ドイツではベルリンだけが祝日の「国際女性デー」
近所のスーパーに3度目の祝日が来ても張り紙が出してあるくらい、まだ祝日ということが浸透していないらしい「国際女性デー」。
そう、ドイツ国内でなぜかベルリンだけで正式に祝日に制定されたのが2019年から。決定自体は前年11月に出ていたらしい。もう3度目なのか、と思うくらいなので個人的にもまだ祝日だという認識が薄いようである。
ドイツは連邦制なので、州ごとに祝日も学校休暇の時期も異なる。ベルリンはその中でも年間にたった9日間だけが祝日だった。これはドイツ全国で最も祝日の日数が低い。一番多いバイエルン州では年間12日が祝日である。その上、カトリック色の強い地域にはさらに1日宗教上の祝日が設定されているので全部で13日間ということになる。
ドイツの祝日は基本的に宗教がらみのものが多いため、カトリック色の強い地域の方が年間の祝日も多くなるのだろう。ちょっと不公平ではないか、という気持ちになる。
宗教的理由でない全国区の祝日に当たるのが10月3日のドイツ統一記念日(Tag der deutschen Einheit)である。そのため、3月8日の「国際女性デー」(Weltfrauentag)以外では5月8日の「解放の日」(Tag der Befreiung)も候補に挙げられていた。実際に、終戦75周年に合わせてベルリンでは例外的に2020年の5月8日を祝日としている。
ロシアではこの「国際女性デー」はかなり重要な日であり、男性が女性に花を贈り、女性を労る大切な機会とされている。
ベルリンでは祝日になったものの、はて?別に普段となんら変わるところがなかった。それでも、週末や祝日は基本的に相方に料理をしてもらうようにしているので、連休中は普段に比べると献立を考えずに済んだのはよかった。
まぁ、なんというか家庭内ということに絞れば「女性の権利を主張する」というより、最近はできる人ができることをできる範囲でやればいいか、という気持ちでいるというのが正直なところだ。
大阪の妹が誕生日だったので、久しぶりに少し話をした。その際に、母親とも少し話をしたのだが、「コロナで大変な時に無理に詰め込んで働かんでも、ちょこちょこやればいいんと違う?まだ子供たち小学生やし。」というような話になった。
母親は私が小学生の時、確か何度か働きに出ていたことがある。父親の仕事が一時的に減ったことがあるのだ。私が9歳くらいの時だったように思う。熱があって小学校を休んだ日もひとりで大人しく家で寝ていた。そして、それが割と普通にできる子供だったのだ。
今、自分の息子がちょうど9歳なのだが、子供によると言いますか。息子は放っておくと成績が一気に下がるのは一目瞭然。具合が悪くて熱のある時に家でひとりで留守番なんてとんでもない!全くもってタイプが違うのだ。
それにしても、あの時代にしては両親ともマイペースというか、かなり考え方が柔軟な家庭だったように思う。父親の帰りも早かったし、育児にもきちんと参加していた。子供の頃はどちらかと言えば、父親と出掛けた記憶の方が多いくらいである。母親もその時、その時に応じて臨機応変に働きに出ていたし、楽しそうに仕事をしていたように思う。
家庭の役割分担に正解などないので、各家庭ごとのベストを見つけてうまく回せればそれでいいような気がする。そんなことをふと思った「国際女性デー」ということで、今日はこの辺で。
*タイトル画像はみんなのフォトギャラリーよりillust_himeさんのイラストをお借りしています
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