表する場があるのは、他の人がやっていることや、こういうことができるんだということを知れる良い機会でもあります。
昔はいろんな問題があったので、改善しがいがありました。ハッカソンだけでなく、業務外でも四六時中何かを試していたような気がします。
――昔と今のハッカソンを比べて、変わったことはありますか?
深田:要求されるレベルが高くなってきているようには感じます。以前は、非同期処理のような「明らかに直さないといけないもの」が多かったのですが、今はプロダクトの完成度も上がっているので、何かを改善するとなると難易度が高いんです。
田村:ちょっとしたものではなく、明確に価値があるものが求められていると思います。そうじゃないとだめだよね、という雰囲気も出てきているし。
――確かに最近は、全社としてハッカソンに対する期待値が高まっていますね。
深田:それによってエンジニアのレベルもどんどん上がってきているので、いいんじゃないかなと思いますね。
“合宿ハッカソン”で親睦がより深まった
――直近では2024年10月に、初めてオフラインでのハッカソンが開催されましたね。
深田:今年は全社メンバーがリアルな場で集まる機会もなく、みんなで会うきっかけを作りたいという思いがあったのでオフライン開催にしました。
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――オフラインとオンラインで違いはありましたか?
田村:めちゃくちゃありました。オフラインだと、親睦の深まり方がまったく違いましたね。
深田:オンラインだと発表して終わりなので、親睦を深めるところまではできないんですよね。オフラインだと、特に今回は合宿のような感じで前後泊あわせて3泊くらいしたので、毎晩眠る直前までずっと話して、また開発して…という感じで。これまでこんなに話したことなかったなというくらい、3〜4年分は話した気がしました(笑)。すごく良かったと思います。
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――今回のハッカソンで、深田さんが特に評価しているチームはありますか?
深田:ハッカソンでは、できるかどうかわからないレベルのことにチャレンジして、それがうまくいったらいいなという思いがあります。なので、今回もそういうところに積極的に挑戦していたチームは良かったと思います。
――今後のハッカソン開催の予定は?
深田:四半期から半年に一回くらい、オンラインとオフラインで交互に開催できたらいいなと思っています。毎回オフラインだと、企画する人も大変だと思うので(笑)。
――これからも期待しています。ありがとうございました!
ZAICO社ではエンジニアを積極採用中!
ハッカソンのように直接機能開発に取り組める環境で働きたい方、弊社深田や田村とともにZAICO社で働きたいと思ってくださった方は、ぜひご応募ください!
(※1)zaicoの変更履歴機能はアプリ側がオフライン対応をしています。過去に操作されたデータが過去の操作日時で反映され、かつ、それよりも未来日の操作があったら、在庫数がすべて合うように再計算をして処理しています。
(※2)ハッカソンとは、エンジニアメンバーが集まり、短期間で開発作業に集中して取り組むイベント。