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2022年によく読まれた記事
こんなまとめサイトがnoteから送られてきた。今年の気分を一番よく表している記事「煩わしさと海外生活」がトップだったのは納得がいく。心待ちにしていた3年越しの一時帰国を経て、ドイツの首都であるベルリンに帰り、落ち着いた頃に書いた記事である。
そして、意外なのが「アレな感じになってしまう日本人コミュニティ」。これはどこかで見かけた投稿を元に自分のケースについて思いつくまま書いたものだ。読み返してみると前置きが若干長すぎるきらいがあるが、とにかく90年代半ばのベルリンには日本人コミュニティと呼べるようなものはほぼ存在しなかったことや2000年以降の状況について触れてみた。20年以上も住んでいる今となっては、逆に在ベルリンの日本人と積極的に会うことが格段に増えている。自分に適した距離で付き合いができればそれでいい。
3番目に読まれた記事は「チーム・バーブシュキ」について(2022年12月30日現在)。チーム・バーブシュキというユニットでベルリンの廃墟本を出したので、興味のある方は是非手に取って頂けると嬉しい。コロナ禍で鬱々としがちだったときにツイッターで知り合った林さんと一緒に廃墟をいくつか回り、写真集を作った。また来年にもベルリンの続編を出す計画をしている。可能であればソフィアやブカレスト編も作ってみたい。
本といえば、先日ふと思い出してツイッターに投稿した「90年代のロシア」についてもまとめられればと思っている。90年代といえばベルリンについても以前からまとめたいと考えていた。ベルリンの壁が崩壊してまだ間もない頃。東西ベルリン、東ドイツと西ドイツが統一したばかりの過渡期でカオスな時代ではあったが、今から思えば平和なひとときだったのかもしれない。
ロシアでの年越し1900-2000
— mariko kitai@良いお年を〜 (@zaichik49) December 29, 2022
2度と手に入らない時間#私のスローシャッター pic.twitter.com/WDd0wJIK37
1999年の大晦日といえば、ベルリンに来てから5度目の冬に当たる。ベルリンに来たばかりだというのに、時間を見つけてはモスクワに足を運んでいた時期だ。バイト先だったギャラリーのオランダ人キュレーターには「やりたいことをもう少し絞った方がいい」と説教をされたこともあるくらい。ベルリンかモスクワに住むかで気持ちがぐらぐらしていたからだろう。
あれもこれもそれも、という性格は残念ながらそう簡単には治らなかったようだ。とにかく気が多すぎるのである。来年がどんな年になるのかさっぱり検討もつかないが、年々ハードモードになっていくのは間違いなさそうだ。もういつ何が起こってもおかしくない時代。少しは明るいニュースが増えることを祈りつつ。
良いお年を!!
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