3日半の一人暮らし
相方と息子は日本に滞在中、娘は親友と一緒に3日間カヌー旅行で不在。今週の月曜日から木曜日の夕方まで久しぶりにひとりだった。貴重なひとりの時間を満喫した、と言いたいところだがなんとこのタイミングで二連続夜勤のシフトが入ってしまったので夜勤を乗り切る3日間になってしまった。残念無念。
就寝のリズムがほぼ戻ったのか昨日は24時前にベッドに入り、今朝は7時過ぎに目が覚めた。途中で3時頃に目が覚めたがそれだけで済んだのでマシな方だろう。
せっかく早く目が覚めたのでひとりの隙に汚れたシーツや布団を丸洗いしておこう、などと思ってしまった。ついでに部屋のあちらこちらを掃除する。全部はできなかったが7割ぐらいできたところでジムへ向かう。夜勤中に仮眠を取っていた時間帯だったので若干フワフワしていたがゆっくりと走り出す。走っているうちに昨日の整形外科医の声が聞こえてきた。
「限界に挑戦してみて。まずは5キロから。」
つ、つらい。夜勤明けすぐなので当たり前である。なんでこんなことをやろうと思ったのか。掃除に洗濯もそうだが多分今日はこんな日なのだろう。ちょうど息子と相方が宮崎の親友の家に遊びに行っているときに地震が来るような日なのだ。ほんと勘弁してほしい。地震は怖い。息子にとっては初めての大きな地震である。さすがにびっくりしたのか2度も電話が掛かってきた。
「心配しすぎないで。大丈夫だと思うから。」
恐らく空振りになるであろう、だが初めての「南海トラフ巨大地震注意」のお知らせ。巨大地震に一体どう注意すればいいのだろうか。備えあれば憂なし、とはいうが避難用品を揃えるとか近所の避難場所を確認しておく、とか。息子には大阪に戻ったら滞在先のアパートのエレベーター以外の動線を確認するように言っておいたが果たしてわかるのだろうか。実家に近い場所でよかった。あまり心配しすぎてもせっかくの日本滞在を楽しめない。いざという時のために心構えはするとしても、残りの滞在を満喫してほしい。
そんなことをジムのテラスでひっくり返りながら思ったりもする。自然災害は避けようがないからだ。戦争は人災である。今年はとにかく元旦からおかしかった。地震も戦争も起こりすぎである。さすがにこれではメンタルが保たない。
はぁ、休日も終わってしまう。明日は遅番なのでゆっくり眠れるといいな。そういえば、カヌーの旅から帰ってきた娘は開口一番にこんなことを言った。
「ドイツ人ばっかりで(おもしろくない)ギャグに疲れたわ。2日目まではなんとかなったけど、最後の日は無理やった」
え、そこ!?カヌーが楽しかった、とか川がきれいだった、とかではなく?関西の血がおもしろくないギャグに過剰反応してしまったのだろうか。何とも気の毒な気持ちになった、というのは嘘であまりの意外な感想に思わず笑ってしまった。